40代の身だしなみ徹底講座

40代からでも遅くない好感度UP!清潔な身だしなみを手に入れる為の情報を徹底分析してお届けします。

頭はいつも清潔に保っているつもりでも頑固なフケが止まらない

40代にもなれば立派な中高年。まだまだ働き盛りの年代につきないのは体の悩み。

その中でも頭皮の悩みは薄毛や脱毛というキーワードに注目が集まるのはなぜでしょう?

薄毛や脱毛は当事者にとっては一大事かもしれませんが、周りから見ればそんなに気にする事ではないですよ。

薄毛でも短髪にして、ビシッとスーツを着込んだ方は十分カッコいいですよね。

それよりも頭皮の悩みで深刻なのは『頑固なフケ』です。

いくら身だしなみを整えていても、どうしても肩口にフケの山ができると周りの目が気になります。

毎日お風呂に入ってしっかり洗っているのに不潔に思われてしまうフケは、清潔感を失う最大の敵です。

そんな頑固なフケのタイプと解決策をご紹介します。

 

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40代のフケは清潔感を失う最大の敵、頑固なフケの種類と原因

中学生の頃はそんなに気にしていなかったフケ、それでも黒い学生服にはフケは大敵、毎日朝から鏡とにらめっこしてフケを肩から叩き落とす。学校に行っても授業中、休み時間いつでも肩口のフケをはたきながらの学生生活。パラパラしたフケなのではたけば問題なし。少しフケの多い『フケ症』で『そのうち治るだろう』と安易に考えていました。

それから歳を重ね就職活動で紺色のスーツを着る時友人の結婚式に行く時、40代の今となっても毎日の通勤で肩のフケを気にしない日はありません。しかし、フケは治らないものではありません。フケの原因を知り、しっかりと対策してフケの悩みから解放されましょう。

 

一概にフケといってもタイプがあります。

粉の様にパラパラした小さなフケや、日焼けの後にむける皮の様な大きなフケ、乾いたフケや脂っぽいフケ、どんなタイプでもそれに応じた対策があります。40代にとって清潔感は対人関係の命綱です。毎日しっかりシャンプーしているのに、フケのせいで『不潔』や『だらしない』などと思われては心外ですね。

 

フケはいわゆる頭皮の肌荒れです。

顔や手足、体の皮膚にさまざまな肌荒れの原因があり、その原因を予防や解消するためにさまざまな対策をすると思いますが、フケの対策も顔や手足と同じようにフケの原因を突き止めフケのタイプに合わせた対策をとることが大切です。

 

フケの原因、頭皮の肌荒れとは。

頭皮を含めた体の皮膚の細胞は皮下組織で作られており、ターンオーバー(新陳代謝)によって、約1ヵ月弱で体の皮膚から自然にはがれ落ち、新しい皮膚が生まれるというサイクルで回っています。健康な皮膚の場合、お風呂や何らかの拍子に体から剥がれ落ちています。その皮膚はあまりにも小さく軽いので肩に積もる様な事はありません。
しかし、頭皮が乾燥していたり、炎症を起こしていたりすると目に見えるほどの大きな塊で皮膚がはがれ落ちてきます。それが頭皮で起きると『フケ』となります。

 

乾いたフケには保湿、湿ったフケには洗浄でそれぞれのフケの対策

フケは脱落する表皮細胞と皮脂が混ざっています。皮脂が少なく角質の水分量が少ないフケを『乾性フケ』と言い、皮脂が多く角質の水分量が多いと『脂性フケ』と分類されます。

 

乾性フケは、皮脂の分泌が少なくなってしまい、頭皮の保護能力が落ちる事によって、ダメージを受けフケとなることが多いです。また、アレルギー症状が起こる事で同じようなフケの症状が起こることがあります。

乾性フケの予防と対策は、乾燥を防ぐ『保湿』が重要です。毎日複数回頭を洗う洗い過ぎ、頭皮をガリガリ爪で傷をつけてしまう洗い方、などに注意をすることと同時に、刺激と洗浄力の強いシャンプーから、低刺激で洗浄力がマイルドなシャンプーやコンディショナーへ変える事で症状が非常に速い段階で改善されることが多いです。

 

一方、頭皮からの皮脂分泌の量が原因で起こるのが『脂性フケ』です。

 

人の皮膚にはカビの一種でもある『マラセチア菌』が住んでいます。マラセチア菌は常在菌と呼ばれ、誰でも持っている菌なので、特にマラセチア菌がいるから脂性フケになるわけではありません。マラセチア菌は皮脂をエサとし繁殖する常在菌です。その皮脂を脂肪酸という物質に分解する過程で、頭皮に炎症を起こしてしまいます。この炎症が原因となり『かゆみ』を生じたり、頭皮がまとまった形ではがれたりしたものが『脂性フケ』になります。
マラセチア菌が皮脂の過剰分泌が原因で異常繁殖した場合、この炎症がひどくなり大きな範囲でかさぶたの様な赤みが出ます。この炎症は特に耳の後ろや後頭部の髪の毛の生え際に多くあらわれます。この炎症性疾患を『脂漏性皮膚炎』と呼びます。軽度の脂性フケの症状がある場合、それは脂漏性皮膚炎の予備軍であると言えます。

脂性フケの予防と対策は、生活習慣の改善と頭皮を清潔に保つ事が大切です。脂性フケは皮脂の過剰分泌によってマラセチア菌が繁殖したことによる炎症なので、生活習慣の中でも食事は非常に重要です。肉中心の食事から、魚や野菜を中心とした食事に変える事が必要です。また、頭皮を清潔に保つために毎日シャンプーする事は大切ですが、その回数は1日1回です。洗い過ぎによる頭皮への負担はかなり深刻です。さらにはシャンプーする時は頭皮に傷をつけない様に爪を立てずに洗いましょう。かゆみの症状がひどく、かさぶたの様な赤みのある時は、マラセチア菌の繁殖を防ぐ抗真菌剤入りのシャンプーに変えてみるのも効果的です。

 

フケ対策のシャンプーが症状にあっていないとフケが悪化する

フケ対策のシャンプーを色々試してはいるけどいまいち効果が無い、それどころか少し前よりフケの量が増えたと感じるのはなぜでしょう。

 

それは、ご自身のフケの症状と対策シャンプーがあっていないかもしれません。

 

頑固なフケほど原因は単純ではないかもしれません。脂性フケは『脂漏性皮膚炎』『アトピー性皮膚炎』『乾癬』『しらくも』『接触皮膚炎』などのさまざまな皮膚病が基礎疾患としてあります。
多分、軽度の脂漏性皮膚炎だろうと抗真菌剤入りの抗菌シャンプーに変えてもなかなか改善しない、という方が、実は抗真菌剤の成分にアレルギーを持っているとそこから『かぶれ・炎症』を起こしてしまい、フケの症状が軽くなるどころかひどくなってしまう事も多くあります。そのような接触アレルギーは、リンスやカラーリング剤、ヘアトニックなどの整髪剤も炎症を起こす原因と言われています。

