40代の身だしなみ徹底講座

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頭のかゆみががまんできない、かゆみとフケが止まらい原因と対策

我慢できない頭のかゆみ、フケとかゆみが止まらない原因

頭がかゆい!といつの間にか頭をボリボリかいてしまう。

我慢できない頭のかゆみをボリボリかけば止まる事のないフケ。

フケが落ちてこない様にできるだけ触りたくない頭。

しかし、無情にもガマンのできないかゆみが襲ってくる。

そんな頭のかゆみの原因は大きく分けて、乾燥、脂性、感染、ストレスの4つ。

それぞれの違いを見分け、それぞれの対策をご紹介します。

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頭皮の4大トラブルがかゆみとフケを伴う原因

通勤での満員電車やギュウギュウ詰めバスの車内で襲ってくる頭のかゆみ、会議の途中や、大事なプレゼンの途中に何の前触れもなく襲ってくる頭のかゆみ。

がまんが出来ずにボリボリ掻いてしまうと、知らぬうちに肩にはどっさりパラパラのフケが!

毎日ちゃんとお風呂に入って頭もしっかり洗っているつもりなのに、と少々やりきれない気持ちになっていませんか?

その原因となる頭皮の4大トラブルをご紹介します。

頭皮の乾燥によるかゆみとフケ

歳を重ねると増えてくるシワ、これと同じように頭皮も水分を失い乾燥しやすくなります。頭皮の水分を蓄えてくれているのは、セラミドやNMFといわれる天然保湿因子、さらにはコラーゲンです。この手のお肌の成分を失ってしまうのは40代に突入してからで、その量は20代の半分になると言われています。

また、季節的な乾燥も要因のひとつです。それに加えて帽子や日傘で防御しないと紫外線の影響をもろに受け乾燥してしまいます。そんな乾燥に負けてしまった頭皮はどうなるのか。

頭皮の水分が減ってしまい、角質がはがれてフケとなって現れます。角質がはがれた頭皮は地肌がむき出しになり、外部からの刺激を受けやすくなり『敏感肌』になってしまいます。敏感肌は角質に守られていたかゆみを感じる神経がむき出しになった状態となるので、我慢できないほどのかゆみを起こす様になります。

頭皮の湿気によるかゆみとフケ

常在菌というものを聞いたことがあるとは思いますが、人の体には様々な菌が存在します、それは誰しもが持っている菌で通常は何の影響もない体にとっては必要な菌なのです。その一つに『マラセチア菌』がいます。マラセチア菌はニキビの原因菌ともいわれ、皮脂をエサに生存し、湿気を好むカビの一種です。

皮脂の過剰分泌によりマラセチア菌が繁殖すると、ターンオーバーと言われる頭皮の新陳代謝が早くなってしまい、新しい細胞がしっかり出来上がっていない状態で頭皮に出て、軽い刺激でもすぐにフケとなってはがれ落ちてしまいます。すると頭皮の地肌は角質や皮脂によるバリア機能を失い『炎症』を起こしてしまいます。その炎症が我慢できないかゆみを起こす原因となります。

マラセチア菌が増える大きな原因として欧米食の様な油っこい食事、過度なストレス、睡眠不足などが考えられます。

頭皮の感染によるかゆみとフケ

今のこの時代にも存在するアタマジラミは、髪の毛の毛根付近に寄生して頭皮から血を吸ってかゆみや湿疹などを起こします。昔に比べたら減ってきていたはずのシラミが、この時代にきて増え始めている理由は、海外旅行者が外国からシラミを持ち帰り、感染源となってシラミの感染を広げているのではと言われています。シラミの予防方法は、布団や枕、タオルやクシなどを共有しない事です。特に布団や枕は洗う事が少ないので、こまめに交換や洗濯が大切です。さらには掃除機をかける事も怠らない様にしましょう。

また、頭皮にできる水虫として『しらくも』があります。しらくもはカビの一種であり感染症です。しらくもに感染してしまうのは、水虫菌が付着した指や爪で頭を洗ったことが原因とみられています。ただし一部では、ペットの犬や猫を家の中で買う事が多くなったためとも言われています。

