40代の身だしなみ徹底講座

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乾燥する季節なのに頭皮はベタベタ、大きいフケが出た時の対処法

頭から大きいフケが落ちてきた、頭を毎日洗っても収まらない大きいフケとは

 

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今までは細かくパラパラしたフケだったのに、いつのまにやら大きい塊のフケになっていませんか?

肩口に乗っかった細かいフケをパタパタはたいていたのに、いつのまにやら髪の毛にくっついていませんか?

世間は乾燥しているから火の元注意といっているのに、髪の毛は脂っぽくベタベタしませんか?

これは乾燥フケだったものが、脂性フケに変わっている事を意味します。

もし、乾燥フケから脂性フケへ変化したのなら、体調に変化が起きているかもしれません。

今回は、そんな体調変化によって大きい塊のフケが出る理由をご紹介します。

乾燥フケと脂性フケのそもそもの違いはどんなものか

フケと言ってもそもそも2種類あります。

頭皮が乾燥してパラパラ落ちるフケを乾燥フケ、逆に頭皮が皮脂によってベタベタくっつくフケを脂性フケと呼んでいます。

<乾燥フケ>

乾燥フケの起こる原因は、頭の皮膚が健康な皮膚に入れ替わるサイクルが早く回り過ぎ、未熟な皮膚がはがれ落ちた為です。

皮膚が入れ替わるサイクルとは『ターンオーバー』と言い、お肌の表皮という部分で行われる『新陳代謝』や『肌の生まれ変わり』の事です。

そのターンオーバーは表皮の最下層である『基底(きてい)層 → 有棘(ゆうきょく)層 → 顆粒(かりゅう)層 → 角層(角質層)』の順番に最上層まで押し上げられていきます。

その押し上げられるまでの期間は体の部位で違いはありますが、基底層から顆粒層までは14から42日程度を必要とすると言われています。

その後、角質細胞となってはがれ落ちるまで14日程度と言われていますので、ターンオーバーのサイクルは約28日から56日間であると言う事になります。この様にターンオーバーを行うには、ある程度の期間を必要とします。

このターンオーバーを乱れさせるのが頭皮の乾燥です。頭皮が乾燥すると正常な頭皮へ戻そうとする働きが活発になり、ターンオーバーの周期が早くなってしまいます。

頭皮の乾燥によって乱れたターンオーバーは、生まれ変わる未熟な皮膚を短い期間で角質層へ押し上げてしまいます。

角質層へ押し上げられた未熟な皮膚は、紫外線やその他の刺激を受けると簡単にはがれ落ちてしまいます。

これが乾燥フケの主な原因と言われています。

<脂性フケ>

脂性フケの起こる原因は、頭の皮脂が過剰に分泌されることによって繁殖する常在菌です。

脂性フケは男性に多いと言われていますが、男性ホルモンの影響で皮脂分泌が多い場合と、女性もホルモンバランスが崩れると皮脂の分泌が過剰になると言われています。

頭皮の皮脂をエサとするマラセチア菌(常在菌)が皮脂の過剰な分泌と共に繁殖します。

このマラセチア菌は皮脂を食べ、その皮脂を分解する際にでる遊離脂肪酸が酸化すると毒性のある過酸化脂質に変化し炎症を起こしてしまいます。

この頭皮の炎症を正常な頭皮へ戻そうとする働きが活発になり、ターンオーバーの周期が早くなります。乾燥フケと同様に、ターンオーバーの周期が早くなると、未熟な皮膚が角質層へ押し上げられすぐにはがれ落ちてしまいフケとなります。