 

なかなかフケが治らないのであれば、アレルギー性の疾患も診れる皮膚科の専門医を受診する事が非常に大切です。炎症の原因をはっきりさせる事で、適した治療方法が見つかります。低刺激のシャンプーに変えてみたりする事も非常に大切ですが、一度皮膚科の専門医に相談し、炎症の原因をはっきりさせ、抗真菌剤やステロイド剤をうまく使用する事で、すばやくフケやかゆみを解消でき『頭皮の肌荒れ』を改善する事ができるでしょう。

まとめ

フケは軽度の内にしっかりと対策をしておくと重症化しないので、自分の正確な症状を知ることが大切です。

シャンプーを変えてみたり、生活習慣をかえてみたりとできる限りの事はやっているが効果がでない。のであれば、皮膚科を受診してください。専門医であればしっかりと診断をつけてくれて最善の治療計画も立ててくれるでしょう。

フケがひどい、かゆみがひどい場合はまずは皮膚科へ。

病院はいきたくないからと食事改善を求めるなら、食事だけで対応するのは非常に大変なので、ビタミンB2・ビタミンB6などのビタミン剤などをサプリメントで補い無理なく継続する事を検討しましょう。

食事の改善や生活習慣の改善は未来の健康を作る為の地道なセルフケアですので、効果に即効性はありません。

効果がでるまでしっかり継続しましょう。

フケの悩みをしっかり解決して、清潔感のある40代になりましょう!

寝不足が続くとフケが多くなる?ストレスが原因のフケの対策と予防

頭皮の古い角質がはがれ落ちるのは、ターンオーバーという誰でも起きているお肌の入れ替わりです。

ターンオーバーのサイクルが乱れると、角質が目に見えるほどの大きさで頭皮からはがれ目立つフケとなります。

ターンオーバーのサイクルの乱れは、生活習慣の乱れが原因であると言われています。

この様に生活習慣の乱れが原因となる事は知られていても、ストレスがフケの原因になると言う事はあまり知られていません。

しかし、シャンプーを変えてみたり、シャンプーの方法も見直したり、しっかり頭皮のケアをしているのにフケが止まらなかったり、かゆみが出る場合は、その原因がストレスである可能性があります。

そんなフケとストレスの関係性と、しっかりとした対処方法をご紹介します。

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ストレスによってフケは出てしまう、ストレスとフケの関係性とは

フケとストレスはあまりつながりが無いようですが、ストレスもフケの主な原因のひとつです。

人はストレスを溜め込んでしまうとホルモンのバランスが崩れアドレナリンを多く分泌するようになります。アドレナリンが多く分泌されると体内の活性酸素が増加し、皮脂の過剰分泌の原因となっていしまいます。皮脂は適量以上の量になるとその分解が間に合わず『脂性フケ』を発生させてしまいます。

また、ストレスによって交感神経が緊張状態となり、筋肉や血管を収縮させてしまいます。筋肉や血管が収縮すると血行不良となり、頭皮へ十分な血液と栄養が行き渡らなくなってしまいます。十分な血液や栄養が取れなくなった頭皮は新陳代謝の乱れを起こし、頭皮の再生能力が低下してしまい『乾性フケ』を発生させてしまいます。

さらには、頭を使う仕事やいつも緊張状態で生活している場合は、そのストレスによって脳の神経が刺激されフケが出やすくなると言われています。

この様に、ストレスとフケは非常に関係性が深いものになり、ストレスは体の調子はもちろんの事ですが、頭皮にとっても全く良い事がありません。

ストレスによるフケの原因を知り、正しい対処方法を実践する

ストレスがフケの原因である事がはっきりわかったところで、ストレスの原因別にその対象方法をご紹介します。

ストレスによる筋肉や血管の緊張で血行不良には

血行不良の頭皮への栄養不足となります。血行を良くする方法はお風呂の湯船でゆっくりつかる『半身浴』がおススメです。特に発泡剤入りの入浴剤や、ゆっくり時間を過ごす為のグッズを使用することも大変有効です。半身浴の良い所は血行を良くするだけではなく、頭皮の毛穴を開き、毛穴の汚れを落としやすくし、余分な皮脂も簡単に落とせるようになります。
また、頭皮マッサージを行う事で凝り固まった頭皮の柔軟性を高め、さらに血行促進となります。また、軽い運動などで体を動かし体全体の柔軟性を高める事も大切です。体を動かすことでほどよく汗をかくことでスッキリしたり、ほどよく疲れを感じる事で深い睡眠を得られる効果もあります。

ストレスによる栄養不足にはビタミンを補給

ストレスを感じる事で食生活が乱れる事は良くある事です。満腹感が得られず食べ過ぎてしまったり、アルコールを飲み過ぎてしまったりは経験がありませんか?欧米食と言われる糖分や炭水化物がメインの食事は頭皮の皮脂分泌を過剰にしてしまいます。また、糖分や炭水化物はその分解に大量のビタミンを消費してしまいます。ビタミンやミネラルと言った物質は副腎皮質ホルモンと似た働きや、過敏になった神経を抑えてくれる働きを担っています。特にビタミンは体の正常を保つためにはとても必要な物質です。ビタミンが不足すると、疲労感や脱力感が増加したり、精神的にも不安定になり、集中力や協調性を失ってしまいます。
ビタミンの中でも特にビタミンBはフケを予防するためには必要不可欠な栄養素です。ビタミンBを多く含む食材を選び、意識してビタミンBを摂取するようにしましょう。毎日3食バランスのとれた食生活をすることが大切ではありますが、無理に食事だけで摂取しようとせず、サプリメントなども考慮して効率よく接種しましょう。食事の改善は効果が出るまでにかなりの時間を要しますので、しっかりと継続できるように無理のない改善が重要です。

ストレスによる睡眠不足はストレスをためる悪循環

睡眠にとってストレスは最悪です。過度なストレスによって寝付くのにかなりの時間を要したり、深い眠りについたと思ったら目が覚めて覚醒してしまったりと、睡眠を十分とれなくなってしまいます。
この様なことが続くと睡眠不足に陥り、心と体に十分な休息が与えられず十分な回復が出来ていない事によるストレスが発生し、さらにストレスをため込んでしまうという悪循環に陥ってしまいます。睡眠不足になってしまうと頭皮の新陳代謝が乱れてフケを増やしてしまう事につながります。質の良い睡眠を得るために、新陳代謝の活発となるゴールデンタイムにはしっかりと眠りについている事が大切です。ゴールデンタイム(22時から2時)に深い眠りにつくのはかなり難しいかもしれませんが、もし平日は無理な場合は、お休みの日に意識して眠るようにしましょう。また、質の良い睡眠を取るために就寝前のリラックスタイムが非常に重要になります。湯船でゆっくり半身浴をしたり、体の緊張をほぐすためにマッサージしてみたり、好みのアロマやお香でリラックス空間を作ったりしてみるのも効果的です。心と体の緊張をほぐして眠りにつき、質の良い睡眠を得る事が大切です。