ストレスによるかゆみとフケ

ストレスによって体全体が緊張状態になり血行不良を起こしてしまいます。血液の流れが悪くなると頭皮に十分な栄養が送られずフケやかゆみを起こしてしまいます。また、ストレスの原因とも言われる睡眠不足や、不規則な生活、偏った食事で頭皮が肌荒れを起こしてしまいます。この場合、フケやかゆみだけでなく、頭皮の肌荒れを補修しようと足りない潤いの代わりに皮脂を過剰に分泌してしまいます。皮脂の過剰分泌が起こると、乾燥しているはずなのに頭皮がべとべとしたり、頭皮からイヤな臭いが発生したりする現象も起こりやすくなってしまいます。

頭皮の4大トラブルをフケやかゆみの症状から見分ける方法

フケにはその状態から2種類に分けられます。さらには頭皮の状態によってかゆみの原因もわかってしまいます。

そんな頭皮のフケや頭皮の状態から頭皮の4大トラブルを見分ける方法をご紹介します。

パラパラした細かいフケが肩に落ちてくる

パラパラした細かく小さいフケが肩に落ちてくる場合は『乾性フケ』である可能性が高いです。乾性フケはその名の通り、乾燥によるフケの症状です。季節的に乾燥し始めたらフケが出て、乾燥肌がひどくなったり、髪の毛がパサついたりする、夕方付近になってくるとかゆみも加わってフケが落ちてくる、また、シャンプーやリンスなどはカスが頭皮に残らない様にしっかりすすいでいるのに、フケやかゆみが止まらない、といった症状が見分けるポイントです。

頭皮が赤くただれベタベタした大きいフケが見える

頭皮の地肌が赤くただれていて、少し大きめのベタベタしたフケが髪の毛にくっついてしまっている場合は『脂性フケ』である可能性が高く、脂漏性皮膚炎という病気である可能性が高いです。皮脂が過剰に分泌され、それをエサにするマラセチア菌が繁殖したことにより、頭皮の炎症が起きてしまった状態です。

シャンプーしてもすぐに脂っぽくテカテカした髪の毛になる、シャンプーしてもすぐにフケやかゆみが襲ってくる、夕方付近には髪の毛同士がくっつきあうほど脂っぽくなっている、鼻の周りや耳の後ろにかさぶたの様なカサカサした炎症がある、髪の毛の生え際にかさぶたの様なものから皮がはがれている、といった症状が見分けるポイントです。

一部の髪の毛の脱毛や髪の毛のフケが取れない

シラミが頭に存在しているかは『髪の毛の根元付近にシラミの卵がくっついているかどうか』で見分けがつきます。シラミは耳の後ろや、首の後ろの襟足などの髪の毛の根元に産卵します。パッと見はフケの様な粒ですが、フケとは違い丸くふっくらとしていて、爪で掻いても少々の事でははがれないのが特徴です。

また、しらくもと言われる水虫は、かさぶたの色が白い、頭皮からイヤな臭いがする、髪の毛の一部だけが薄くなり細かいフケが着いているというのが特徴です。

この症状の場合は、皮膚科を受診し専門医にしっかりと診断して頂き、治療方針を決定してもらう様にしましょう。

 環境の変化でフケやかゆみが治まるならストレス性

睡眠不足が解消したらフケが少なくなり、かゆみも症状が軽くなったという場合はストレス性である可能性が非常に高いです。バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動で症状が軽くなるのなら、少しずつでも始めて、まずはストレス解消が出来るような自分のリラックスタイムを作りましょう