脂性フケの場合は、はがれ落ちたフケが頭皮の汗や皮脂を多く含む為、髪の毛に絡みついたりして落ちてこない事が多いです。

これが脂性フケの主な原因と言われています。

乾燥フケも脂性フケもフケが大きくなるって本当なのか

フケはパラパラした細かいものと思っていましたが、いつのまにかベタベタした大きいものになっていました。

という方と、ベタベタはしていないけど、カサカサの大きい皮膚の様なフケが落ちてくるようになった方がいます。

本当に乾燥フケが大きくなるパターンと、脂性がフケが大きくなるパターンの二つが存在するのでしょうか。

<乾燥フケが大きくなるパターン>

乾燥フケはそのほとんどが細かいフケです。

その乾燥フケが大きくなる事はあまりないのですが、いつもより少しだけ大きいなと思えるくらいの大きさはあるようです。

フケはそもそも皮膚がはがれたものですが、その皮膚が汗などの水分を含んでいた場合はフケ同士がくっつき大きくなることがあります。

また、古くなった角質がはがれる際に大きくはがれる事があります。その時はいつもより大きく見える事があります。

この様に乾燥フケが大きいとはいってもある程度の大きさです、その違いがはっきり分かるような違いはありません。

<脂性フケが大きくなるパターン>

脂性フケもそのほとんどは細かいフケです。

脂性フケの原因は皮脂の過剰分泌によるマラセチア菌の繁殖ですが、皮脂が過剰分泌していると言う事は、頭皮を正常に戻そうとターンオーバーを活発に繰り返しているはずです。

ターンオーバーの過程で未熟な皮膚がはがれ落ちる事ででるフケは、皮脂の過剰分泌によって頭皮からはがれ落ちる事が無く、そのまま頭皮に残ってしまいます。その残ったフケにさらにターンオーバーではがれた未熟な皮膚がフケとなってくっつく事で徐々に大きくなっていきます。

この様に脂性フケは皮脂の油や汗の水分を多く含むフケが頭皮に残ることによって、フケ同士がくっつきあい、大きくなっていきます

頭から大きいフケが出た時のやるべき対処方法とは

フケが出る原因は『ターンオーバーの乱れ』ですが、大きいフケとなる原因は『皮脂の過剰分泌』です。

なので、フケが出る原因となるターンオーバーの乱れを治す事が先決です。

ターンオーバーが乱れる原因は、日々の生活習慣の乱れと言われるくらい毎日の暮らしにその原因があります。

その生活習慣と対処方法をご紹介します。

洗浄力の強いシャンプーを使っている

フケを気にし始めたら、まず最初に考えられる見直しポイントはシャンプーです。

なぜなら、シャンプーがフケの原因となっている事が非常に多いからです。

フケが気になり始めたからシャンプーを替えたらすぐに改善したとの報告もあり、とにかく改善効果も早いのでやってみる価値が大いにあります。

現在使用しているシャンプーが、スーパーやドラッグストアなどで購入できる、2,000円未満の安価なものであれば変えてみる事をおススメします。そういったシャンプーは非常にスッキリ感やさっぱり感があり、洗ったという満足感が高いです。さらに香りも良く、髪の毛もツヤツヤして指どおり滑らかになります。

この様に非常に良い事ばかりですが、頭皮にとっては良い事ばかりではありません。

スーパーやドラッグストアで購入できるシャンプーは洗浄力が非常に強いため、頭皮に必要な皮脂を必要以上に洗い流してしまいます

必要以上に皮脂を洗い流されてしまった頭皮は保湿機能を失い急激に乾燥します。乾燥した頭皮は皮脂を補おうと分泌しますが、必要以上に洗い流されているため過剰に分泌してしまいます。

その皮脂の過剰分泌がマラセチア菌を繁殖させてしまい、さらには炎症をおこしてしまいフケがでるという悪循環を起こしているのです。

皮脂の役割は非常に大切で、適度な量が頭皮には必要です。その為にはまずシャンプーを洗浄力のマイルドなアミノ酸系シャンプーに変える事が必要です。アミノ酸系シャンプーは肌の性質に近いので非常に安心して使用できます。

まず、フケの対策として一番最初に取り組むべき対処方法です。

洗髪後の乾かし方が間違っている

男性は特に多いのですが、洗髪後の乾燥方法が間違っている事があります。また、髪の毛が短いからと言って自然乾燥の方もいます。

頭皮がしっかり乾燥されていない状態が長く続くと、湿気で蒸れて細菌が増殖します。細菌の増殖は頭皮の炎症を引き起こしますので、頭皮の乾燥は炎症の予防でありフケの対策であると言えます。

洗髪後の頭皮の乾燥方法は、まずタオルで水分をしっかりとることが必要です。ただし、タオルで頭をゴシゴシこすると頭皮に傷をつけてしまう可能性がありますので、タオルは髪の水分を優しくたたいて取るようにしてください。

