40代になって頭は毎日しっかり洗っているのに臭う頭皮と耳の後ろ
スーツはビシッと、シャツにシワなし、靴もピカピカ、身だしなみはバッチリ。
40代になってもしっかりと清潔感を損なわない身だしなみをキープしているのに、どこからか気になるスメルが!
彼女は何も言わないかも知れないけれど、奥様は遠慮なく『クサッ』と言われませんか?
彼女は何も言わないかも知れないけれど、子供は無邪気に『くせーし』と言われませんか?
頭も体も毎日お風呂でしっかり洗っているから、ニオイなんてありえない。と思っていませんか?
しっかりシャンプーしても、しっかりボディーソープで洗ってもどこかしらからニオイを発しているのです。
たぶん当の本人は全く気が付いていないそのニオイ、せっかく身だしなみに気を使っても、ニオイで減点されたらもったいないです。
そんな、40代のニオイの悩みを分かり易くまとめてみましたので、ご紹介します。
もし、自分も気づいていないニオイに悩み、何かしら手を打とうとお考えなら参考にしてみて下さい。
40代になって気になるニオイ、耳の後ろをこすって臭ってみたら
40代って仕事場でも、出会いの場でもなぜか周りに気を使ってしまいます。
後輩と食事言ったり、女性と飲みに行ったりしても『割り勘ね』とは言いにくい世代ではないですか?
中途半端に歳をとっているから、給料が高い訳でもないのにおごってしまう。お金を使い過ぎて奥様にどやされる。
そんな日常を送り、できる限り周りに気を使い、自分の身なりも気を使っているのに、クサイなんて言われた日には悲しすぎます。
ニオイの原因を知り対策をする事で、少しでもイヤなニオイから解放されるのなら是非ともやってみたいと思いませんか。
まずは、臭いの原因から探ってみましょう。
30代~40代の男性のニオイの原因が全て『加齢臭』と思っている方が多いとは思います。
しかし、加齢臭の原因と言われている『ノネナール』は、40代ではほとんど発生しないと言われています。
ノネナールが本格的に発生するのはそのほとんどが50代と言われていて、ノネナールが発する加齢臭のニオイというのは、昔の家のニオイというか、枯れた草のニオイというか、どこか懐かしい感じのニオイです。
それに比べて、40代になって発生するニオイは、独特で古い油の様なイヤなニオイです。
では、加齢臭でないとしたら、40代の男性がかもし出す独特な臭いの正体は何なのでしょう。
それは、汗に含まれる乳酸が、頭皮に住んでいるブドウ球菌により分解されて発生すると言われている『ジアセチル』が原因と言われています。
このジアセチルがニオイの原因の場合、耳の後ろが臭っていると思い、お風呂で念入りに耳の後ろを洗ってしまいがちです。
しかし、しっかり洗うべきは耳の後ろより『後頭部』なのです。
40代の男性は女性に対するスメルハラスメントに注意して
女性は男性に比べて臭いに敏感です。
ジアセチルが発する古い油の様な臭いには、女性はさらに敏感に反応します。
ジアセチルはニオイが揮発しやすいうえに、少しの量でも臭いを発生させる特徴があります。
この少しの量でも油臭さを不快に感じてしまうのは、男性よりも女性の方が圧倒的に多いのです。
ジアセチルは汗から分泌される乳酸が、皮膚の常在菌によって分解されて発生し、皮脂の中鎖脂肪酸と混じりあいイヤなニオイの素となります。
なので、汗をかけばかくほどイヤなニオイは発生すると言う事になります。
奥様や子供たちから嫌がられることが多い、枕から出るあのイヤなニオイは、就寝時の寝汗とともに頭皮で起こる分解が原因なのです。
スメルハラスメントに注意していますか?
スメルハラスメントで気を付ける場所と言えば、満員電車が例に挙げやすいのですが、満員電車だけではなく、エレベーターなどの密室で距離が近くなる場所であれば同じです。
一般的な男女の身長差を考えると、男性の後ろに女性が立った場合、ちょうど女性の目線は男性の後頭部から首あたりに来ると考えられます。
その場合、男性同士だと分かりにくいニオイは、女性たちにとってまともに受けやすい環境にあると考えられ、その古い油の様なイヤなニオイに女性たちは苦悩の日々を送っている事になります。
この様に男性は、女性たちへ気付かぬうちにスメルハラスメントをしてしまっているのです。
40代のイヤなニオイ対策をするなら汗をかきやすい夏の前から
ニオイの原因がジアセチルだった場合、その発生の大元でもある汗をかきやすい夏は油断大敵です。
夏になれば汗をかかない日はありません。ジアセチルは汗とともに発生すると言っても過言ではありません。
そんあジアセチルのイヤなニオイと、大量にかいた汗のニオイが夏になると一緒に発生します。
さすがに男性でも自分の汗のニオイが良いものではないとご存知かと思いまが、女性は男性に比べると臭いに敏感なので、女性にとって、夏は男性のニオイとの戦いと言っても良いでしょう。
奥様や子供たちに『クサッ』と言われるのはもうすでに慣れっこかもしれませんが、職場の女性や女友達、結婚していない方は、好きな彼女にイヤなニオイを我慢させるようなことがあってはいけません。
どんなに、見た目カッコいい40代でもイヤなニオイのする40代は夏を迎える前にニオイ対策をしましょう。
シャンプーで清潔な頭皮を手に入れよう
夏を迎える前からニオイの対策をして、夏本番には汗をかいても臭いの少ない頭皮を手に入れましょう。
とは言っても、何か薬を飲むわけではありません、正しいシャンプーの方法を身に着ける事が先決です。
前述した様に、ジアセチルが発生しやすいのは後頭部で、耳の後ろだけではありません。
特に耳の後ろを気にしすぎて、耳の後ろをゴシゴシ洗って満足している方が多いのですが、しっかり洗うべきは後頭部から首筋の生え際です。
正しいシャンプーの方法
- シャンプーは手の上で泡立てから頭皮に浸透させる
- 側頭部から後頭部にかけてしっかり洗う
- 後頭部から首筋にかけてしっかり洗う
- 最後に頭頂部と前頭部をしっかり洗う
- すすぎはシャンプーを残さない様に時間をかけて流す
シャンプー時の注意点
- 頭皮に傷を付けてしまうので爪を立てて洗わない
- 頭皮の血行を促すためにマッサージする様に頭皮を洗う
- 熱いお湯では皮脂を流し過ぎるので38℃位のぬるいお湯を使用する
- すすぎ残しは頭皮の炎症の原因なのですすぎは絶対に手を抜かない
- 出来る限り頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使用する
正しいシャンプーの方法で毎日頭皮を清潔に保つことで、ニオイは自然に少なくなっていきます。
汗をかきやすい時期になっても、清潔な頭皮を守っていく事で、臭いに限らず『フケやかゆみ』の対策にもなるでしょう。
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医薬部外品なので、ワキガや大人のニオイが気になる方にもおすすめです。
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40代の気になるニオイ、耳の後ろにニキビの親玉が出来ていたら
どうしても耳の後ろのニオイが気になる。さらにはニキビの親玉かと思わせる大きなデキモノができているなら、それはジアセチルが原因の頭皮のニオイではないかもしれません。
そのニキビの親玉は、触ると柔らかく、間違いなく中に何かドロドロしたものが入っていそうな感触で、グッと押すと潰れそう、だけど意外につぶれない。
触った指のニオイをクンクン嗅いでみると、なんとも不思議、クサイではありませんか。
実はそれ『粉瘤(アテローム)』かもしれませんよ。
アテロームについて詳しく調べてみるならコチラ↓が良いです。
アテローム(粉瘤) - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
耳の後ろにできたクサイできものは、なかなか自然治癒は望めませんので、まずは、皮膚科の有る病院を受診して、原因をはっきりさせましょう。
私は家の近くのおじいちゃん先生が1人できりもりしている診療所で、ニキビの王様と診断され、その場で膿(のう)を取り出すために『スパッと』切開してくれました。切開された瞬間はムチャクチャ痛かったです。
切開されたニキビの王様は、それはそれはクサイ膿を出した後、再発していません。
ちなみに、ニキビの王様ができた原因は『シャンプーのすすぎ残し』だろうと言われました。
まぁ確かに、ニキビができやすい体質でもないし、ピアスを開けた事も無いですし、原因が見当たりませんので、まんざらすすぎ残しが原因という診断は、はずれてない様な気がします。
やはり、少しでも気になる症状がある時は、迷わず病院を受診しましょう。
ただし、大きな総合病院は紹介状の無い外来診療は高いので、お近くの皮膚科専門クリニックを受診した方が良いですね。
まとめ
40代になったら、清潔感のある身だしなみに気を付ける事は非常に大切です。
せっかく見た目がイケていても、肩にフケを積もらせていたり、口臭や体臭がクサイと全て台無しです。
出来る対策は自分でやってみるのも、頭皮の健康維持や臭いのケアなど、いろんな面で役に立つはずです。
奥様、子供たち、彼女など、特に女性に気を使える40代男性は、モテないはずがない。
しっかりとしたケアでデキる男になりましょう!
頭皮の湿疹によるフケやかゆみの原因は何?その種類と対策とは
頭皮に赤い湿疹の様なものがポツポツ現れ、無意識に掻いてしまい、いつの間にか頭皮は傷だらけ。
頭皮の傷は炎症を起こし赤くなり、かさぶたの様なものが出来たと思ったら、今度は大量のフケが止まらない。
そんな経験はありませんか?
