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頭皮のフケが多くなって脂っぽいなら脂漏性皮膚炎という病気かも

脂漏性皮膚炎は頭皮や顔にできる病気のひとつその原因と対策

 

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脂漏性皮膚炎になってしまう方は多いです。

脂漏性皮膚炎の初期段階はこんな症状から始まります。

1.近頃フケが多くなった。

2.1日中頭がかゆい。

3.毎日シャンプーするけどフケが止まらない。

4.鼻のわきが赤くなって皮がむける。

5.髪の毛の生え際にかさぶたの様なフケのかたまりがある。

6.耳の後ろが赤くなっている。

7.髪の毛や頭皮をさわるとベタベタする。

この中の項目に1つ当てはまるのなら脂漏性皮膚炎の可能性があります。

脂漏性皮膚炎の方に限らず、フケ症の方は頭皮のフケ位どうって事ない。という方が多いのですが、もし脂漏性皮膚炎が悪化すると、フケの塊が髪の毛にくっついたりイヤな臭いを発生させたり、かさぶたが目立つようになったり、炎症が悪化して痛みを感じたりかゆみがひどくなったりします。

フケが多くなると家族に指摘され、通勤電車でチラチラ見られたり、会社の机の周りがフケだらけになったりと、少しずつ周りの人の目が気になり出し、恥ずかしい思いをするかもしれません。

自分は清潔にしているのにフケのせいで不潔にみられてしまうのです。気にしすぎていつも肩にのったフケをパタパタはたいたり、机の周りに落ちているフケをこまめに掃除したりと、そのことでストレスになってしまいます。

そんな脂漏性皮膚炎の原因と症状をご紹介します。

脂漏性皮膚炎とはどの様な症状で何が原因なのか

脂漏性皮膚炎の初期症状は、頭皮が脂っぽくなり髪の毛に大きなかたまりのフケが多く見られるようになります。

脂っぽさの原因は皮脂の分泌が多いためですが、その皮脂が毛穴に詰まり酸化する事でイヤな臭いを発生させることがあります。

さらに症状が進むと炎症やおさまらないかゆみが始まります。かゆみがひどくなってくると、湿疹の様なものが出来始め髪の毛の生え際のかさぶたの様なものが目立つ様になってきます。炎症や湿疹の影響で頭皮に痛みを感じることもあります。f:id:trustretain:20171117222006j:plain←脂漏性皮膚炎の原因となる真菌こと『マラセチア菌』
出展:www.fukesyo.jp

脂漏性皮膚炎の原因は、頭皮に生息するカビ(真菌)のマラセチア菌が異常繁殖することで発症します。マラセチア菌の異常繁殖の原因は、皮脂腺から分泌される皮脂が過剰分泌することにより、過剰な皮脂を求めマラセチア菌が異常繁殖します。

異常繁殖したマラセチア菌は皮脂の中にある中性脂肪を分解する時に脂肪酸を排出します。その脂肪酸が頭皮に炎症をおこし脂漏性皮膚炎となってしまいます。

また、皮脂の分泌は男性ホルモンが盛んに行っているため、脂漏性皮膚炎の多くは男性と言われています。女性の場合は偏った食事、睡眠不足、ストレスなどによってホルモンバランスが崩れてしまい皮脂分泌が過剰になりますので女性も男性同様脂漏性皮膚炎になる可能性はあります。

この脂漏性皮膚炎は真菌ことマラセチア菌の様な菌やカビ以外の原因による発症はありません。菌をやっつけるような抗真菌薬をぬっても治らないときは菌が原因の可能性が低くなるので、ほかの対策を練られた方が良いかもしれません。

脂漏性皮膚炎と間違われやすいのはアトピー性皮膚炎です。脂漏性皮膚炎は乾燥していても発症する病気です。アトピー性皮膚炎の特徴ははげしいかゆみですが、そのかゆみは肌が乾燥して皮脂バリアの無い肌に刺激が直接当たるためです。

この様にアトピー性皮膚も脂漏性皮膚炎も症状が似通っているため自己判断が出来な場合があります。抗真菌剤などのお薬を塗っても症状が収まらない場合は病院へ行って医師に的確な診断をつけてもらいましょう。

