40代の身だしなみ徹底講座

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フケやかゆみに効く薬はあるのか、病院へ行かずに治す方法とは

フケが肩に落ちてきていつの間にか真っ白に!

フケが髪の毛に絡みついてギトギトした髪の毛に!

フケのせいで毎日お風呂でキレイに洗っているのに不潔に思われてしまう。

頭のかゆみがひどくて、無意識のうちにか掻きむしっている!

頭のかゆみがひどくて、何にも集中できない!

そんなフケやかゆみで悩んでいるけど、病院へ行くまでもないかも、時間が無いから病院は無理と色々な理由で、自分で何とかならないかと思っている方は多いと思います。

そこで、フケやかゆみに効く薬や自宅で行うべき対処法などをご紹介します。

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フケやかゆみはセルフケアで解決!市販されているフケやかゆみの薬とは

フケの薬は塗り薬やスプレー剤等の外用薬がほとんどです。頭皮に直接塗りこみ、フケの原因である炎症や荒れ、頭皮の乾燥などを改善します。また、頭皮の栄養不足によってフケやかゆみが悪化している事も考えられるため、栄養を補うためビタミン剤などのサプリメントを同時に使用することもおススメです。

抗ヒスタミン配合剤

ヒスタミン(ひすたみん)とは、末梢神経や中枢神経系に広く分布する生理活性物質(生体の生理や行動に作用して体の働きを調整する化学物質)です。主に、生体内で炎症、アレルギー反応、胃酸分泌、神経伝達に関与しており、かゆみを起こす物質のひとつです。
このヒスタミンの体内発生を抑えてくれたり、すでに発生しているヒスタミンの作用を止める事ができるのが抗ヒスタミン剤配合剤です。直接頭皮に塗りこむことにより、かゆみの原因となる箇所に直接作用し、無意識のうちに掻きむしってしまい頭皮に傷をつけてしまう事から防御し、皮膚の炎症などが悪化しない様にします。それと同時に保湿成分も含まれることが多いので、頭皮を保湿して乾燥からも頭皮を守ってくれるようです。

有効な成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩

作用と特徴:体内でくしゃみ、鼻水、かゆみなどのアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの作用を抑えて、鼻炎や皮膚の症状を抑える効果をあらわす抗ヒスタミン薬です。

ステロイド剤

湿疹や皮膚炎を鎮めてくれるのがステロイド剤です。市販されているステロイド剤は病院で処方されるものに比べると作用は穏やか(中程度『medium』)ですが、軽度の湿疹や皮膚炎などであれば改善する事は可能です。かゆみを抑える効果に即効性がありますので、全く改善しない場合は、ステロイド剤の効かない細菌やウィルス、真菌(カビ)などによる皮膚感染症を疑う必要があります。逆に効果が現れたら使用する頻度を下げ、できるだけ早めに使用を控えましょう。なぜなら、頭皮は皮膚が薄くデリケートにできているため、ステロイド剤の影響で頭皮の硬化やただれなどを起こしてしまう可能性があります。ステロイド剤の使用は慎重に行ってください。

有効な成分:ヒドロコルチゾン

作用と特徴:湿疹やアトピー性皮膚炎をはじめ、さまざまな皮膚症状に使用されています。ただし、症状をとる対症療法薬ですので、病気の原因そのものを治すことはできません。

フケやかゆみで病院へ受診してもらえる薬はかなり効く

フケやかゆみで病院へ行くときは皮膚科を受診しましょう。大きな総合病院ではなく、近くのクリニックで皮膚科の専門医に受信する方が良いですね。専門医のドクターに診断をつけてもらえればしっかりと効く薬を処方してくれますので、市販薬に比べると効果はかなり期待できます。処方薬で副作用や併用禁忌など分からない事はドクターや薬剤師にしっかり指導して頂きましょう。

抗真菌薬・抗菌薬

抗真菌薬は脂漏性皮膚炎などの原因と言われているマラセチア菌などの真菌を退治し、抗菌薬は皮膚感染症の原因菌を殺菌、除去するお薬です。両方ともフケの原因となる菌に対して直接作用するので、効果は非常に期待できますが、作用速度に即効性は無いので、改善が見られるようになるには少し時間がかかります。効果が無いからとすぐにやめてしまうのではなく、しっかりつづける事が大切です。

有効な成分:ケトコナゾール、イトラコナゾール、ミコナゾール

作用と特徴:強い抗真菌活性と幅広い抗真菌スペクトルを特徴とし、水虫の原因菌である白癬菌にくわえカンジダや癜風菌にも有効です。殺菌的に作用するので、きちんと治療すれば完全に治せます。