40代になったとたんに『頭皮のトラブルが増えたような気がする』との声が多いのですが、その理由は加齢が原因であると言われています。
確かに、若い時から頭皮のフケやかゆみが気にはなっていましたが、ひどくなることはありませんでした。
それが加齢によって悪化するのは、誰にも逆らえない事情ですね。
そこで、頭皮のトラブルでもある『頭皮湿疹』の原因を色々まとめてご紹介します。
頭皮の湿疹がもたらすフケやかゆみ、その種類と特徴から原因を知る
頭皮に湿疹が出来て頭皮のかゆみがひどくなった時は、頭皮に何かしらの刺激による炎症が起きている可能性があります。
頭皮の湿疹はそのまま放置してしまいがちですが、もし、悪化してしまった場合は治療が長引いてしまうかも知れません。
まずは、頭皮の湿疹の原因を見つけ、その原因から最適な治療方法を探すことが大切です。
ご自分の頭皮のかゆみの原因を究明して、確実な治療を行いましょう。
中高年に多い『皮脂欠乏症』
皮脂欠乏症(乾皮症)は、皮膚の表面の脂が減少する事により、皮膚の水分が減少して乾燥を起こしてしまう皮膚炎です。
頭皮は、乾燥によりカサカサになり薄くひび割れたりして、細かくサラサラしたフケが目立つ様になります。
頭皮が乾燥すると外的要因の刺激を受けやすくなり、かゆみがひどくなることが多くあります。
さらに乾燥がひどくなると、頭皮はちょっとした刺激にも敏感に反応し、少しの擦れなどでもかゆみが出てしまいます。
乾燥した頭皮を掻いてしまうと、頭皮に傷がつき、炎症を悪化させてしまいます。
アレルギー反応による『接触皮膚炎』
接触皮膚炎とは、物質が皮膚に接触して、それが刺激やアレルギー反応となってかゆみを伴った湿疹が出ます。
簡単に言うと『かぶれ』とも呼ばれていて、接触した部分に紅斑(こうはん)が現れ、ひどい時は水ぶくれになります。
原因は、身の回りにあるもの全てと言っても良いのですが、例えば、化粧水や香水、シャンプーやコンディショナー、整髪料やカラーリング剤などです。
そもそも皮膚が弱い方や、肌のバリア機能が低下している時には発生しやすくなるので、注意が必要です。
アレルギーによる反応で発症しますので、原因物質が分からない内は、その物質を使用するたびに皮膚炎を繰り返してしまう可能性があります。
アレルギー体質による『アトピー性皮膚炎』
アトピー性皮膚炎は、もともとアレルギーを起こしやすい体質の方や、皮膚のバリア機能が弱い方に多く見られる慢性的な皮膚炎です。
皮膚のバリア機能が弱いため、外的要因の刺激に弱く、刺激の強いシャンプーやカラーリング剤、さらには紫外線等でもかゆみを引き起こします。
湿疹の特徴として、赤みがあり、じゅくじゅくしていて、掻くとリンパ液が出る事による黄色いかさぶたになることがあります。
かゆがひどい時に頭皮を掻きむしると、簡単に傷をつけてしまい、血液が固まって赤いかさぶたになることがあります。
主に、湿疹とかゆみが症状として多く、良くなったり悪くなったりを繰り返し、なかなか治らないのが特徴です。
皮脂の過剰分泌による『脂漏性皮膚炎』
頭皮の皮脂が過剰に分泌され、マラセチア菌というカビの一種でもある真菌が繁殖してしまう事で起きる皮膚炎です。
マラセチア菌は、誰もが持っている常在菌で、皮脂をエサとしており、皮脂の過剰分泌によってマラセチア菌も増殖してしまいます。
頭皮の皮脂が多くなっているために、脂分と水分によって角質がくっつき合い、大きい塊の様なフケが出ます。
ひどくなると、頭皮に赤いかさぶたができ、湿疹やかゆみを引き起こします。
頭皮の湿疹によるフケやかゆみを改善するための方法や対策
湿疹を直すためには、頭皮を正常な状態に戻す必要がありますが、我慢できないかゆみを伴う事が多く、無意識に掻きむしってしまいます。湿疹ができ、掻きむしり、傷をつけるという悪循環となり、治りにくくなってしまいます。
傷ついた頭皮はターンオーバーがうまく行かずバリア機能が低下してしまいます。そうすると外的要因の刺激に弱くなり、さらに湿疹やかゆみの原因となってしまいます。
この様な湿疹によるかゆみを直すためには、病院に行くことが先決です。
病院とは言っても皮膚科の有る病院か、皮膚科専門のクリニックを受診する様にしましょう。
病院を受診して症状に合った医薬品を処方してもらうのが治療の近道です。
処方してもらえる薬は、市販では購入できない効果の期待できるものが多いです。
直接塗る外用薬や飲み薬の内服薬などありますが、まずは軟膏の様な外用薬で症状を抑える事がほとんどです。
良く使用されるステロイド剤は、その症状に合わせて効果の強さを選ぶので、医師の診断が必要です。
このステロイド剤のかゆみへの効果は期待できますが、たまに薬による湿疹やかゆみを出してしまう方も居ます。
しかし、薬が合わずに薬による湿疹がでたとしても、医師、薬剤師に相談できるので安心です。
病院で処方される症状別のお薬
皮脂欠乏症には、ヒルドイドやケラチナミン、ワセリン等の保湿剤を処方してもらえます。治療を進める中で、かゆみがひどくどうしても書いてしまう場合は、ステロイド剤を処方する事もあります。
接触皮膚炎には、アレルギーの原因物質を探すために、対象となる物質を背中などに貼ってパッチテストを行います。アレルギーの原因が、シャンプーや整髪料、カラーリング剤である場合、その原因物質を使用しない事で炎症を避ける事ができ、皮膚炎を起こすことが無くなります。
アトピー性皮膚炎には、ひどいかゆみを抑えるために、ステロイド剤が処方されることが多いです。医師の指示に従い、ステロイド剤を正しく使用する事でかゆみが減少し、それと同時にしっかりと保湿を行う事で、正常な皮膚を取り戻していきます。
脂漏性皮膚炎は、抗真菌剤や炎症を抑える薬が処方されることが多いです。かゆみがひどい場合はステロイド剤や抗ヒスタミン剤でかゆみを抑える必要があります。
頭皮の湿疹によるフケやかゆみは日常生活の改善も必要
病院で処方された薬は、適切に使う事が大切です。さらに、日常生活の中で湿疹の原因となる部分を改善する事も非常に大切です。
シャンプーは洗浄力の強いものを避ける事、シャンプーの後はしっかりと髪の毛や頭皮を乾かす事で、雑菌の繁殖を防ぐことが出来ます。
また、食事は油っこいものを避け、軽い運動を行い、質の良い睡眠を心がけ、ストレスをしっかり解消する事で、体のバランスとともに皮膚の状態も整います。
また、紫外線や汗そのものも刺激になる場合がありますので、帽子をかぶる、こまめに汗を拭いて清潔に保つなどの対策をしましょう。
湿疹を伴うかゆみは、少しでも早く皮膚科を受診して診断をつけてもらう事が大切ですが、どうしても行く暇がないという方は、市販薬で一時的に対処する事も可能です。
皮膚炎の症状別自宅ケア対策
皮脂欠乏症(乾皮症)は、乾燥する事によってバリア機能が低下してしまうため、保湿対策をしっかりする事が必要です。
まず、皮膚にうるおいを与える塗り薬などを朝晩2回はぬりましょう。特にお風呂上りが効果的です。
お風呂の時に過度な洗髪を行わない事が乾燥の予防になります。
また、洗い流す時にお湯が厚すぎると、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまいますので、ぬるめのお湯を使用しましょう。
髪の毛を乾かす時も、ドライヤーで頭皮を直接乾かさない様にして乾燥を防ぎ、頭皮用の化粧水などで保湿対策をする事が大切です。
接触皮膚炎は、アレルギーが原因ですので、アレルギー反応を起こしたシャンプーや整髪料、カラーリング剤などは使用しないでください。
その他の物質によるアレルギーも考えられますので、何が原因なのかをはっきりとさせる事が大切です。
一時的に頭皮が敏感になり、起きてしまった皮膚炎であれば、かゆみはすぐに収まります。
一時的なものであったとしても、シャンプーや整髪料の洗い残しは炎症の原因になってしまいますので、洗い残しに注意してしっかりとすすいでください。
また、一時的なものとしても、頭皮にかゆみや湿疹が残っている状態でのカラーリングは控えるようにしましょう。
アトピー性皮膚炎は、バリア機能の弱い肌の方が多いので、肌を正常に保つための保湿を欠かさない様にしましょう。
しかし、寒い季節や空気の乾燥により、肌が敏感な状態になりやすく、激しいかゆみを伴ってしまうのが特徴です。
頭皮の乾燥を防ぐ為にも、強い刺激があり、洗浄力の強いシャンプーは使用しない様にしましょう。
かゆみが起こると、自分ではどうする事も出来ず悪化してしまう事が多いので、症状がひどくなる前に病院を受診する事が必要です。
脂漏性皮膚は、治るまでの期間が長く、慢性化する可能性が高い病気です。
シャンプーなどは、刺激の強いものや洗浄力の高いものを避けるようにしましょう。
頭皮にかさぶたが出来ている時は、爪などではがしたりすると傷をつけ雑菌が侵入して悪化する事もありますので、無理にはがさずに自然とはがれるのを待ちましょう。
慢性化する事が多いので、再発を防ぐ為にシャンプーを変え、食生活を改善し、しっかりと睡眠を取る等の生活改善によって、皮脂のバランスを保つことが大切です。
まとめ
頭皮の湿疹によって、フケやかゆみが起きてしまった場合は、まず病院に行く選択をしてみましょう。
病院を受診したからと言って完全に薬に頼ってはいけません。
体の中を整え、肌に優しいシャンプーを使用するという事などで、自宅での予防は可能です。
病院からもらった処方薬と自宅でのケアを一緒に行う事で、再発の防止や症状の改善につながる事でしょう。
乾燥する季節に保湿のし過ぎは脂漏性皮膚炎の原因になる
寒い季節には空気乾燥がつきものですが、お肌の保湿対策はしっかりしていますか?