ストレスによるフケはストレスを溜めこまない事で改善できる

ストレスの無い世界はこの世に存在しません。この世の中はストレス社会です。と言われるように私たちはストレスに毎日さらされながら生きています。ストレスを受ける場所は、職場、学校、家庭、ストレスとなる人は、仕事関係、友人関係、家族関係、ストレスとなる事は、将来、お金、生活などですがこれに当てはまらない方はいないはずです。この様にストレスはとても身近で気づきにくく、一つ一つはとても小さい事で自分でもストレスを感じているとは思えないはずです。
こういった小さいストレスを溜め込んでしまうと、心と体に何らかの異常をもたらしてしまいます。今はストレスを感じていなくても少しずつでもストレスを解消できるものを探しておくべきです。ストレス解消できるものが何もない方は、まずは軽い運動が有効です。運動をすれば汗をかきスッキリできるはずです。あまり身構えてストレス解消方法を見つけるのではなく、まずは簡単なものから始めてみる事が大切です。

ストレスが原因のフケの対策と予防まとめ

ストレスは心や体や頭皮にとってデメリットでしかありません。しかし、ストレスを受けずに生活するのはかなり難しいという事が分かったので、ストレスを溜めこまず少しずつでも解消していく事が大切です。

ストレスの解消方法は自分なりのものを探して、日々の生活の中に取り入れて毎日取り組むことができるとかなり有効です。ただ、ストレス解消方法が見つからずそれに没頭しすぎてストレスになることも考えられるので、そればかりを考えずに、まず簡単にやれることから始めてみましょう。

フケやかゆみに効く薬はあるのか、病院へ行かずに治す方法とは

フケが肩に落ちてきていつの間にか真っ白に!

フケが髪の毛に絡みついてギトギトした髪の毛に!

フケのせいで毎日お風呂でキレイに洗っているのに不潔に思われてしまう。

頭のかゆみがひどくて、無意識のうちにか掻きむしっている!

頭のかゆみがひどくて、何にも集中できない!

そんなフケやかゆみで悩んでいるけど、病院へ行くまでもないかも、時間が無いから病院は無理と色々な理由で、自分で何とかならないかと思っている方は多いと思います。

そこで、フケやかゆみに効く薬や自宅で行うべき対処法などをご紹介します。

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フケやかゆみはセルフケアで解決!市販されているフケやかゆみの薬とは

フケの薬は塗り薬やスプレー剤等の外用薬がほとんどです。頭皮に直接塗りこみ、フケの原因である炎症や荒れ、頭皮の乾燥などを改善します。また、頭皮の栄養不足によってフケやかゆみが悪化している事も考えられるため、栄養を補うためビタミン剤などのサプリメントを同時に使用することもおススメです。

抗ヒスタミン配合剤

ヒスタミン(ひすたみん)とは、末梢神経や中枢神経系に広く分布する生理活性物質(生体の生理や行動に作用して体の働きを調整する化学物質)です。主に、生体内で炎症、アレルギー反応、胃酸分泌、神経伝達に関与しており、かゆみを起こす物質のひとつです。
このヒスタミンの体内発生を抑えてくれたり、すでに発生しているヒスタミンの作用を止める事ができるのが抗ヒスタミン剤配合剤です。直接頭皮に塗りこむことにより、かゆみの原因となる箇所に直接作用し、無意識のうちに掻きむしってしまい頭皮に傷をつけてしまう事から防御し、皮膚の炎症などが悪化しない様にします。それと同時に保湿成分も含まれることが多いので、頭皮を保湿して乾燥からも頭皮を守ってくれるようです。

有効な成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩

作用と特徴:体内でくしゃみ、鼻水、かゆみなどのアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの作用を抑えて、鼻炎や皮膚の症状を抑える効果をあらわす抗ヒスタミン薬です。

ステロイド剤

湿疹や皮膚炎を鎮めてくれるのがステロイド剤です。市販されているステロイド剤は病院で処方されるものに比べると作用は穏やか(中程度『medium』)ですが、軽度の湿疹や皮膚炎などであれば改善する事は可能です。かゆみを抑える効果に即効性がありますので、全く改善しない場合は、ステロイド剤の効かない細菌やウィルス、真菌(カビ)などによる皮膚感染症を疑う必要があります。逆に効果が現れたら使用する頻度を下げ、できるだけ早めに使用を控えましょう。なぜなら、頭皮は皮膚が薄くデリケートにできているため、ステロイド剤の影響で頭皮の硬化やただれなどを起こしてしまう可能性があります。ステロイド剤の使用は慎重に行ってください。

有効な成分:ヒドロコルチゾン

作用と特徴:湿疹やアトピー性皮膚炎をはじめ、さまざまな皮膚症状に使用されています。ただし、症状をとる対症療法薬ですので、病気の原因そのものを治すことはできません。

フケやかゆみで病院へ受診してもらえる薬はかなり効く

フケやかゆみで病院へ行くときは皮膚科を受診しましょう。大きな総合病院ではなく、近くのクリニックで皮膚科の専門医に受信する方が良いですね。専門医のドクターに診断をつけてもらえればしっかりと効く薬を処方してくれますので、市販薬に比べると効果はかなり期待できます。処方薬で副作用や併用禁忌など分からない事はドクターや薬剤師にしっかり指導して頂きましょう。

抗真菌薬・抗菌薬

抗真菌薬は脂漏性皮膚炎などの原因と言われているマラセチア菌などの真菌を退治し、抗菌薬は皮膚感染症の原因菌を殺菌、除去するお薬です。両方ともフケの原因となる菌に対して直接作用するので、効果は非常に期待できますが、作用速度に即効性は無いので、改善が見られるようになるには少し時間がかかります。効果が無いからとすぐにやめてしまうのではなく、しっかりつづける事が大切です。

有効な成分:ケトコナゾール、イトラコナゾール、ミコナゾール

作用と特徴:強い抗真菌活性と幅広い抗真菌スペクトルを特徴とし、水虫の原因菌である白癬菌にくわえカンジダや癜風菌にも有効です。殺菌的に作用するので、きちんと治療すれば完全に治せます。