有効な成分:ゲンタマイシン硫酸塩、ロキシスロマイシン

作用と特徴:細菌のタンパク合成を阻害することで、殺菌的に作用します。黄色ブドウ球菌などグラム陽性菌のほか、緑膿菌などのグラム陰性菌に強い抗菌力を示します。

ステロイド剤

副腎から分泌される代表的なホルモンにコルチゾルがあります。コルチゾルは、糖や脂肪の代謝系に働いたり、体液の維持、免疫系の調整など大事な役目をしています。病院では、このコルチゾルの仲間を『ステロイド』とか『副腎皮質ホルモン』と呼んでいます。
ステロイド剤は効果の強い順に『最強(strongest)、非常に強力(very strong)、強力(strong)、中程度(medium)、弱い(weak)』といった5段階にランク付けされます。これらを、体の部位や症状、年齢などに応じて使い分けられます。病院では5段階全て処方する事が可能ですが、市販薬では中程度(medium)までが販売できる限度となっています。ステロイド剤は効果が強ければ強いほど刺激が強くなるため、使用できる部位はドクターや薬剤師によってしっかり限定されています。
一般的には、皮膚の薄い部位(顔など)には穏やかなものを、その他の部位には強めのものを使用する事が多いです。フケの原因と言われている脂漏性皮膚炎などの場合は、かゆみに即効性のある、最強(strongest)や非常に強力(very strong)が多く使われ、使用すれば強いかゆみやひどい赤みをすぐに落ち着かせてくれます。ただし、最強(strongest)や非常に強力(very strong)は効果の即効性がある反面、皮膚への吸収がされやすい成分を多く含んでいるため、その使用期間は約1週間程度に限定されます。また、ステロイドはかゆみや赤みなどの炎症には非常に効果的ですが、フケの原因と言われているマラセチア菌を除去する効果は全くありません。そのためフケ自体を治すことではなく、あくまでも、強いかゆみや炎症などの症状をすばやく鎮静させるために使用している事を忘れてはいけません。

有効な成分:クロベタゾールプロピオン酸エステル、クロベタゾン酪酸エステル、フランカルボン酸モメタゾン、ベタメタゾン、フルオシノニド、ベトネベート

作用と特徴:短期間で皮膚炎をおさえることが可能で、腫れや赤みをすみやかにとり、かゆみや痛みをやわらげます。このため、さまざまな湿疹・皮膚疾患に広く使用されています。しかし、症状をとる対症療法薬ですので病気の原因そのものは治すことはできません、皮膚をよい状態に導き、かきむしりによる悪化を防ぐことに有用です。

内服薬

病院では外用薬と合わせて、さらに薬の効果を引き上げようと内服薬を処方する事があります。外用薬は体の外側から、内服薬は体の内側から、フケやかゆみの症状に攻撃する事でより効果的に治療する事が可能になります。
内服薬で処方されることが多いのは、赤みや炎症を鎮める為の抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤など、皮脂の分泌をコントロールするためにビタミン製剤などが処方される事があります。また、漢方薬なども処方されることがありますが、それは皮膚の炎症から発生しやすい熱を抑える為や、薬へのアレルギーなどがあり通常の処方薬が使用できない場合です。

フケやかゆみに効く薬と頭皮セルフケアは同時にやると効果あり

フケやかゆみをセルフケアで治したいのであれば、まずは、市販薬で頭皮の炎症を抑える事が先決です。また、市販薬を始めたのであれば、日々の生活習慣も同時に改善していきましょう。生活習慣を改善する事で、フケやかゆみの悪化を防ぎ、市販薬の効果を上げる事が期待できます。今日から始める生活習慣の改善6つのポイント!

1)シャンプーを刺激の少ないアミノ酸系シャンプーへ変更

2)シャンプーの時は爪を立てずに指の腹でやさしくマッサージを行う

3)シャンプーの後はすぐにドライヤー温風で8割乾燥し冷風で10割乾燥

4)ビタミンを含むバランスのとれた食事に挑戦する

5)質の良い睡眠をしっかりとる

6)ストレスを溜めずにしっかり解消

生活習慣の改善は頭皮の健康維持には欠かせないポイントです。特にシャンプーに気を付けて改善してみましょう。

フケやかゆみに効く薬まとめ

フケやかゆみを自分で治すには市販薬と生活習慣の改善が必要ですが、それでも症状に改善が見られない場合は必ず皮膚科を受診してください。フケやかゆみの原因はさまざまありますので、市販薬でかなりの効果があるものもあれば、まったく効果の無いものもあります。一時的に効果が見られてもすぐに再発してぶり返すものもあります。また、効果があると言われている市販薬でも自分の症状に適合せず、かえって悪化させてしまう事も少なくありません。そのまま放置すると重度の皮膚炎などに発展してしまう事も考えられますので、皮膚科を受診して専門医にしっかりとした診断をつけてもらい、適切な治療方法と処方薬を指導してもらう事が必要です。皮膚科を受診すれば市販薬とは比べ物にならない位早く改善効果が見られるとおもいます。しっかり治して悩みを解消してしまいましょう!