カサカサしたフケやかゆみが気になるので、頭皮の乾燥には人一倍気を使っています!という方は、乾性フケの事はご存知かと思います。
乾性フケは、乾燥肌の方や、乾燥する季節には症状が悪化してしまうので、これでもか!というくらい保湿が大切になります。
ただし、本当に乾性フケの症状でしょうか、もしかしたら脂漏性皮膚炎ではありませんか?
脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌が原因なので、脂っぽい頭皮の方のみの症状と思われがちですが、実際は、乾燥も発症の原因と言われています。
そんな、乾燥が引き金になる脂漏性皮膚炎の原因や改善点をご紹介します。
脂漏性皮膚炎の症状と乾燥が原因と言われる理由
脂漏性皮膚炎とは、皮脂の過剰分泌にが原因となり発症します。
そもそも皮脂は、お肌を外的要因から頭皮を守り、頭皮に必要な水分を逃がさない役割を担っています。
そんな大切な皮脂も、過剰な分泌は頭皮へ悪影響を与えてしまう場合があります。
皮脂は、皮脂腺から分泌されていますが、特に皮脂腺の多い『頭皮、髪の毛の生え際、耳の後ろ』は、皮脂の分泌も多くなります。
この様な皮脂の多く分泌される場所に脂漏性皮膚炎の症状は起こりやすくなります。
脂漏性皮膚炎は、マラセチア菌(常在菌)というカビの一種である真菌が増殖する事で起こります。
マラセチア菌は、皮脂をエサとして生息しており、その皮脂を分解する過程で『脂肪酸』を排出し、その脂肪酸が頭皮に刺激を与えます。
そのため、皮脂が過剰分泌されマラセチア菌が増殖し多くの脂肪酸を出すと、その刺激により頭皮は炎症を起こしたり、肌荒れを起こしカサカサになり、その皮膚がはがれ落ちたりします。
頭皮の場合、そのカサカサの状態やパラパラはがれ落ちてくる皮膚をフケと思い、乾燥が原因となる乾性フケと勘違いしてしまう事があります。
脂漏性皮膚炎が多く見られる年代は、新生児から生後3か月くらいまでか、思春期を含めそれ以降の年代に多く見られます。
生後3か月くらいまでの発症は、時間の経過によって自然に治ることが多くありますが、大人になってからの場合は、自然治癒は難しく慢性化することが多くあります。
シャンプーでの洗い過ぎと乾燥が原因
目を覚ましたり、寝ぐせを直したいが為だけに頭を洗っていませんか?
頭皮が健康な状態を維持するために、頭皮には常在菌がたくさんいます。
頭皮のそれぞれの常在菌が適度なバランスを保ちながら生存する事で、頭皮環境の正常化を担保してくれています。
この適度なバランスがとても大事なのですが、このバランスが崩れ、マラセチア菌が増殖しすぎると脂漏性皮膚炎になります。
通常シャンプーは、外出から帰ってきた後、頭皮の汚れを落とすために1日1回行います。
ところが、皮脂が多くベトベトした頭皮をキレイに洗い流したい、頭皮の臭いを軽減する為に清潔にしておきたいと思うあまりに、高級アルコール系の洗浄力が強いシャンプーを使っていたり、1日に2回以上のシャンプーをしたりしてしまいます。
この行為は、頭皮にとって必要な皮脂を洗い流してしまい、バランスのとれた常在菌までも洗い流してしまい、頭皮は乾燥しバリア機能を失ってしまいます。
特に、洗浄力の強いシャンプーは頭皮の乾燥を招きやすいので注意が必要です。
乾燥対策の保湿はやり過ぎに注意が必要
乾燥する季節にお肌の保湿は欠かせないと対策を取られている方は、もちろん頭皮も乾燥から守るために保湿していると思います。
頭皮も乾燥をさせないために保湿する事は非常に大切です。
しかし、油分の多い保湿剤を使用したりはしていませんか?
油分の多い保湿剤を使い過ぎると、その脂分がマラセチア菌のエサとなり増殖の引き金になりかねません。
油分の多い保湿剤の使い過ぎは、脂漏性皮膚炎を起こしかねないので注意しましょう。
保湿剤では、水分を保つ機能もあり、角質層にも存在する『セラミド』が配合された化粧水などもおススメです。
脂漏性皮膚炎を改善するために必要な3つの見直しポイント
脂漏性皮膚炎の改善には、日常生活の見直しが重要です。
その中でも大きな3つの見直しポイントをご紹介します。
シャンプーの種類と方法を見直そう
シャンプーはさっぱり感重視の洗浄力の強いシャンプーをお使いではありませんか?
頭皮を乾燥させないためには、シャンプーの洗浄力には気を付ける必要があります。
スーパーやドラッグストアで多く販売されているシャンプーは、高級アルコール系シャンプーがほとんどです。
高級アルコール系シャンプーは、香りも良く価格もお手頃で、さっぱり感を出すにはもってこいの洗浄力が強いシャンプーです。
しかし、洗浄力が強いシャンプーは、頭皮に必要な適度の皮脂をも残してはくれません。
そのため、頭皮の乾燥を気にしている場合は、洗浄力の強い高級アルコール系シャンプーはおススメできません。
頭皮の乾燥が気になる場合は、アミノ酸系シャンプーを選んでみてはいかかでしょう。
アミノ酸系シャンプーとは、タンパク質を構成している成分で、体のもととなるもので、肌になじみやすく洗浄力がマイルドなのが特徴です。
高級アルコール系シャンプーに比べると、価格は高めになりますが、適度な皮脂を残し、保湿性も高いシャンプーです。
アミノ酸系シャンプーは、洗浄力がマイルドで、さっぱり感は物足りなさを感じてしまうかも知れません。
少しさっぱり感が欲しい方は、頭皮のバリア機能を復活させ、フケやかゆみも予防する効果がある薬用シャンプーを選んでみてはいかがでしょう。
お好みの頭皮に合ったシャンプーを見つけるのと同時に、シャンプーの方法も少し見直してみましょう。
シャンプーをする際には、髪を濡らす前にブラッシングを行い、その後予洗いをする事で、髪の毛の大きなゴミやほこり、頭皮の余分な皮脂を落とすことが出来ます。
その後、シャンプーを手の上で良く泡立てて丁寧に頭皮を洗いましょう。
シャンプーで洗うのは髪の毛ではなく、頭皮を洗うというイメージが正しく、爪は立てない様に指の腹でやさしくマッサージするように洗います。
その後、すすぎですが、すすぎ残しは頭皮にとって悪影響しか与えませんので、手を抜かずに時間をかけてしっかり洗い流しましょう。
シャンプー後は、お肌のケアと同様に、頭皮のケアも化粧水などを使用して、しっかり行いましょう。
毎日の食事を見直して栄養をしっかり取る
毎日の食事は欧米化していませんか?脂っぽい食事は皮脂量を増加させ、栄養の偏りを生じてしまいます。
脂漏性皮膚炎の原因にビタミンB2やビタミンB6の不足が考えられます。
ビタミンB2は細胞を生み出すために必要な栄養素で、皮膚や爪、髪の毛などを健康に保つための栄養素です。
ビタミンB2を摂取するには『レバー、納豆』などを食事に含め、ビタミンB2を多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。
ビタミンB6は皮膚の炎症を予防する働きを担っており、不足すると湿疹や口内炎になる可能性があります。
ビタミンB6を摂取するには『まぐろ、にんにく』などを食事に含め、ビタミンB6を多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。
ビタミンB2やビタミンB6という栄養素は、体に保存する事が出来ませんので、毎日の食事で摂る必要があります。
この他の栄養素では、頭皮の乾燥を防ぐ為に『コラーゲン不足』も考えれらます。
コラーゲンを多く含む食品は、鶏皮、豚バラ、うなぎなどで、コラーゲンの保湿効果を得るためには積極的に摂取しましょう。
コラーゲンと一緒に摂取すべきは、ビタミンCです。
ビタミンCを多く含む食品は、ブロッコリー、ピーマン、レモンなどで、コラーゲンを効果的に体内に取り入れる事ができます。
食事の栄養バランスは非常に大切です、欧米化した食事を、栄養バランスの整った和食に変えてみてはいかがでしょう。
日頃から行っている日常生活の見直し
運動不足、睡眠不足、ストレスなどが血行を悪くしているのはご存知でしょうか?
血行が悪くなると、頭皮への栄養分が行き渡らなくなったり、皮膚の生まれ変わりを担う新陳代謝が低下してしまい、皮脂の分泌量が低下してしまいます。
皮脂の分泌量が低下すると、保湿力が衰え、乾燥しやすい頭皮に状態になってしまいます。
運動をすることで、血行が良くなると同時に、少しの疲労感を与える事により、質の良い睡眠を取ることが出来ます。
特にストレスの多い社会ですので、質の良い睡眠で、体も心も休ませることが大切です。
ストレスは、体に緊張を与え、筋肉を収縮させ血行を悪くします。
ストレス解消の方法は、人それぞれ自分に合ったものを探す必要がありますが、まずはゆったりとした自分の時間を作る事から始めましょう。
屋外に出て、運動やストレス解消をする時は、紫外線に気を付けて下さい。
紫外線は頭皮に刺激を与える事もあり、さらには乾燥を招きます。屋外へ出る時は、帽子や日傘などを利用して頭皮を守りましょう。
頭皮ケアを色々試してみても改善が見られない時は皮膚科を受診
色々やってきたけど、頭皮のフケやかゆみは治まらないから放置してませんか?