止まらないフケ、我慢できないかゆみの対策は症状別の頭皮ケア

顔のお肌をケアするように、頭のお肌もケアが必要です。頭皮のケアをすることで頭皮環境が改善する事が多くあります。

ガマンできないかゆみや止まらないフケの改善には頭皮ケアは必須です。

フケやかゆみの原因が乾燥なら

1)シャンプーの種類を刺激の弱いアミノ酸系に変更する

2)シャンプーに重曹を入れ弱アルカリ性にする

3)シャンプーヘッドなどでシャワー水から塩素を除去する

4)シャンプーの方法や手順を見直す

5)ビタミンAやビタミンBをバランス良く摂取する

6)シャンプー後の頭皮に保湿ローションを使う

7)空気乾燥を避ける為加湿器を使う

フケやかゆみの原因が脂漏性皮膚炎疑いなら

1)シャンプーの種類を抗真菌剤入りの薬用シャンプーに変更する

2)シャンプーに重曹を入れ弱アルカリ性にする

3)シャンプーの方法や手順を見直す

4)シャンプーの後はドライヤーでしっかり乾かす

5)欧米食の様な油っこい食事は避ける

6)睡眠不足や過労によるストレスをためない

7)整髪料やヘアカラーなどの刺激の強いものは使用しない

頭皮ケアをしっかりしていても、どうしても激しいかゆみに襲われる場合は皮膚科の専門医に必ず診断してもらい、原因をはっきりさせることが先決です。たかがフケ位、たかがかゆい位と簡単に考えてはいけません。
脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、しらくも、シラミなどの感染症かもしれませんので、躊躇せずすぐにでも皮膚科へ行きましょう。

ガマンできないかゆみや止まらないフケにはシャンプーの見直し

とにかく頭皮になんらかのトラブルが起きたら、まずはシャンプーの見直しが必要です。

皮脂や常在菌は本来全く悪いものではありません。頭皮の水分と皮脂のバランスが保たれていればそれは健康な頭皮と言えます。

ところが、フケやかゆみが出る事で、しっかり洗わなくてはという間違った方法をとってしまう方がいます。

1日に2回も洗浄力の強いさっぱり感のあるシャンプーで、爪を立ててガシガシ洗ってしまい頭皮の状態を悪化させてしまっています。

頭皮は非常にデリケートな皮膚なので、角質層を爪でひっかくと簡単に傷がついてしまい、炎症を起こしてしまいます。炎症を起こしてしまった頭皮はますます乾燥し、バリア機能を失ってしまいます。

そんな悪循環を起こさない様にシャンプーの方法とシャンプー選びをご説明します。

シャンプーの正しい方法を知り、頭皮の健康を保つ

1)髪の毛を濡らす前にブラッシングして髪をほぐし大きい汚れを落とす

2)指の腹で髪の毛と頭皮をしっかりすすぐ

3)シャンプーは手の上で泡立てる

4)後頭部→側頭部→頭頂部の順にマッサージをしながら洗う

5)時間をかけてシャンプー剤を残さない様にしっかりすすぐ

シャンプー剤の選び方は頭皮の症状に合わせる

フケやかゆみがある場合のシャンプーは、スーパーやドラッグストアで安価で販売されているものは適しません。それは、フケがかゆみがある場合、頭皮は何らかのトラブルサインを送っている事になりますので、石油系の界面活性剤ラウリル硫酸ナトリウムの様なスッキリ感を重視した男性用シャンプーは、洗浄力が強く皮脂を取り過ぎてしまい、頭皮のバリア機能を取り戻すことができません。また、洗った後に髪の毛がきしんでしまいがちの石鹸シャンプーも洗浄力が強すぎるでしょう。
基本的に選ぶべきシャンプーは、アミノ酸系のノンシリコンシャンプーです。脂漏性皮膚炎などの場合は、抗菌、抗炎症作用などの有効成分を含む薬用シャンプーを選ぶようにしましょう。

ガマンできなかゆみと止まらないフケのまとめ

フケやかゆみに悩んでいる方は、シャンプーの見直しが先決です。まずは、朝シャンや1日2回のシャンプーはやめましょう。それでも改善しない場合は、シャンプーの手順やシャンプー剤の変更を試してみて下さい。
さらには、頭皮の健康維持のために、生活習慣や食事の改善など、体の内側からの見直しも大切な事です。しっかりと症状を見極め、早めの対策が症状の悪化を食い止める一番の方法です。