有効な成分:ゲンタマイシン硫酸塩、ロキシスロマイシン

作用と特徴:細菌のタンパク合成を阻害することで、殺菌的に作用します。黄色ブドウ球菌などグラム陽性菌のほか、緑膿菌などのグラム陰性菌に強い抗菌力を示します。

ステロイド剤

副腎から分泌される代表的なホルモンにコルチゾルがあります。コルチゾルは、糖や脂肪の代謝系に働いたり、体液の維持、免疫系の調整など大事な役目をしています。病院では、このコルチゾルの仲間を『ステロイド』とか『副腎皮質ホルモン』と呼んでいます。
ステロイド剤は効果の強い順に『最強(strongest)、非常に強力(very strong)、強力(strong)、中程度(medium)、弱い(weak)』といった5段階にランク付けされます。これらを、体の部位や症状、年齢などに応じて使い分けられます。病院では5段階全て処方する事が可能ですが、市販薬では中程度(medium)までが販売できる限度となっています。ステロイド剤は効果が強ければ強いほど刺激が強くなるため、使用できる部位はドクターや薬剤師によってしっかり限定されています。
一般的には、皮膚の薄い部位(顔など)には穏やかなものを、その他の部位には強めのものを使用する事が多いです。フケの原因と言われている脂漏性皮膚炎などの場合は、かゆみに即効性のある、最強(strongest)や非常に強力(very strong)が多く使われ、使用すれば強いかゆみやひどい赤みをすぐに落ち着かせてくれます。ただし、最強(strongest)や非常に強力(very strong)は効果の即効性がある反面、皮膚への吸収がされやすい成分を多く含んでいるため、その使用期間は約1週間程度に限定されます。また、ステロイドはかゆみや赤みなどの炎症には非常に効果的ですが、フケの原因と言われているマラセチア菌を除去する効果は全くありません。そのためフケ自体を治すことではなく、あくまでも、強いかゆみや炎症などの症状をすばやく鎮静させるために使用している事を忘れてはいけません。

有効な成分:クロベタゾールプロピオン酸エステル、クロベタゾン酪酸エステル、フランカルボン酸モメタゾン、ベタメタゾン、フルオシノニド、ベトネベート

作用と特徴:短期間で皮膚炎をおさえることが可能で、腫れや赤みをすみやかにとり、かゆみや痛みをやわらげます。このため、さまざまな湿疹・皮膚疾患に広く使用されています。しかし、症状をとる対症療法薬ですので病気の原因そのものは治すことはできません、皮膚をよい状態に導き、かきむしりによる悪化を防ぐことに有用です。

内服薬

病院では外用薬と合わせて、さらに薬の効果を引き上げようと内服薬を処方する事があります。外用薬は体の外側から、内服薬は体の内側から、フケやかゆみの症状に攻撃する事でより効果的に治療する事が可能になります。
内服薬で処方されることが多いのは、赤みや炎症を鎮める為の抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤など、皮脂の分泌をコントロールするためにビタミン製剤などが処方される事があります。また、漢方薬なども処方されることがありますが、それは皮膚の炎症から発生しやすい熱を抑える為や、薬へのアレルギーなどがあり通常の処方薬が使用できない場合です。

フケやかゆみに効く薬と頭皮セルフケアは同時にやると効果あり

フケやかゆみをセルフケアで治したいのであれば、まずは、市販薬で頭皮の炎症を抑える事が先決です。また、市販薬を始めたのであれば、日々の生活習慣も同時に改善していきましょう。生活習慣を改善する事で、フケやかゆみの悪化を防ぎ、市販薬の効果を上げる事が期待できます。今日から始める生活習慣の改善6つのポイント!

1)シャンプーを刺激の少ないアミノ酸系シャンプーへ変更

2)シャンプーの時は爪を立てずに指の腹でやさしくマッサージを行う

3)シャンプーの後はすぐにドライヤー温風で8割乾燥し冷風で10割乾燥

4)ビタミンを含むバランスのとれた食事に挑戦する

5)質の良い睡眠をしっかりとる

6)ストレスを溜めずにしっかり解消

生活習慣の改善は頭皮の健康維持には欠かせないポイントです。特にシャンプーに気を付けて改善してみましょう。

フケやかゆみに効く薬まとめ

フケやかゆみを自分で治すには市販薬と生活習慣の改善が必要ですが、それでも症状に改善が見られない場合は必ず皮膚科を受診してください。フケやかゆみの原因はさまざまありますので、市販薬でかなりの効果があるものもあれば、まったく効果の無いものもあります。一時的に効果が見られてもすぐに再発してぶり返すものもあります。また、効果があると言われている市販薬でも自分の症状に適合せず、かえって悪化させてしまう事も少なくありません。そのまま放置すると重度の皮膚炎などに発展してしまう事も考えられますので、皮膚科を受診して専門医にしっかりとした診断をつけてもらい、適切な治療方法と処方薬を指導してもらう事が必要です。皮膚科を受診すれば市販薬とは比べ物にならない位早く改善効果が見られるとおもいます。しっかり治して悩みを解消してしまいましょう!

頭のかゆみががまんできない、かゆみとフケが止まらい原因と対策

我慢できない頭のかゆみ、フケとかゆみが止まらない原因

頭がかゆい!といつの間にか頭をボリボリかいてしまう。

我慢できない頭のかゆみをボリボリかけば止まる事のないフケ。

フケが落ちてこない様にできるだけ触りたくない頭。

しかし、無情にもガマンのできないかゆみが襲ってくる。

そんな頭のかゆみの原因は大きく分けて、乾燥、脂性、感染、ストレスの4つ。

それぞれの違いを見分け、それぞれの対策をご紹介します。

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頭皮の4大トラブルがかゆみとフケを伴う原因

通勤での満員電車やギュウギュウ詰めバスの車内で襲ってくる頭のかゆみ、会議の途中や、大事なプレゼンの途中に何の前触れもなく襲ってくる頭のかゆみ。

がまんが出来ずにボリボリ掻いてしまうと、知らぬうちに肩にはどっさりパラパラのフケが!

毎日ちゃんとお風呂に入って頭もしっかり洗っているつもりなのに、と少々やりきれない気持ちになっていませんか?

その原因となる頭皮の4大トラブルをご紹介します。

頭皮の乾燥によるかゆみとフケ

歳を重ねると増えてくるシワ、これと同じように頭皮も水分を失い乾燥しやすくなります。頭皮の水分を蓄えてくれているのは、セラミドやNMFといわれる天然保湿因子、さらにはコラーゲンです。この手のお肌の成分を失ってしまうのは40代に突入してからで、その量は20代の半分になると言われています。

また、季節的な乾燥も要因のひとつです。それに加えて帽子や日傘で防御しないと紫外線の影響をもろに受け乾燥してしまいます。そんな乾燥に負けてしまった頭皮はどうなるのか。

頭皮の水分が減ってしまい、角質がはがれてフケとなって現れます。角質がはがれた頭皮は地肌がむき出しになり、外部からの刺激を受けやすくなり『敏感肌』になってしまいます。敏感肌は角質に守られていたかゆみを感じる神経がむき出しになった状態となるので、我慢できないほどのかゆみを起こす様になります。

頭皮の湿気によるかゆみとフケ

常在菌というものを聞いたことがあるとは思いますが、人の体には様々な菌が存在します、それは誰しもが持っている菌で通常は何の影響もない体にとっては必要な菌なのです。その一つに『マラセチア菌』がいます。マラセチア菌はニキビの原因菌ともいわれ、皮脂をエサに生存し、湿気を好むカビの一種です。