自分で頭皮を改善するために、セルフケアをやってきたけどなかなか改善しないという方は皮膚科を受診してみませんか。
フケやかゆみ位で病院に行くのは抵抗があると思ってしまう方も多い様ですが、症状が悪化して見た目を損なう程度になってからでは治りも遅くなってしまいます。
皮膚科を受診する事で、マラセチア菌を抑える抗真菌薬や、皮脂の過剰な分泌を抑える尿素入りのローション、かゆみを抑えるステロイド外用剤などを処方してもらえます。
また、頭皮の乾燥が気になるのであれば、ヘパリン類似物質やワセリン等の保湿力の高い薬を処方してもらえます。
処方薬は、市販薬に比べると改善効果は高いので、セルフケアでどうにもならなかった症状も改善効果が得られることが多いです。
脂漏性皮膚炎は、適切な治療をする事で慢性化を防ぎ、再発を繰り返さない様に対処できます。
完治するまでには数か月かかると言われている脂漏性皮膚炎を、早く治すために症状が悪化する前に皮膚科を受診して適切な治療を実施しましょう。
まとめ
乾燥してフケが増えたから乾性フケとは限りませんね、乾燥が引き金となり脂漏性皮膚炎になっているかもしれません。
そんな乾燥によって失われた頭皮のバリア機能を改善するために、毎日の生活習慣の見直しは大切です。
シャンプーや食事、運動、睡眠、ストレスなど、さまざまな乾燥改善への方法を試してみて、自分に合った改善策を探してみて下さい。
セルフケアを続けてはみたけれど、どうしても改善できないときは、迷わず皮膚科を受診して専門医に診断をつけてもらい、処方薬を試してみましょう。
症状の悪化や慢性化を防ぐ為にも、早めの行動が大切です。
乾癬、脂漏性皮膚炎のフケを早く治すなら皮膚科に行くべきか?
ただのフケ症ではないかも?と感じる程、頭皮の状態がおかしい時は、病院に行った方が良いでしょう。
大きい病院でも、お近くのクリニックでもいいですが、皮膚科があるところを探しましょう。
病院で受診しても、フケの治療は保険が適用されますので、費用面でも安心です。
色々なシャンプーを試してみた、洗髪の方法も試しつくした、生活習慣も変えてみたけどフケが止まらない時は、皮膚科を受診して専門の医師に診断してもらいましょう。
病院へ行けばしっかりと検査をしてもらえるので、しらくもやシラミ、乾癬や脂漏性皮膚炎など、フケの原因がはっきりわかります。
ここでは、処方される薬や、治療開始から完治するまでの期間や方法をご紹介します。
頭皮の病気とはどんな種類があり、どんな症状の時に皮膚科を受診するべきか
シャンプーも変えました、睡眠もしっかりとってる、食生活も変えて、出来る限りのセルフケアをやっているつもりなのに、フケがなかなか改善しない。
そんな悩みでモヤモヤしているのなら、すぐにでも皮膚科で頭皮の悩みを相談してみましょう。
頭皮の病気は、そのまま放置していたり、間違った方法の自己流ケアを長い期間続けると、頭皮にさらなるトラブルを起こしてしまう可能性が高いです。
次にあげるような症状が、それぞれの病気の名前ですので、似た症状が無いか確認して、有ればすぐさま皮膚科を受診しましょう。
●脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
①お風呂で髪の毛をしっかり洗っているのに、髪の毛が束になるほどベトベトする。
②頭皮がかゆいと思ってそっと指先で頭皮を触ると、湿ったフケが爪に入り込んでいる。
③頭皮や眉毛、鼻の周り、耳の周りが赤くただれ、細かいフケの様なものが目に見える。
この様な症状が頭皮の悩みの原因であれば、脂漏性皮膚炎の可能性が高いと診断されます。
脂漏性皮膚炎の主な原因は、マラセチア菌という皮膚の常在菌が異常繁殖したことです。
そのまま放置してしまうと、かさぶたの様な紅斑が頭全体に広がり、フケが大量についている様に見えます。
●尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)
皮膚が赤くなり盛り上がってきて、さらにその上に白い乾燥したフケの様な角質が厚く覆っていてかさぶたの様になります。
そのフケの様な角質の一部がポロポロとはがれ落ちてきます。
この様な症状は乾癬という病気の中で最も多い、尋常性乾癬である可能性が高いです。
尋常性乾癬の原因はまだはっきりと解明されていませんが、乾癬になりやすい体質があり、そこに感染症やストレスなどの要因が重なり発症すると言われています。
乾癬は他の人にうつるものではありませんので、お風呂やプールに一緒に入っても問題ありません。
ただし、自然に治るものではありませんので、皮膚科を受診する必要があります。
また、乾癬は慢性化する病気ですので、根気強く治療を継続する事が大切です。
●白癬(はくせん)または、しらくも
特徴的なのは、はっきりと境界線を境にできる頭皮の一部脱毛です。
円形脱毛症と間違えられやすいのですが、その脱毛部分に、『鱗屑(りんせつ)』と呼ばれるうろこ状のピンク色のフケが出る時は、頭部白癬、いわゆる『しらくも』にかかっている可能性が高いです。
しらくもの原因は、白癬菌という菌が髪の毛に感染する事で起きる感染症です。
本来、白癬菌は水虫の原因菌として知られていますが、まれに足以外に感染する事があります。
●シラミ
非常に強いかゆみが後頭部や耳の後ろに現れたら、シラミを疑ってみて下さい。
髪の毛をかき分けて、髪の毛の根元をよく見てみると、白いフケの様なものがついていませんか?
爪でコリコリしても全く取れないなら、それはアタマジラミの卵である可能性が高いです。
シラミが寄生していると、非常に強いかゆみを覚える為、掻きむしってしまう事が多く、そこから角質がフケの様に落ちてくることがあります。
アタマジラミは、髪の毛の接触によって感染する為、子供たちは頭を寄せて遊ぶことが多い、幼稚園や保育園などで集団で感染する事があります。
大人の場合は、タオルや布団、ブラシなどの共有で感染する事が多い様です。
気を付けないといけないのが、小さいお子さんを持つお母さんです。
小さいお子さんと、お母さんは非常に接触率が高いので、うつしあって治らないことがありますので注意しましょう。
アタマジラミと診断されたら、タオルやブラシの共有を止め、枕カバーやシーツなどは洗濯前に60℃位のお湯に5分つけて、幼虫、成虫、卵は死滅させましょう。
皮膚科を受診しても治らない事もある?薬では解決できない生活習慣
皮膚科を受診すれば何でも治せると思ってはいけません。
頭皮は非常にデリケートな皮膚なので、外的要因からの刺激にめっぽう弱いのですが、体の内側からの影響にも弱いのです。
喫煙、脂っぽい食事、睡眠不足、精神的ストレスなど、頭皮には生活習慣や環境の乱れがすぐに現れてしまいます。
たとえ皮膚科で薬を処方されても、生活習慣や環境の乱れ、フケの原因となることが多い間違った洗髪などを、見直し正しくしなけれは改善できません。
皮膚科を受診する前に、できる限り規則正しい生活習慣を心がけましょう。
皮膚科を受診すると頭皮の症状に対して、どんな治療が行われるか
頭皮のフケやかゆみが病院で治療できると言う事は、あまり知られていない様です。
しかし、フケやかゆみの診察で保険診療が受けられると言う事は、皮膚の病気であると認識されている証拠です。
皮膚科を受診して診察を受けた時に専門の医師がやる事と言えば、顕微鏡でしっかり検査して、感染症の有無を確認します。
なので、はずかしいからとフケをしっかり落とした後に病院に行くのではなく、フケは出来る限り落とさず、現状を診てもらう事が良いと言えます。
特殊な症状が無く、フケやかゆみだけで皮膚科を受診すると、その多くは脂漏性皮膚炎と診断され、炎症を抑えるステロイド剤や、マラセチア菌の動きを抑える抗真菌剤などの塗り薬で治療をすることが一般的に行われています。
頭皮のフケの原因は色々な事が考えられるので、医師はその症状より見当をつけて治療方針を決めていきます。
どの薬で効果が現れるかを検証し、フケの原因を探り当て、症状に合った治療方法を探しながら治療をする事になります。
なので、根気強く診察を受け続けることが大切です。
皮膚科を受信すると頭皮の症状に対して、どんな薬が処方されるのか
皮膚科を受診するとほとんどの人が脂漏性皮膚炎に該当しますので、外用剤(塗り薬)を処方されるのが一般的です。
①リンデロン(かゆみ止め):炎症を抑えるステロイド外用剤
②ニゾラール(カビ止め):マラセチア菌の繁殖を抑える抗真菌剤
これに合わせて内服剤も処方されることがあります。
・抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などのかゆみ止め
・ビタミンB2やビタミンB6などの新陳代謝を助ける栄養素
脂漏性皮膚炎とは逆の症状で、頭皮の乾燥が原因の乾性フケの場合は、かゆみ止めのステロイド外用剤と頭皮の乾燥を防ぐ保湿ローションが処方される事があります。
皮膚科を受診するとすぐに完治するのか、治療期間はどのくらい?