髪の毛の水分がおおかた取れたらドライヤーでの乾燥です。ドライヤーは温風で動かしながら頭全体をまんべんなく乾かしましょう。ドライヤーの温風での乾燥は8割程度にとどめて、最後は冷風で乾かしてください。

最後まで温風で乾かしてしまうと頭皮が乾燥してしまい皮脂の過剰分泌を招き、フケの原因となってしまいます。

意外に手を抜いてしまうドライヤーでの乾燥もフケ予防には必須の対策です。

偏った食事は栄養バランスが崩れる

肥満の原因とも言われている欧米食は頭皮にとっても大敵です。

やはり欧米食は脂肪が多く皮脂を抑えたいのであれば控えるべき食生活です。食生活を変えるのは、その人の暮らし方でだいぶ違うと思いますが、コンビニ弁当が多いのであれば、野菜をプラスする、外食が多いのであれば肉ではなく魚に変える、奥様の手料理を食べれるのであれば和食を希望する。など、ライフスタイルに合わせた食生活があると思いますので、できる限り変えるように心掛け、無理をしない替え方をしてください。

必要な栄養素は、ビタミン、ミネラル、亜鉛など、頭皮の健康には欠かせないものです。もし、食事では無理があるのであれば、サプリメントで補充しても問題ありません。サプリメントは家族で使用できるものなので、できれば家族全員で取り組んでみましょう。

しかし、食生活を変えたとしても効果はすぐに表れません。半年や1年のサイクルで効果が表れてくるはずですので、継続する事が非常に大切になります。

血行不良はターンオーバーの乱れにつながる

血行不良は心蔵より上部にある頭は非常に影響を受けます。人間の体は重要な臓器に血を優先的に送ろうとする非常に賢い生体です。なので、命に影響を与えない頭皮は血行不良によって血液の流れが極端に悪くなる可能性があります。

血液は栄養を運ぶためには非常に大切です。血液がしっかり循環しないとお肌の生まれ変わりであるターンオーバーも機能を低下してしまいます。血行不良の改善は体全体の健康維持に必須となるので、しっかりと改善する事が必要です。

血行不良の主な原因は運動不足です。運動をすることで筋肉が働き、血液を下から上へ押し上げてくれます。心臓のポンプの力だけではやはり弱いので、しっかりと筋肉をつけ、それを維持する必要があります。

運動ははげしいものではなくウィーキングや軽いジョギング程度で問題ありません。軽く汗をかく程度でもしっかりと筋肉をつけ、それを維持する事は可能です。

ストレスは睡眠の質を上げて一気に解消

ストレスによるホルモンバランスの崩れがおきることで、ターンオーバーが乱れたり、皮脂の過剰分泌が起きたりします。

ストレスは溜めてはいけません、少しでも良いので発散する自分なりの方法を見つける必要があります。

ストレス解消で有効と言われているのは『快適な時間を過ごす』事です。それが運動だったり音楽、映画、温泉、読書なのかは自分でやってみて一番好きなものを探してみましょう。それがストレス解消につながるはずです。

ただ、そんなに簡単に自分の好きなものは探せないと思いますので、まずは日々のストレス解消方法として取り組んで頂きたいのは『質の良い睡眠』です。

睡眠はストレスを溜めない方法として非常に有効です。

特に22時から2時の間は成長ホルモンが多く分泌され、新陳代謝が活発になります。その時間に深い睡眠を取ることによってストレス解消や体力回復、さらには頭皮の健康までも可能にしてくれます。

質の良い睡眠、深い眠りを促すためには、軽めの運動や就寝前のストレッチ、牛乳を飲む、スマホを見ないなどが効果的といわれています。

大きいフケが出た時の対処法まとめ

大きいフケの原因は皮脂の過剰分泌である可能性が高いです。

まずは、シャンプーをアミノ酸系に変えてみたり、食事を少し見直してみたり、軽い運動を日々の生活に取り入れてみたりする事で、改善方法が見つかるはずです。

もし、全て実践してみたけどそれでも脂性フケは治まらないときは、皮膚科を受診してみる事をおススメします。

いくら努力しても病気であれば自然治癒できない可能性がありますので、そこは早めの判断をしましょう。

フケは治せます。治せる悩みは治して快適な生活を送りましょう。