皮脂の過剰分泌によりマラセチア菌が繁殖すると、ターンオーバーと言われる頭皮の新陳代謝が早くなってしまい、新しい細胞がしっかり出来上がっていない状態で頭皮に出て、軽い刺激でもすぐにフケとなってはがれ落ちてしまいます。すると頭皮の地肌は角質や皮脂によるバリア機能を失い『炎症』を起こしてしまいます。その炎症が我慢できないかゆみを起こす原因となります。

マラセチア菌が増える大きな原因として欧米食の様な油っこい食事、過度なストレス、睡眠不足などが考えられます。

頭皮の感染によるかゆみとフケ

今のこの時代にも存在するアタマジラミは、髪の毛の毛根付近に寄生して頭皮から血を吸ってかゆみや湿疹などを起こします。昔に比べたら減ってきていたはずのシラミが、この時代にきて増え始めている理由は、海外旅行者が外国からシラミを持ち帰り、感染源となってシラミの感染を広げているのではと言われています。シラミの予防方法は、布団や枕、タオルやクシなどを共有しない事です。特に布団や枕は洗う事が少ないので、こまめに交換や洗濯が大切です。さらには掃除機をかける事も怠らない様にしましょう。

また、頭皮にできる水虫として『しらくも』があります。しらくもはカビの一種であり感染症です。しらくもに感染してしまうのは、水虫菌が付着した指や爪で頭を洗ったことが原因とみられています。ただし一部では、ペットの犬や猫を家の中で買う事が多くなったためとも言われています。

ストレスによるかゆみとフケ

ストレスによって体全体が緊張状態になり血行不良を起こしてしまいます。血液の流れが悪くなると頭皮に十分な栄養が送られずフケやかゆみを起こしてしまいます。また、ストレスの原因とも言われる睡眠不足や、不規則な生活、偏った食事で頭皮が肌荒れを起こしてしまいます。この場合、フケやかゆみだけでなく、頭皮の肌荒れを補修しようと足りない潤いの代わりに皮脂を過剰に分泌してしまいます。皮脂の過剰分泌が起こると、乾燥しているはずなのに頭皮がべとべとしたり、頭皮からイヤな臭いが発生したりする現象も起こりやすくなってしまいます。

頭皮の4大トラブルをフケやかゆみの症状から見分ける方法

フケにはその状態から2種類に分けられます。さらには頭皮の状態によってかゆみの原因もわかってしまいます。

そんな頭皮のフケや頭皮の状態から頭皮の4大トラブルを見分ける方法をご紹介します。

パラパラした細かいフケが肩に落ちてくる

パラパラした細かく小さいフケが肩に落ちてくる場合は『乾性フケ』である可能性が高いです。乾性フケはその名の通り、乾燥によるフケの症状です。季節的に乾燥し始めたらフケが出て、乾燥肌がひどくなったり、髪の毛がパサついたりする、夕方付近になってくるとかゆみも加わってフケが落ちてくる、また、シャンプーやリンスなどはカスが頭皮に残らない様にしっかりすすいでいるのに、フケやかゆみが止まらない、といった症状が見分けるポイントです。

頭皮が赤くただれベタベタした大きいフケが見える

頭皮の地肌が赤くただれていて、少し大きめのベタベタしたフケが髪の毛にくっついてしまっている場合は『脂性フケ』である可能性が高く、脂漏性皮膚炎という病気である可能性が高いです。皮脂が過剰に分泌され、それをエサにするマラセチア菌が繁殖したことにより、頭皮の炎症が起きてしまった状態です。

シャンプーしてもすぐに脂っぽくテカテカした髪の毛になる、シャンプーしてもすぐにフケやかゆみが襲ってくる、夕方付近には髪の毛同士がくっつきあうほど脂っぽくなっている、鼻の周りや耳の後ろにかさぶたの様なカサカサした炎症がある、髪の毛の生え際にかさぶたの様なものから皮がはがれている、といった症状が見分けるポイントです。

一部の髪の毛の脱毛や髪の毛のフケが取れない

シラミが頭に存在しているかは『髪の毛の根元付近にシラミの卵がくっついているかどうか』で見分けがつきます。シラミは耳の後ろや、首の後ろの襟足などの髪の毛の根元に産卵します。パッと見はフケの様な粒ですが、フケとは違い丸くふっくらとしていて、爪で掻いても少々の事でははがれないのが特徴です。

また、しらくもと言われる水虫は、かさぶたの色が白い、頭皮からイヤな臭いがする、髪の毛の一部だけが薄くなり細かいフケが着いているというのが特徴です。

この症状の場合は、皮膚科を受診し専門医にしっかりと診断して頂き、治療方針を決定してもらう様にしましょう。

 環境の変化でフケやかゆみが治まるならストレス性

睡眠不足が解消したらフケが少なくなり、かゆみも症状が軽くなったという場合はストレス性である可能性が非常に高いです。バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動で症状が軽くなるのなら、少しずつでも始めて、まずはストレス解消が出来るような自分のリラックスタイムを作りましょう

止まらないフケ、我慢できないかゆみの対策は症状別の頭皮ケア

顔のお肌をケアするように、頭のお肌もケアが必要です。頭皮のケアをすることで頭皮環境が改善する事が多くあります。

ガマンできないかゆみや止まらないフケの改善には頭皮ケアは必須です。

フケやかゆみの原因が乾燥なら

1)シャンプーの種類を刺激の弱いアミノ酸系に変更する

2)シャンプーに重曹を入れ弱アルカリ性にする

3)シャンプーヘッドなどでシャワー水から塩素を除去する

4)シャンプーの方法や手順を見直す

5)ビタミンAやビタミンBをバランス良く摂取する

6)シャンプー後の頭皮に保湿ローションを使う

7)空気乾燥を避ける為加湿器を使う

フケやかゆみの原因が脂漏性皮膚炎疑いなら

1)シャンプーの種類を抗真菌剤入りの薬用シャンプーに変更する

2)シャンプーに重曹を入れ弱アルカリ性にする

3)シャンプーの方法や手順を見直す

4)シャンプーの後はドライヤーでしっかり乾かす

5)欧米食の様な油っこい食事は避ける

6)睡眠不足や過労によるストレスをためない

7)整髪料やヘアカラーなどの刺激の強いものは使用しない

頭皮ケアをしっかりしていても、どうしても激しいかゆみに襲われる場合は皮膚科の専門医に必ず診断してもらい、原因をはっきりさせることが先決です。たかがフケ位、たかがかゆい位と簡単に考えてはいけません。
脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、しらくも、シラミなどの感染症かもしれませんので、躊躇せずすぐにでも皮膚科へ行きましょう。