皮膚科の医師による治療方針が決定しても、すぐに完治するものではありません。
自分でなんとかしようと色々試してみるよりは、完治までの期間がかなり短くなるのは確かです。
しらくもやアタマジラミは効果が現れるのが早く、完治までの期間も短いと考えらえます。
しかし、尋常性乾癬や脂漏性皮膚炎は、生活習慣の見直し、シャンプーの効果が分かるまでに時間を要します。
皮膚科の医師も効果の有り無しを見ながら治療方針を決めていくため、個人差がかなり大きいのですが、目安として約1ヵ月位はかかると考えておきましょう。
頭皮のトラブルに対する治療は、根気強く継続していく事が大切です。
まとめ
フケの症状は、体質だから仕方ないと放置や我慢し続けるのではなく、早めに病院へ行くことが悩み解決の近道です。
中学生位からフケ症に悩む事が多いので、その時は、お父さんやお母さんが発見し、病院を勧めてあげるようにしてください。
生活習慣の改善やシャンプーの見直しも効果的ですが、皮膚科の専門医師の正確な診断があればさらに効果がアップします。
頭皮の不快な悩みを解決して、健康な頭皮を手に入れましょう。
頭皮の悩みはフケやかゆみだけ?若白髪対策と白髪防止の方法
中学生のころから若白髪がパラパラ生えてきました。
あれ?若白髪と白髪の境目はいつだろう?と思うかも知れませんが、その堺は明確に規定されているものではありません。
ただ、人の体は20歳を過ぎた頃から、一部の器官を除いて老化が始まります。
なので、大体20歳位までは若白髪と言えます。
それを過ぎれば白髪は生えてくるのは加齢が原因となりますので仕方の無い事かもしれません。
中学生の頃は白髪が生えていても坊主だったので、あまり気になりませんでした。
現在の中学生は髪の毛の長い方が多いので、気になるかもしれませんね。
とは言っても白髪染めやカラーリングをするわけにもいきませんので、どうしようも無いのが現状です。
若白髪、そんなに気にする事ではありません。人は気にすると人目が気になり、過度なストレスを感じてしまいます。
過度なストレスは体にとって良い事がありませんので、気にしない事が一番です。
どうしても何もしないでいられない!という方へ、白髪の原因と改善方法についてご紹介します。
白髪の原因を知ることが白髪へ効果のある対策をするためには大切
髪の毛はもともと黒ではありません。髪の毛は白で生まれ、その後着色されて生えてきます。
白髪が生えてくる理由は、髪の毛の色を作るメラニンという色素が不足してしまうからです。
このメラニンを合成しているのが、メラノサイトという細胞です。
メラノサイトは毛根に位置しており、頭皮からの栄養を受けて正常に稼働します。
しかし、血行が悪くなると、頭皮への栄養素が届かなくならり、メラノサイトに十分な栄養素が供給できなくなってしまいます。
なので、頭皮の血行を改善して、血流が正しくなると白髪の予防や改善に期待が出来るようになります。
髪の毛が白髪のまま生えてくるというのは、メラノサイトがメラニン色素を作り出せなかったときや、毛母細胞の機能が狂いメラニン色素を受け入れる事が出来なかったときの事を言います。
髪の毛は作られる過程で色素合成によって色を付けられるので、生えた時から色つきの髪の毛か、白い髪の毛かでわかれます。
なので、一度色が付いた状態で生えた髪の毛が色が抜けて白髪になることはありません。ただし、何らかの理由で突然に色が付かなくなり、色つきの髪の毛の途中から白髪になる事はあります。
髪の毛は毛母細胞で生まれ、メラノサイトに色づけされています。
この毛母細胞やメラノサイトは初めから毛穴の中に存在するものではなく、バジル領域という場所で髪の毛の大元となる幹細胞が生まれます。
幹細胞が成長すると毛球部へ移動し、このときに幹細胞は毛母細胞とメラノサイトに分化します。
分化して毛母細胞が髪の毛を生み出し、メラノサイトが作ったメラニン色素を毛母細胞が取り入れ髪の毛に色を付けていきます。
この毛母細胞とメラノサイトが正常に働く状態を『成長期』で2~7年活動します。
その後『退行期』が2~3週間訪れ、髪の毛が抜け落ちる『休止期』が3~4か月訪れ、これを髪の毛のヘアサイクル(毛周期)です
髪の毛が抜け落ちた後は、バジル領域で新しく監査棒が生み出され、髪の毛が生み出されます。
白髪が増える原因は遺伝、加齢、生活習慣とさまざま
若白髪を含めると、個人差はありますが、白髪が増えるのは30代と言われています。
若白髪は10代から20代までと言われていますので、20代から少しずつ生え始めると考えられています。
女性の場合は、血行不良になりやすい初潮、出産、閉経と言った時期に、白髪になりやすくなると言われています。
白髪はさまざまな要因が関係していますが、『遺伝』に関する要因は未だ解明されていません。
遺伝以外では、加齢やストレス、生活習慣が要因となり白髪が増えると言われています。
生活習慣の要因で睡眠不足は外せない要因と言えます。
睡眠時間に成長ホルモンは分泌され、髪の毛の大元を作り出すバジル領域の幹細胞に大きく影響すると言われています。
成長ホルモンが多く分泌されるゴールデンタイム(22時~2時)の間に、質の良い睡眠を心がける事が大切です。
規則正しい生活と、質の良い睡眠を取る事で、成長ホルモンの分泌を促す事が白髪を増やさないためには、必要不可欠です。
活性酸素や血行不良の原因ともいわれている、タバコやストレスは髪の毛に悪い影響を与えてしまいます。
タバコやストレスによる活性酸素や、紫外線による活性酸素の影響で老化を進めてしまいます。
白髪の予防には抗酸化作用のあるトマトやブロッコリーなどの栄養素やアミノ酸やミネラルも摂取するように心がけましょう。
白髪を改善するための食生活とは
髪の毛に栄養を運ぶ役割を担うのは血液です。
昔から髪の毛に良いとされている海藻類は、メラニン色素を作るために必要なヨードを含んでいます。
さらには、メラニンを作るために必要なチロシンを含む食品を摂取すると良いでしょう。
チロシンを体内で活発に働かせるためには、銅ミネラルが必要です。
チロシンと銅ミネラルを一緒に摂取できる大豆食品(豆腐・納豆)が非常に効果的です。
必要な栄養素は出来る限り食事で摂取する事が望ましいのですが、無理に頑張りすぎると継続が難しくなります。
その場合は、無理をせずサプリメントなどを取り入れ、足りない栄養素を補う事も必要です。
白髪の改善に効果的な今日から始められる頭皮マッサージの方法
頭皮の血行を改善するには、直接的な頭皮マッサージや頭皮のツボ押しなどが効果的です。
頭皮マッサージは専門家が必ずしもしないとできないものでもありませんし非常に簡単です。
仕事の休憩時間や自宅でのくつろぐ時間にでも、少しのすきま時間を有効に使ってみてはいかがでしょう。
頭皮の血行を改善する事で、白髪だけの改善でもなく、フケやかゆみと言った頭皮のトラブルも改善できるはずです。
白髪の改善に行う頭皮マッサージの方法
① マッサージ
指の腹を使い、痛過ぎない程度の力で頭皮を圧迫。指をずらして頭皮全体をマッサージします。
② 頭皮を動かす
指の腹を使い頭皮を軽くつかみ、頭皮を前後動かします。動きの悪い部分はコリなどがある部分です。
コリのある部分を比較的しっかりマッサージする様にしましょう。
③ ツボ押し
頭頂部にある百会のツボを刺激しましょう。
百会は『全身の気が一堂に会する場所』と言われ、万能なツボと言われています。
自律神経を整えてくれる作用のあるツボなので、血行の改善や過度のストレスを緩和する効果が期待できます。
白髪にももちろん効果がありますので、頭皮マッサージをしながら頭頂部の百会を圧迫すると効果的です。
白髪の改善に行う頭皮マッサージの注意点
頭皮マッサージやツボ押しは、頭皮に直接的な刺激を与えるので、非常に効果的と言えます。
ただし、間違った方法では、頭皮に傷をつけてしまいかねません。
以下のチェックポイントに十分注意しましょう。
① 痛みが出るほど力を入れ過ぎない様にしましょう
② 爪を立てずに、指の腹でやさしく頭皮に傷をつけない様にしましょう
③ 飲酒時のマッサージは控えましょう
血行を良好に保つことにより、白髪だけではなく、抜け毛予防や育毛にも効果が期待できます。