頭皮の脂漏性皮膚炎を治すにはどんな方法や手段を取るべきか

脂漏性皮膚炎は症状が軽いうちに早めの対処が必要です。自己治癒が出来ないものでもないのですが、悪化してからでは治りも遅くなってしまいます。まずは病院へいく事をおススメします。

悪化する前に皮膚科を受診

症状が軽いうちに皮膚科を受診する事が望ましいです。脂漏性皮膚炎は症状が悪化すると慢性化してしまい、治るまでの時間も長くかかってしまいます。医師に正しい診断をつけてもらい正しい治療方法で治すことが最も早く治すことができます。脂漏性皮膚炎は症状が軽いうちはニゾラールローションという抗真菌剤が処方されることが多いです。ただし、頭皮のあかみやかゆみがひどくどうしても掻いてしまう場合は、ステロイド剤が処方されます。ステロイド剤は正しい使い方をしないといけませんので、医師または薬剤師に使い方をしっかり指導してもらいましょう。お薬の使い方や副作用などは薬剤師に聞くと詳しく教えてもらえます。薬剤師は薬の専門家なので心配事はすべて解決してくれるでしょう。

正しい診断と治療方法からの自己治癒方法

脂漏性皮膚炎である、と正しい診断を受けた後はしっかりと治療方法を実践していけば症状は治っていきます。その後の自己治癒の方法として、抗真菌薬入りのシャンプーを使用する事も良いのですが、これも医師や薬剤師に確認してから使用すると安心です。

また、脂漏性皮膚炎の原因は真菌なので、湿度の高い所を好みます。長髪か短髪かというとやはり短髪の方が蒸れにくく菌の増殖を防げる可能性は高いです。逆に長髪だと蒸れやすく菌の好む環境になりがちですので頭皮のケアは短髪に比べてしっかりとする必要があります。湿ったままの頭皮で数時間放置するような洗髪後の自然乾燥だけはしないようにしましょう。

スーパーやドラッグストアの安価なシャンプーはダメ

高級アルコール系シャンプーや石鹸シャンプーというものは洗浄力が強く頭皮に刺激を与えすぎてしまいます。また、シリコン入りなどは洗い残しになりやすく頭皮にカスが残ってしまいがちです。そういったシャンプーは出来るだけ避け、アミノ酸系シャンプーを使用するようにしましょう。アミノ酸系シャンプーは洗浄力は強くありませんが、頭皮の汚れはしっかり落とし、頭皮の余分な皮脂もしっかりと落としてくれるのにお肌に優しい成分です。たまにシャンプーを使用しない湯シャンというお湯で流すだけの洗髪が勧められますが、湯シャンでは頭皮を清潔に保つことはできません。やはり湯シャンでは頭皮の余分な皮脂やフケまでしっかり洗い流すことはできず、脂漏性皮膚炎の悪化の原因になりかねません。

シャンプーはアミノ酸系を使用ししっかり頭皮を清潔に保っても、乾燥と保湿に手を抜いてはいけません。乾燥はタオルとドライヤーを使用し乾燥させすぎない様にしっかり乾かし、その後は保湿する事が大切です。頭皮がしっかり保湿されることによって頭皮の健康は保たれ、頭皮を傷や雑菌から守る頭皮バリアがしっかり機能するでしょう。

気を付けるべきポイントは生活習慣

生活習慣は毎日普通に行っている習慣です。その中で脂漏性皮膚炎を発症、悪化、再発させないためにも生活習慣の乱れを少しずつでも改善しましょう。

まずは、入浴不足や洗髪不足、洗顔不足の等の清潔にする習慣の改善を行いましょう。
次に、食生活の偏りによる栄養不足を解消し、ビタミンやミネラル、亜鉛などの栄養をしっかり摂りましょう。
次に、睡眠不足やストレスを解消し、ホルモンバランスを整えましょう。できれば軽めの運動がお勧めです。

脂漏性皮膚炎の原因と対策まとめ

脂漏性皮膚炎は症状が軽いうちに皮膚科を受診し、医師に正しい診断と治療方針を示してもらう事が大切です。

正しい治療方針をしっかりつづける事で約1ヵ月で症状は治まると言われています。

但し、脂漏性皮膚炎は完治は難しく再発する事がありますので、出来る限り自分でできるヘアケアと生活習慣の改善をして予防しましょう。