ガマンできないかゆみや止まらないフケにはシャンプーの見直し

とにかく頭皮になんらかのトラブルが起きたら、まずはシャンプーの見直しが必要です。

皮脂や常在菌は本来全く悪いものではありません。頭皮の水分と皮脂のバランスが保たれていればそれは健康な頭皮と言えます。

ところが、フケやかゆみが出る事で、しっかり洗わなくてはという間違った方法をとってしまう方がいます。

1日に2回も洗浄力の強いさっぱり感のあるシャンプーで、爪を立ててガシガシ洗ってしまい頭皮の状態を悪化させてしまっています。

頭皮は非常にデリケートな皮膚なので、角質層を爪でひっかくと簡単に傷がついてしまい、炎症を起こしてしまいます。炎症を起こしてしまった頭皮はますます乾燥し、バリア機能を失ってしまいます。

そんな悪循環を起こさない様にシャンプーの方法とシャンプー選びをご説明します。

シャンプーの正しい方法を知り、頭皮の健康を保つ

1)髪の毛を濡らす前にブラッシングして髪をほぐし大きい汚れを落とす

2)指の腹で髪の毛と頭皮をしっかりすすぐ

3)シャンプーは手の上で泡立てる

4)後頭部→側頭部→頭頂部の順にマッサージをしながら洗う

5)時間をかけてシャンプー剤を残さない様にしっかりすすぐ

シャンプー剤の選び方は頭皮の症状に合わせる

フケやかゆみがある場合のシャンプーは、スーパーやドラッグストアで安価で販売されているものは適しません。それは、フケがかゆみがある場合、頭皮は何らかのトラブルサインを送っている事になりますので、石油系の界面活性剤ラウリル硫酸ナトリウムの様なスッキリ感を重視した男性用シャンプーは、洗浄力が強く皮脂を取り過ぎてしまい、頭皮のバリア機能を取り戻すことができません。また、洗った後に髪の毛がきしんでしまいがちの石鹸シャンプーも洗浄力が強すぎるでしょう。
基本的に選ぶべきシャンプーは、アミノ酸系のノンシリコンシャンプーです。脂漏性皮膚炎などの場合は、抗菌、抗炎症作用などの有効成分を含む薬用シャンプーを選ぶようにしましょう。

ガマンできなかゆみと止まらないフケのまとめ

フケやかゆみに悩んでいる方は、シャンプーの見直しが先決です。まずは、朝シャンや1日2回のシャンプーはやめましょう。それでも改善しない場合は、シャンプーの手順やシャンプー剤の変更を試してみて下さい。
さらには、頭皮の健康維持のために、生活習慣や食事の改善など、体の内側からの見直しも大切な事です。しっかりと症状を見極め、早めの対策が症状の悪化を食い止める一番の方法です。

フケが肩に積もり始めた時の対処法、フケは症状が軽いうちに止めよう

フケはひどくなる前に正しい対処法でしっかり改善しよう

肩に細かいパラパラしたフケが落ち始めた。

髪の毛に多き目のベタベタしたフケがくっつき出した。

こんな症状が出始めてはいませんか?フケは見た目も悪く不潔にみられてしまいがちです。

そんなフケ対策はひどくなる前に正しい対処方でしっかり改善しましょう。

今回はそんなフケの症状で困り始めた方へ、今日からできるおススメ対処法をご紹介します。

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フケの出始めにはそのフケの状態を分析して対処法を検討する

上着を脱いだら肩口にフケが乗っていた!鏡を見たら髪の毛にフケがこびりついていた!と少し慌ててしまわない様に、ここではフケの緊急対処方法をフケの状態別にご紹介します。

フケが出てしまうと、外出する時の洋服の色に悩み、人と会うとその目線が気になり、今までの様に気にすることなく外出が出来なくなってしまいます。

しかし、そのフケの症状が軽いうちは、この緊急対処法でフケの症状を和らげ、フケの症状を気にすることなく外出でき、人と会う事に何の抵抗もなくなります。

フケの出始めにはそのフケの状態を知り、対処方法を実践しましょう。

乾燥が原因のパラパラ細かいフケは乾性フケ

頭皮の乾燥が原因である『乾性フケ』は、フケ自体が小さくパラパラした粉の様な状態が大きな特徴です。
髪の毛の隙間をすり抜け上着の肩口や首の後ろに付着してしまいます。付着した乾性フケは上着自体をはらったり、肩口や首の後ろを手で軽くはたく事で取り除くことは可能です。普段から少し気を付けて、肩口や首回りを小まめに手で払えば問題ありません。フケの落ちてくる量が多く気になってしまう時は、上着の色をフケの目立たない色へ変える事も有効です。

また、頭皮が乾燥する事を改善しない事には乾性フケは止まりませんので、頭皮の保湿対策が必要です。
頭皮の乾燥対策に特に有効なのは『保湿ローション』です。特に保湿力の強いセラミドが配合された保湿ローションが効果的です。保湿ローションはシャンプー後の頭皮に塗布し、軽い頭皮マッサージを行う事で保湿成分が頭皮へしっかり浸透します。乾燥の多くは空気乾燥が主な原因と言われていますので、空気乾燥しやすい冬場は保湿ローションのマッサージを毎日欠かさず行いましょう。

皮脂の過剰分泌によるベタベタ大きいフケは脂性フケ

頭皮の皮脂が過剰になる事が原因の『脂性フケ』は、フケ自体が大きくベタベタした塊の様な状態が大きな特徴です。
その大きさから髪の毛の隙間をすり抜ける事が出来ず、髪の毛自体に引っ掛かり付着しています。付着した脂性フケは髪の毛をブラッシングする事で取ることが可能です。ブラッシング時は頭皮からブラッシングしてしまうと、頭皮からさらにフケが出てしまう可能性があるので、髪の毛のみをブラッシングするように注意して行ってください。フケの量が多いなと感じる時は、髪の毛をまとめてできる限り頭皮からはがれない様にする事と、髪の毛の外側に出てこない様にすることも有効です。

また、頭皮の皮脂が過剰になる事を改善しない事には脂性フケは止まりませんので、頭皮の皮脂調節が必要です。
頭皮の皮脂調節に特に有効なのは『保湿』です。乾性フケと同じ?と思われるかも知れませんが、まずは保湿ローションや保湿クリームが効果的です。そもそも皮脂が過剰に分泌されるのは、頭皮の健康状態が悪くなり乾燥してしまった頭皮に皮脂膜をはる為に皮脂を分泌したが、皮脂の分泌量が調節できないためです。それならまず頭皮を乾燥させない事が皮脂を抑えるためには最も大切です。

フケの出始めにはシャンプーを変えて対応すれば改善も早い

フケを改善したい!と思い始めたのであれば最初に取り組むべき『シャンプー』の見直し。ここではシャンプーでのフケ改善方法をご紹介します。シャンプーを変えたらフケが治るの?という疑問はあるかもしれませんが、ここでいうシャンプーとはシャンプー剤、シャンプー方法、シャンプー手順等のシャンプーの工程すべてを含んでいますので、しっかり覚えておきましょう。