まとめ
白髪の原因は遺伝、加齢、生活習慣、ストレスなどさまざまな理由があります。
どの要素にせよ、白髪の対策は血行促進です。
血行促進のためには頭皮マッサージが非常に効果的です。
規則正しい生活習慣と食事による栄養バランスの見直しと、質の良い睡眠を心がけましょう。
全部の対策を一気に始めるのではなく順次変えていけばいいと思います、少しずつでも白髪の増加を防ぎましょう。
フケの色が銀白色で赤い湿疹が現れたら乾癬(かんせん)かも
乾癬(かんせん)とは、境界線のはっきりとした『紅斑(こうはん)』という赤い発疹の上に、銀白色の『鱗屑(りんせつ)』という粉状のフケが付着して、ポロポロとはがれ落ちる皮膚の病気です。
乾癬の症状は皮膚であれば体のどの部分にも発症する可能性があり、頭皮も乾癬になる可能性は十分にあります。
乾癬を発生した頭皮は、炎症を起こしやすい細胞が集まり、活発に活動している事で、毛細血管が太くなり血液が流れやすくなり頭皮が赤くなります。
また、頭皮の細胞は生まれ変わるサイクルが通常の皮膚より早くなり、まだ未熟な皮膚がどんどん生まれ変わろうとします。
まだ未熟な皮膚ははがれ落ちる前に重なり合い、フケのような鱗屑(りんせつ)となってはがれ落ちていきます。
乾癬は、『他の人に感染する病気ではありません』ので、ひとまず安心して治療に専念しましょう。
頭皮の乾癬はどんな種類があるのか、原因は解明されているのか
乾癬は、国内で10万人以上いると言われています。
特に男性に多く、小さい子供からお年寄りまで年齢層はさまざまです。
年代別にみると、男性は30代、女性は10代、50代に多い様です。
乾癬の症状が現れ易い体の場所は、頭、背中、肘(ひじ)、膝(ひざ)が多いと言われていますが、発生する場所は人によって異なります。
感染には5つの種類があり、その中でも尋常性乾癬がそのほとんど『約90%』を占めています。
尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)
乾癬の種類で最も多いのが『尋常性乾癬』です。その割合は90%を占めています。
頭皮にできた乾癬は、赤い発疹が現れ、少しずつその大きさは広がっていきます。
また、頭皮の細胞の生まれ変わりが異常に早いため、皮膚が盛り上がってしまい、鱗屑と呼ばれる銀白色の粉の様なフケがポロポロはがれ落ちてきます。
乾癬の症状でかゆみはあまり聞かれませんが、かゆみの自覚症状が出る方もいますので、一概にかゆみ無しとは言えません。
滴状乾癬(てきじょうかんせん)全体の3%
尋常性乾癬の発疹に比べ、小さ目の丘疹(きゅうしん)=米粒大の発疹が全身に出現し広がります。
見た目が水滴がはねた様に見えるため、この名前がついています。
特に小児に多くあらわれる乾癬で、急性に発症する事が多く、扁桃腺炎(へんとうせんえん)などが誘因になることがあります。
膿胞性乾癬(のうほうせいかんせん)非常に稀
尋常性乾癬が悪化して、皮膚に赤い発疹が現れ、その発疹の周りに膿疱(のうほう)が多数出るようになります。
高熱がでたり全身の倦怠感、関節痛などを伴い、炎症が強いため痛みが強く出る事があり、重症化する場合があるため入院治療を必要とします。
尋常性乾癬が先行して発症せず、最初から膿疱性乾癬の症状が発症することもあります。
乾癬性紅皮症(かんせんせいこうひしょう)全体の1%
尋常性乾癬の発疹が全身に広がり、正常な皮膚が見えなくなり、皮膚全体の80%以上が赤くなった状態をいいます。
最初から紅皮症を発生する事はあまりなく、薬剤や感染症などの影響によって、尋常性乾癬から移行して乾癬性紅皮症になる方が多い様です。
乾癬性関節炎(かんせんせいかんせつえん)全体の5%
乾癬に関節炎の症状が合併した病気で、関節リウマチの様に関節が腫れたり、傷んだり、変形をきたすこともありますが、関節リウマチの血液検査は陰性です。
多くは、乾癬を発症した後に、関節の症状が現れますが、それは乾癬が発症して数か月のこともあれば、十数年後の事もあります。
乾癬を発症していて、関節痛が手と足などの関節にある場合は、乾癬性関節炎の可能性が高いと言えます。
乾癬の原因とメカニズム
乾癬の原因や発症のメカニズムは色々研究されていますが、まだ解明されていません。
現在は、乾癬になりやすい体質や、感染症や精神的ストレス、薬剤などさまざまな要因が加わる事で発症すると考えられています。
さらには、糖尿病や脂質異常、肥満などをもたらす食生活の欧米化なども発症の要因と考えられています。
頭皮の乾癬を治療する方法は皮膚科の専門医と相談
乾癬の治療方法は大きく分けて4つあります。
乾癬は慢性的な皮膚の病気で、症状は繰り返し発症する特徴があります。
全く治らない病気ではなく、治療を続ける事で症状が現れなくなる方もいます。
乾癬は、そのメカニズムが解明されてはいませんが、有効な治療方法はあります。
ただ、治療自体は長期にわたることが多く、治療の継続が大変面倒に感じてしまう事もあります。
それでも、皮膚科の専門医と相談しながら、乾癬に効果があると考えられている治療方法の中より、症状に合わせ適切な治療を継続することが大切です。
外用療法(塗り薬)
ステロイド外用薬 =炎症を抑える=
ステロイドは、白血球の活動や血管の拡張を抑え、皮膚の炎症を軽減する薬剤で、特に紅斑の治療に効果があります。
乾癬の治療には効果が比較的早く現れますが、長期に漫然(まんぜん)=とりとめもなく使用したり、自己判断で使う量や回数を変えると、皮膚萎縮や毛細血管拡張などの副作用が出る場合があるので注意が必要です。
ステロイド外用薬は、効果の強さによって5つのランクに分けられており、症状に合わせて使い分けられています。
ビタミンD3外用薬 =表皮細胞の増殖を抑える=
乾癬になった皮膚は表皮細胞が異常な速さで増殖します。
増殖を抑え、正常な皮膚に戻してくれる効果があるのがビタミンD3で、特に鱗屑(りんせつ)や皮膚の盛り上がりの改善に効果を発揮します。
ステロイド外用剤ほどの効果の即効性は無く、比較的効果の遅い薬剤です。
使用する時の量や回数を自己判断で行ってしまうと、のどの渇きや脱力感、食欲不振などの副作用が起こることがあります
内服療法(飲み薬)
シクロスポリン =免疫抑制剤=
免疫担当のリンパ球であるT細胞の働きを抑え、過剰な免疫を抑制し、症状を改善する効果があります。
レチノイド =ビタミンA誘導体=
レチノイドは、代謝を受けてビタミンAになり、皮膚の新陳代謝には必要な角化採用に影響があり、乾癬の治療に有効であると言われています。表皮の過剰な増殖を抑える事により、表皮の重なりを防いでくれる効果があります。
レチノイドは単独で使用する場合と、光線療法と組み合わせて使用する場合があります。
光線療法(紫外線照射)
外用薬だけでは症状が改善しない場合や、発疹の面積が広くなった時には光線療法が用いられます。
光源ランプを用いて、症状のある部位に紫外線を照射します。
紫外線には波長によって種類があり、中波長紫外線(UVB)と長波長紫外線(UVA)に効果があると認められています。
UVBで、近年一般的になりつつあるのが、UVBに含まれる有害な波長を除き、治療に効果的な波長を使用する『ナローバンドUVB療法』です。
UVAは、紫外線に敏感になるソラレン(オクソラレン)という薬剤に長波長紫外線照射を組み合わせる『PUVA療法』で用いられます。
太陽光線にも紫外線が含まれているので、適度に直射日光を浴びる事も推奨されていますが、過度の日焼けは厳禁です
生物学的製剤(注射または点滴)
これまでの外用療法、内服療法、光線療法で十分な効果がみられない場合は、生物学的製剤を用いた治療を行います。
生物学的製剤には、アダリムマブ(皮下注射)、インフリキシマブ(点滴注射)、ウステキヌマブ(皮下注射)等の皮下注射と点滴の2種類あります。
免疫にかかわる物質の過剰な働きを抑制し、乾癬を抑える治療方法で、重症例にも効果を発揮するとされています。
しかし、副作用の出現リスクも高くなる可能性がある為、専門の医師による副作用発生時の判断が重要になります。
乾癬に効果を発揮する市販薬はある?乾癬は自分で治せる?
乾癬に効果を発揮してくれる市販薬は現在開発されていません。
なので、乾癬は自分で治療をすることが出来ない病気です。
先にあげた治療方法の中で、その人の症状や状態に合わせ適した治療方法を選択する必要があります。
乾癬の症状が少しでも現れたら、なるべく早く皮膚科の有る病院や、皮膚科専門のクリニックを受診し、専門医の診察を受け、的確な診断をしてもらいましょう。
その診断をもとに、医師が治療方針を決定してくれるので、その治療方法をしっかり継続していく事が乾癬治療の近道です。
頭皮乾癬の症状に適したおススメの医療用医薬品シャンプー
頭皮の尋常性乾癬に効果がある事が確認された、医療用医薬品の『コムクロシャンプー』が、2017年7月にマルホ株式会社から発売されました。
クロベタゾールプロピオン酸エステルというステロイドを含有し、乾癬の炎症に非常に効果が期待できるシャンプーです。
医療用医薬品とされている為、病院へ行って医師の診察を受けて処方箋を書いてもらう必要があります。
まずは、お近くの皮膚科を受診して、医師に相談してみましょう。
品名:コムクロ ®シャンプー0.05%
包装:ボトル125mL(125g)
薬価:3,525円(1本)
頭皮乾癬の症状がある時はシャンプーの方法に気を付ける
乾癬の症状があるときは、過剰に作られてた皮膚がポロポロはがれ落ちてきます。
頭皮乾癬の症状は、剥がれ落ちてくる皮膚が『フケ』に似ているため、シャンプーの時にフケを洗い流そうとしてガシガシ力を込めて洗ってしまいがちです。
しかし、摩擦や傷は乾癬の症状を悪化させてしまう可能性が高いので、シャンプーをする時は、爪は立てず、力を入れ過ぎず、やさしく丁寧に洗うように心掛けて下さい。
また、シャンプーをすすぐ時も指の腹を使い、頭皮に傷をつけない様にしてください。
まとめ
乾癬は慢性的な皮膚の病気ですので、長く付き合う事になります。
乾癬の原因やメカニズムは、まだ研究の途中で解明されていません。
乾癬の種類や症状によって、医師の判断により適切な治療の方法を選択してもらう必要があります。
まずは、医師の診察を受け、自分の症状に合った治療方法を見つけてもらう事が大切です。
乾癬の様な症状を見つけた時は、できる限り早めに皮膚科の有る病院や、お近くの皮膚科専門クリニックを受診してみて下さい。早期の対応が、早期の症状の軽減につながります。
頭皮の悩みは皮膚科に相談、とその前に自分で解決したい方へ
頭皮や地肌のトラブルはなかなか他人に相談できません。
顔や体の肌トラブルが起きたら、病院に行って早く原因を究明し、治療したいと思います。
ところが、頭皮のトラブルが起きたからと言ってすぐに病院へ行って治療しようとしないのはなぜでしょう。
やはり、頭皮のトラブルと言えばフケやかゆみですが、その程度で病院に行くまでも無いと思ってしまうのでしょう。
しかし、頭皮のフケやかゆみを侮ってはいけません、悪化する前に皮膚科の専門医に相談してみましょう。
でも、その前に自分でできる限りの対策をしてみたいというのであれば、それも非常に大切です。
頭皮のトラブル対策はそんなに難しいものではありませんので、挑戦してみる価値は十分あるでしょう。
今回は頭皮の悩み『乾燥』『におい』『ベタつき』についてご紹介します。
頭皮はなぜ乾燥するのか、頭皮の乾燥の原因を知り症状別に対策をねる
頭皮が乾燥する原因は、紫外線や空気乾燥などの外部の環境によるものや、頭皮そのものが抱えているトラブルが原因であるものがあります。
頭皮が乾燥したと感じると、頭皮を表面上だけ潤そうとしますが、それだけでは頭皮の様々な乾燥の原因に対応できません。
まずは、頭皮が乾燥する原因を知り、その原因に合わせた対策をとる必要があります。
頭皮の乾燥を起こしやすい頭皮環境とは3つの要素のバランス
頭皮の乾燥の原因には3つの要因があると言われています。
それは、頭皮のバリア機能を担う『皮脂』、皮脂の余分な油を食べる『マラセチア菌(常在菌)』、それぞれの人によって違う『肌質』です。
この3つが正常に機能している時は、うるおいのある健康な頭皮と言えますが、この3つのバランスが崩れると頭皮のターンオーバーが乱れ、頭皮の潤いが奪われてしまいます。
潤いを奪われた頭皮は、乾燥してしまい荒れを起こしてしまいます。
セルフケアを行う場合は、さすがに肌質はすぐに変えられるものでもありませんので、効果の現れ易い『皮脂』と『マラセチア菌』のコントロールが出来るシャンプーを選びましょう。
シャンプーを選ぶ時は、洗浄力や刺激の少ないアミノ酸系シャンプーや、マラセチア菌に働きかける地肌ケア用シャンプーを選ぶようにしましょう。
頭皮の生まれ変わりのターンオーバーはサイクルが乱れると乾燥を招く
頭皮の古い肌が、新しい肌に入れ替わる事をターンオーバー(新陳代謝)と言います。
そのターンオーバーの最適な周期は約28日ですが、その周期が早まるとフケやかゆみが気になり始めます。
ターンオーバーの周期が早まる原因のひとつとして、マラセチア菌(常在菌)の異常繁殖があります。
皮脂をエサとするマラセチア菌が異常繁殖すると、皮脂を分解する時に排泄される脂肪酸も大量となります。
この脂肪酸が頭皮を刺激し、頭皮のバリア機能を低下させ、頭皮のトラブルを起こし易くしてしまいます。
頭皮のバリア機能が低下したことで、潤いが失われ易くなってしまい、さらに乾燥が進んでしまいます。
頭皮の赤みがあり、白いフケの塊の様なものが目立つ場合は、ターンオーバーの周期に乱れが起きている事が考えられます。
頭皮が乾燥したなと感じた時に簡単にできる乾燥対策シャンプー方法
頭皮が乾燥した日のシャンプーで乾燥への対策を実践してみましょう。
①シャンプーをする時のお湯の温度は38℃位のぬるま湯を使う
②シャンプーは1日1回、シャンプーのし過ぎで皮脂を流し過ぎない
③ドライヤーのし過ぎや暖房のかけ過ぎによる乾燥した環境を避ける
頭皮の乾燥が気になるときは、頭皮のバリア機能が弱っている事が多いため、刺激を与えない事が大切です。
シャンプーをする時は、爪を立てて洗うと傷をつけてしまいますので、指の腹を使いやさしく丁寧に洗いましょう。
熱いお湯や洗浄力が強い成分を含むシャンプーは、頭皮に刺激を与え、皮脂を流し過ぎてしまいます。
さらに、フケやかゆみがひどくなっている時は、ターンオーバーの乱れも考えられますので、頭皮の潤いをできるだけ逃がさない様にするシャンプーを使いましょう。
頭皮への刺激が少なく、洗浄力がマイルドなシャンプーは『アミノ酸系シャンプー』がおススメです。
頭皮からイヤな臭いがする時の対処法、イヤな臭いの素を断つためにできる事
頭皮のイヤな臭いの素は2つの原因が考えられます。
1つは『汗や皮脂が混ざり合い、時間の経過とともに酸化した臭い』、もう1つは『皮脂をエサにして繁殖するマラセチア菌(常在菌)が排泄した脂肪酸の臭い』。
この2つの共通点でもある『皮脂』を適量にコントロールする事で臭いの素を断つことができます。
頭皮からイヤな臭いが出ている時は、香りと洗浄力が強いシャンプーを選びがちですが、皮脂を洗い流し過ぎない洗浄力が低く刺激の少ないシャンプーを選ぶことが必要です。
イヤな臭いをしっかり落とそうとして、ゴシゴシ洗うのは逆効果です、シャンプーを泡立ててから頭皮をマッサージするようにやさしく洗うだけで、頭皮の余分な皮脂は取り除くことが出来ます。
臭いが気になり始めたらシャンプーの方法や習慣を見直そう
頭皮の臭いは皮脂の分泌量が関係している事がほとんどですので、シャンプーによる皮脂のコントロールが非常に重要です。
①汗をかいた日は、その日のうちにシャンプーで洗い流す
②シャンプーの後はしっかり乾かし、湿気の多い状態を維持しない
③睡眠不足は皮脂の過剰分泌につながるので十分な睡眠をとる
頭皮のイヤな臭いの原因となる皮脂は、頭皮から流され過ぎると過剰に分泌されてしまい、イヤな臭いを起こしやすくなります。
汗をかいた日はその日のうちにシャンプーをして頭皮を清潔に保つことが大切です。
清潔にしなければと1日何回もシャンプーをすると皮脂が無くなりすぎますので、シャンプーは1日1回と決めましょう。
イヤな臭いを抑えるためにシャンプーを選ぶのであれば、まずは皮脂を落とし過ぎない洗浄力が低いアミノ酸系シャンプーを選ぶと良いでしょう。
それでもイヤな臭いがぶり返す時は、汗と皮脂の関係だけではなく、マラセチア菌を疑った方が良いかもしれません。
その時は、常在菌に効果のある薬用シャンプーを選んでみるのも一つの方法です。
また、シャンプーの後の乾燥は大切です。頭皮は湿気が多くなると雑菌が繁殖する事があり、イヤな臭いを出やすくしてしまいます。
シャンプーの後は早めにドライヤーで乾かし、できるだけ早めに頭皮を湿気から解放しましょう。
頭皮のベタつきの原因は何?ベタつく頭皮に皮脂をコントロールして改善する方法
頭皮のベタつきの原因は頭皮の皮脂が大きく関係しています。
そもそも皮脂とは、脂質と古くなった細胞が混ざり合ったもので、皮脂腺から分泌される油です。
頭皮は、皮脂によって外的要因の刺激から守られ、頭皮の水分を適切な量に保たれています。
毛穴から分泌された皮脂は、1日1回のシャンプーによって適切な量になるように流されていれば全く問題ありません。
しかし、1日1回のシャンプーを怠り、皮脂を適切に取り除かなかった場合、皮脂は毛穴や頭皮に蓄積されます。
皮脂はもともとベタつきのあるもので、ほこりや頭皮の細胞などをくっつけてしまいますので、大きな塊のフケが髪の毛についてしまう事が多くあります。
過剰な皮脂が蓄積されると、髪の毛もギトギトに見え、大きな塊のフケも髪の毛に絡みつき、不潔な人と思われてしまいます。
皮脂を放置すると他の頭皮トラブルを引き起こす事になる
頭皮の皮脂はだれにでもある必要なものです。
ただ、皮脂が過剰に分泌され、頭皮に蓄積されると、他の頭皮トラブルを招いてしまう事が多くあるので注意しましょう。