シャンプー剤の選び方の注意点

毎日のシャンプーは、頭皮や髪の毛に何の悩みもなかった時は『汚れを落とす』というくらいの理由です。しかし、頭皮や髪の毛にフケが出てきて気になり始めたら『シャンプーでフケを洗い流す』ことがシャンプーをする理由に変化します。もちろんシャンプーでフケを落とす事は大切ではありますが、それは一時的なものでフケの原因が無くなった訳ではありません。シャンプーで大切な事は、いかに頭皮の乾燥を防ぎ、清潔に保ち、健康状態を維持するかです。

シャンプーの種類は大きく3種類『石鹸系・高級アルコール系・アミノ酸系』に分別されます。
スーパーやドラッグストアで販売されているシャンプーの多くは、香りや泡立ちがとても良く、洗浄力が高く刺激が強い高級アルコール系シャンプーです。高級アルコール系シャンプーはその強力な洗浄力を持つ洗浄成分が頭皮を刺激し、フケの症状を悪化させてしまいます。

また、石鹸系のシャンプーはどうかという所ですが、石鹸性シャンプーは安全性は高いと言われていますが、洗浄力が非常に高いので、フケの症状で悩み始めた時や、すでにフケに悩んでいる方にはおススメできません。

フケの改善のためにシャンプーを変えようとお考えであれば『アミノ酸系シャンプー』が最も有効です。
アミノ酸系シャンプーは洗浄力が弱いので、毎日シャンプーしても頭皮にダメージを与える事はありません。フケを抑えるには最も優先して選択してほしいシャンプーです。

しかし、脂性フケが症状として表れている方には少々洗浄力に物足りなさを感じてしまうかも知れません。
その場合は、皮脂を抑える成分を含む薬用シャンプーが最も有効でおススメです。

シャンプー方法の正しい手順

シャンプー方法は頭皮環境を整える事においてとても重要です。
まずはシャンプーの手順を正しいものにし、しっかり丁寧に頭皮や髪の毛を洗うようにすることから始めましょう。

1】髪の毛を濡らす前にブラッシングして大きめの髪の毛のほこりや汚れを落とす

2】38℃程度のぬるま湯で頭皮の余分な油や小さ目の汚れを落とす

3】シャンプーを手の上で泡立てて、頭皮や髪の毛になじませる

4】指の腹で頭皮マッサージを行うように優しく洗う

5】38℃程度のぬるま湯でシャンプーの泡やシャンプー剤が残らに様にしっかりすすぐ

この様にシャンプーの方法一つでフケの症状は劇的に改善する事が多くあります。シャンプーの方法を毎日しっかり行う事で新たなフケを発生しない様にしましょう。

シャンプーの回数は最高1回朝シャンはやめる

フケの症状が気になるのであれば、朝シャンはすぐにやめましょう。フケの原因は頭皮が不潔にしてしまった事による場合があります。そのため、1日の汚れがついたまま就寝した場合は自らフケの原因を作ってしまっているようなものです。1日の汚れはその日の内にしっかりシャンプーで取り除き、清潔な状態の頭皮で就寝する事が大切です。また、1日の汚れを夜のシャンプーで取り除き、朝には寝癖や就寝時に出た皮脂を洗い流すといった1日2回のシャンプーも頭皮の洗い過ぎによる乾燥を起こしてしまうのでやめて下さい。寝癖を直す為ならその部分だけを濡らすようにし、皮脂の流し過ぎをしない様にしてください。夜の間に出た皮脂を朝シャンで洗い流してしまうと、無防備の頭皮に朝から昼にかけての非常に厳しい紫外線を受けてしまいます。無防備の頭皮に紫外線を受けると炎症を起こしやすく、そこからフケが発生します。そのため紫外線の心配が少ない夜にシャンプーをして、朝には皮脂の防御力を残して外出するようにしましょう。

シャンプーの後の乾燥はしっかり念入りに

シャンプーの後の乾燥はドライヤーを使用してしっかり行いましょう。自然乾燥や半渇きの状態の場合、頭皮に雑菌が発生しやすい湿度の高い蒸れた環境になってしまいます。蒸れた環境を長い時間放置すると雑菌がさらに増殖しフケの原因となってしまいます。ドライヤーを使用してしっかり乾燥する事は非常に大切ですが、ドライヤーの熱風を直接頭皮にあてると頭皮が乾燥してしまいますので、ドライヤーは出来るだけ頭皮から離し、動かし続け頭皮が乾燥しない様に注意しましょう。熱風を使用した乾燥は8割、その後冷風を使用して10割乾燥をするようにしましょう。

フケの出始めにやっておきたい頭皮の健康促進対策

フケの対策で効果が出やすいのはシャンプーです。しかし、頭皮の健康を保つことがフケの対策である事は間違いありません。頭皮の健康を守るために必要なシャンプー以外の対策は早期な結果は見込めないかもしれませんが、長期にわたる頭皮の健康維持には必ず必要になります。意外に簡単な日常生活の簡単な気遣いをご紹介します。

毎日の食事は栄養バランスが大切

毎日の食事は栄養のバランスが大切です。1人暮らしや時間が不規則な方はなかなか1日3食食べるのは難しいかもしれませんが、まずは、3食栄養バランスのとれた食事を心がけて下さい。食事は『和食』がおススメです。和食は欧米食の様に肉料理が少なく魚料理や野菜が多くなりますので、頭皮に必要な栄養である『ビタミンA』『ビタミンB』『亜鉛』などが摂り易くフケの対策には非常に有効です。この3種の栄養はしっかり摂取するように心掛けて下さい。
ただ、食事の変更だけでこの3種の栄養を十分に補給する事はかなり難しいかもしれません。ご飯を白米から玄米や雑穀米に変えてみたりする事だけでもかなりかわってきます。もちろんサプリメントを利用するのもかなり有効です。
栄養のバランスを考え食事を変更するのはかなり大変とは思いますが、フケを抑えるためにも、さらには体の健康も整えられます。食事が少しでも偏っているなと感じているのであれば、積極的に変えてみましょう。

質の良い睡眠を取る事が頭皮の健康維持には必要

質の良い睡眠は頭皮の健康維持には欠かせません。特に新陳代謝の活発な時間帯と言われる22時から2時のゴールデンタイムはしっかり眠っている事が大切です。睡眠は体のメンテナンスをする時間です。よって睡眠不足になると体が不完全メンテナンスのまま活動しなくてはなりません。頭皮においては不完全状態の場合、頭皮の保護機能が極端に悪くなってしまいます。頭皮の保護機能が悪くなると皮脂バランスが崩れ乾燥を起こしてしまい、フケの発生を加速させてしまいます。
睡眠不足はホルモンバランスも崩してしまい、ストレスを感じたり頭皮がダメージを受けやすくなります。
睡眠不足の改善はフケを抑えるためには非常に重要です。睡眠時間は最低6時間、ゴールデンタイムは深い眠りになるように時間帯をしっかり見込んで眠りにつくことで、頭皮の皮膚の生まれ変わりを活発にし、古い皮膚を残すことがなくなる為、フケの発生を抑える事ができます。

ストレス解消は頭皮環境を良好に保つ

ストレスは頭皮環境を崩してしまい、フケを増やす原因です。ストレスが増えれば増えるほどフケも増えると言っても過言ではありません。ストレスの解消ができず過度な状態に陥ると、交感神経を緊張させ血管を収縮してしまいます。血管が収縮すると血液循環を悪くしてしまい、頭皮に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなってしまい正常な新陳代謝が出来なくなってしまいます。正常な新陳代謝が出来ない頭皮は、古い皮膚が残りフケを発生させる原因となってしまいます。
ストレスによるフケの発生を抑えるにはストレス解消しかありません。ストレス解消方法は人それぞれ違いますが、基本的には自分の好きな時間を作りその時間を有意義に過ごす事が大切です。例えば軽い運動をして軽く汗をかきゆっくりお風呂に入る等から始めてみてはいかがでしょう。

フケの出始め対処方法まとめ

フケの出始めはとても気になりますが、しっかりとした対処方法を行えば少しずつ少なくなっていきます。乾性フケや脂性フケと2種類のフケではありますが、どちらともまずやるべきはシャンプーの見直しです。
日々のシャンプーを正しくする事、生活を規則正しくする事でフケの原因を少しでも改善しておけば、予期せぬフケの原因が発生した時には素早く対応できるようになるでしょう。フケの対策は正しい方法を長く続ける事が非常に大切です。

乾燥する季節なのに頭皮はベタベタ、大きいフケが出た時の対処法

頭から大きいフケが落ちてきた、頭を毎日洗っても収まらない大きいフケとは

 

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今までは細かくパラパラしたフケだったのに、いつのまにやら大きい塊のフケになっていませんか?

肩口に乗っかった細かいフケをパタパタはたいていたのに、いつのまにやら髪の毛にくっついていませんか?

世間は乾燥しているから火の元注意といっているのに、髪の毛は脂っぽくベタベタしませんか?

これは乾燥フケだったものが、脂性フケに変わっている事を意味します。

もし、乾燥フケから脂性フケへ変化したのなら、体調に変化が起きているかもしれません。

今回は、そんな体調変化によって大きい塊のフケが出る理由をご紹介します。

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乾燥する季節に必要な保湿対策、頭皮の潤いはセルフケアが大切

頭皮の乾燥は季節だけの問題ではない、乾燥の原因をしっかり習得

 

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寒い季節がやってくると頭皮のフケやかゆみがひどくなりませんか?

季節性の乾燥で頭皮のフケやかゆみはひどくなるのは確かです。

寒い季節にフケやかゆみがひどくなると非常に困ることがあります。

それは服装!そうファッションです!

寒い季節はやはりコートやジャケットといったトップス(上着)を着る事が多くなります。

そういったトップスは濃い色が多くありませんか?濃い色は白色に近いフケは非常に目立ちます

こまめにパタパタはたけば良いかもしれませんが、かゆみもひどくなると頭を掻いてさらにフケが落ちる。

このローテーションはかなり面倒ですがこまめに対処が必要です。手を抜くと肩にフケが積もり他人の目が気になります。

しかし、頭皮の乾燥の原因は季節性だけではありませんので一年間を通して対処が必要になるかもしれません。

そんな乾燥フケの原因や対策、予防法などをご紹介します。

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頭皮のフケが多くなって脂っぽいなら脂漏性皮膚炎という病気かも

脂漏性皮膚炎は頭皮や顔にできる病気のひとつその原因と対策

 

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脂漏性皮膚炎になってしまう方は多いです。

脂漏性皮膚炎の初期段階はこんな症状から始まります。

1.近頃フケが多くなった。

2.1日中頭がかゆい。

3.毎日シャンプーするけどフケが止まらない。

4.鼻のわきが赤くなって皮がむける。

5.髪の毛の生え際にかさぶたの様なフケのかたまりがある。

6.耳の後ろが赤くなっている。

7.髪の毛や頭皮をさわるとベタベタする。

この中の項目に1つ当てはまるのなら脂漏性皮膚炎の可能性があります。

脂漏性皮膚炎の方に限らず、フケ症の方は頭皮のフケ位どうって事ない。という方が多いのですが、もし脂漏性皮膚炎が悪化すると、フケの塊が髪の毛にくっついたりイヤな臭いを発生させたり、かさぶたが目立つようになったり、炎症が悪化して痛みを感じたりかゆみがひどくなったりします。

フケが多くなると家族に指摘され、通勤電車でチラチラ見られたり、会社の机の周りがフケだらけになったりと、少しずつ周りの人の目が気になり出し、恥ずかしい思いをするかもしれません。

自分は清潔にしているのにフケのせいで不潔にみられてしまうのです。気にしすぎていつも肩にのったフケをパタパタはたいたり、机の周りに落ちているフケをこまめに掃除したりと、そのことでストレスになってしまいます。

そんな脂漏性皮膚炎の原因と症状をご紹介します。

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男性の地肌は臭い対策が必要、ベタベタ地肌がイヤな臭いの原因

イヤな臭いと言われる加齢臭は男の地肌対策で解決

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男性は意外に気付いていない頭皮の臭い。

女性からはイイ匂いがするから自分もそんな臭いだろうと思ってはいませんか。

臭いというものは少しずつイヤな臭いになっていくので意外に自分では気づかないものです。

しかも、頭皮のイヤな臭いって男性の方が女性より多い気がしませんか。

実は男性に多い体質が臭いの原因と言われています。

男性は『おやじ臭』なんて言葉もあるように、独特な臭いを醸(かも)し出している方が多いのです。

イイ匂いは歓迎ですが、イヤな臭いはどうにかしたいのが本音ではありませんか?

男性に多いと言われる頭皮の臭いの原因とイヤな臭いへの対処方法を解説します。

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頭皮のかゆみは中学生からの若白髪が原因?白髪とかゆみの関係性

頭皮がかゆいのは白髪のせい?中学生から悩む若白髪の原因

 

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中学生にはかなり気になる若白髪。

白髪はなぜか部分的に多い

白髪はなぜか固まって生える

白髪はなぜか異様に目立つ

抜こうかなとは思わせない量が生える

中学生や高校生が白髪染めは考えないと思いますが、少しでも白髪は少なくしたいものです。

なぜなら、白髪が生えている事で老けてみられることがあります。

 

中学生の場合は、まだまだ童顔なので白髪が生えている事で老けて見られることはありません。

だからこそ、白髪の似合わない童顔の内は生えて欲しく無いはずです。

 

高校生にもなると白髪がある事で、少し年上に見られてしまう事があります。

少しならまだいいのですが、10代なのに「30代に見える」なんて言われたら心外ですよね。

 

白髪が生えても年相応にみられるのは40代後半位です。

30代や40代前半は白髪が生えるとかなり老けて見られる可能性が高いです。

一番似合うのは50代ですね。50代になると黒髪も白髪もどちらでもこなせる様になれるでしょう。

 

ではなぜ10代の若白髪は生えてしまうのか、ここでは若白髪の生える原因と少しでも減らす対策をご紹介します。

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