皮脂の過剰分泌による頭皮のベタつきはマラセチア菌を繁殖させてしまいます。
マラセチア菌は、活発になると大量の脂肪酸を排泄します。
この脂肪酸によって頭皮が刺激を受けるとターンオーバーの乱れを生じ、さらに刺激を受けやすくなってしまいます。
その結果、乾燥によるかゆみが増加したり、ベタつくフケが多くなったりと、さまざまな頭皮トラブルが同時に引き起こされやすくなると考えられます。
頭皮にベタつきを感じたら簡単にできるシャンプー対策の方法
頭皮のベタつきを感じたら、まずはシャンプーの方法を見直してみましょう。
①シャンプーは洗い過ぎにならない様に、1日1回のみとする
②シャンプーの時の洗い方は、指の腹でやさしく洗う
③シャンプーの後のすすぎは時間をかけてじっくり丁寧に行う
頭皮のベタつきは皮脂のせいではありますが、皮脂を取り除こうと1日何回もシャンプーをしたりしてはいけません。
また、洗う時の指の使い方次第では、頭皮に傷をつけてしまうので十分に注意が必要です。
1日何回もシャンプーをする事で、頭皮に必要な皮脂や潤いも失ってしまいます。
頭皮は洗い流された皮脂を取り戻そうとして、余計に皮脂が分泌されベタつきの原因となります。
シャンプーは1日1回とし、指の腹を使て頭皮をやさしくマッサージする様にすれば、皮脂はしっかり取り除くことができます。
まとめ
頭皮のトラブルを相談するなら皮膚科の専門医が間違いないでしょう。
その前にセルフケアを実践するなら『皮脂コントロール』してみましょう。皮脂をコントロールする事が出来れば、そのほかの頭皮トラブルも防ぐことが出来るかもしれません。
皮脂コントロールはシャンプーの改善が最も効果がありますので、シャンプーの手順や方法、シャンプーの選び方などを探しながら勉強してみるのも効果的と思います。
まずは症状から自分なりの診断をつけ、それに合うセルフケアを実践しましょう。
頭皮のトラブルを相談したいけど、まずは自分で調べてみたい方へ
頭皮や地肌のトラブルはなかなか他人に相談できません。
頭皮の悩みと言えば薄毛と思われがちですが、当サイトでは『フケ』『かゆみ』『乾燥』『におい』『ベタつき』に着目しています。
フケの症状は、若いうちからなじまる事もあり、10代の頃は親にも相談する事にも抵抗を感じます。
また、20代や30代になればパートナーができ、なんとか早く治したいとセルフケアを実践する方が多くいます。
セルフケアで順調に治ればいいのですが、なかなか治らないのがフケの悪い所、40代になった時にはフケの症状が悪化しますが、そこは中高年の悪い所で『あきらめ』が始まります。
フケの症状がひどくなると、肩にフケが積もっていたり、髪の毛にまとわりついたりと見た目の印象を悪くしてしまいます。
毎日お風呂に入って清潔にしているのに、不潔に思われないかと人の目が気になります。そんな生活を送っているとストレスが溜まり、心理的なあきらめが起きてしまい、どうでも良くなってしまいます。
となるその前に、今回は『フケ』と『かゆみ』の悩みをまとめていますので、さっそくセルフケアに挑戦してみましょう。
頭皮トラブルの中でフケは軽く見られがち、フケの原因とフケのセルフケア
頭皮からでるフケは体質と思われている事が多く、体質なので治しようがないと思われがちです。
フケを止める為にはシャンプーを見直すことが一番効果が得られると言われています。
正しい頭皮ケアを行うために、フケが出る原因と、頭皮のケアの方法をご紹介します。
フケとは頭皮の角質が古くなってはがれ落ちたもの
頭皮は、ターンオーバー(新陳代謝)を約28日周期で繰り返しながら、頭皮の入れ替えを行っています。
健康な頭皮の場合、古くなった細胞が目に見えない位の細かさで徐々にはがれ落ちる為、気になる事はありません。
ところが、何らかの影響を受け、ターンオーバーの乱れを起こしてしまい、頭皮の入れ替えの速度が早くなると、まだ未熟な細胞が目に見える大きさで一気にはがれてしまいます。
この一気にはがれた大きな細胞が『フケ』の正体です。
フケの原因は頭皮の環境に乱れがおきているため
フケの原因には3つの要因があると言われています。
それは、頭皮のバリア機能を担う『皮脂』、皮脂の余分な油を食べる『マラセチア菌(常在菌)』、それぞれの人によって違う『肌質』です。
この3つが正常に機能している時は、健康な頭皮となりますが、この3つのバランスが崩れると頭皮のターンオーバーが乱れフケが出てしまいます。
セルフケアを行う場合は、さすがに肌質はすぐに変えられるものでもありませんので、効果の現れ易い『皮脂』と『マラセチア菌』のコントロールが出来るシャンプーを選びましょう。
シャンプーを選ぶ時は、洗浄力や刺激の少ないアミノ酸系シャンプーや、マラセチア菌に働きかける地肌ケア用シャンプーを選ぶようにしましょう。
乾燥した頭皮もベタついた頭皮もどちらもフケと密接な関係あり
☑油ベタつき頭皮とフケの関係
皮脂の過剰分泌によって、皮脂をエサにするマラセチア菌(常在菌)が活発に活動し繁殖します。
マラセチア菌が皮脂を分解する際に頭皮に刺激を与え、ターンオーバーを乱す原因となり、フケを出やすくしてしまいます。
☑乾燥パリパリ頭皮とフケの関係
頭皮が乾燥してしまうと、トーンオーバーの乱れを起こし、肌の入れ替え速度が早まり、未熟な細胞が一気にはがれてしまうので、頭皮の潤いが無くなりやすい状態になってしまいます。
それにより、さらに頭皮は乾燥し、フケが出やすくなってしまいます。
フケが出た時に簡単にできるシャンプーでのセルフケア
フケが出だしたり、多くなってきた時にシャンプーでするべき対策があります。
①フケ対策用の刺激が弱く、洗浄力のマイルドなシャンプーに変える
②シャンプーは1日1回だけとして、お出かけ前の朝シャンはやめる
③髪は湿ったままにせず、すぐにドライヤーで乾燥し、自然乾燥はやめる
フケを気にして、1日何回もお風呂やシャンプーをしてしまいがちですが、それは逆効果です。洗い過ぎは頭皮の油を全部キレイに洗い流してしまい、頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌につながってしまいます。シャンプーは1日1回で十分です。
頭皮のトラブルで最も多い頭皮のかゆみの原因と改善方法
頭皮のトラブルで最も多いと言われているのは『かゆみ』の悩みです。
頭皮のかゆみと言えば乾燥やべたつき、アトピー性皮膚炎などと様々な要因がありますが、シャンプーという要因を忘れてしまいがちです。
正しい頭皮ケアを行うために、かゆみが起こる原因を知る事から始めましょう。
頭皮のかゆみの原因は頭皮が刺激を受けているから
頭皮のかゆみは、外的要因による刺激や乾燥による荒れで起こります。
外的要因で言えば、紫外線や爪で掻くなどの行為も外的な刺激となることはもちろんですが、頭皮の状態の乱れも刺激となることがあります。
頭皮のかゆみを抑えるためには、外的要因からの様々な刺激から頭皮を守ることが必要です。
頭皮のかゆみの原因はマラセチア菌が関係しているかも
頭皮のかゆみの原因は、だれでも持っている頭皮の常在菌であるマラセチア菌が影響しているかも知れません。
ベタついた髪の毛だったり、頭皮をさわるとベタベタした感じになったりする場合は、皮脂が過剰分泌してマラセチア菌が増殖していると考えられます。
また、髪の毛の生え際や、耳の後ろ、鼻のまわりなどに紅斑(赤み)が現れたら脂漏性皮膚炎の可能性があります。
皮脂の過剰分泌によるマラセチア菌の増殖で脂漏性皮膚炎になってしまった場合は、皮膚科を受診する事が必要です。
まず、セルフケアを試したいと言う事であれば、常在菌に働きかける地肌ケア用シャンプーがおススメです。
脂漏性皮膚炎の原因はマラセチア菌なので、菌の増殖も止める必要があります。マラセチア菌の増殖は皮脂の過剰分泌が原因なので、皮脂を抑える事がマラセチア菌の増殖を止める事になります。
皮脂の過剰分泌を抑えるためには、皮脂を洗い過ぎない、油っこい食事を控えるなどの対処法が有効です。
かゆみが出た時に簡単にできるシャンプーのセルフケア
かゆみが出だしたり、ひどくなってきた時にシャンプーでするべき対策があります。
①常在菌に働きかける地肌ケアシャンプーに変える
②頭を洗う時は指の腹を使いマッサージを行うようにする
③シャンプーのすすぎは時間をかけて丁寧にする
④髪は湿ったままにせず、すぐにドライヤーで乾燥し、自然乾燥はやめる
頭皮のかゆみがひどいからと、1日に何回も頭皮を洗い過ぎない様にしましょう。
洗い過ぎは、頭皮に必要な油分をも獲ってしまい、頭皮の乾燥を招き皮脂の過剰分泌につながります。
どんなにかゆみがひどくても、髪の毛や頭皮がベタベタしていてもシャンプーは1日1回にしましょう。
また、頭皮に刺激を与えてはいけません。
頭皮を傷つけてしまうと、頭皮のバリア機能が十分に機能せず、さらにかゆみをひどくしてしまいます。
シャンプーをする時は、爪でガリガリ洗ってはいけません。指の腹を使いマッサージをするように洗う事が大切です。
さらには、すすぎ残しをしない様にしましょう。シャンプーのカスを頭皮に残すとかゆみの新たな原因となってしまいます。
すすぎをする時は時間をかけて、耳の後ろや後頭部の方まで丁寧かつしっかりすすぐ様にしましょう。
シャンプーを頭皮ケア用のシャンプーへ見直すことは、頭皮のかゆみへ早い効果が期待できます。
まとめ
頭皮のフケやかゆみはそのメカニズムを知ることで、正しいセルフケアができます。
まずは、自分のフケやかゆみの症状を知り、それに対するセルフケア方法を探し実践する。
この流れになりますが、生活習慣の改善をセルフケアとした場合は、効果が現れるのは半年、または1年は先の事だと思います。もちろん生活習慣の改善は、今後の体の健康のためには必要な事です。
ただ、セルフケアを行う時は、やはり目に見える結果が欲しいはずです。であればシャンプーを変えてみる事が効果的です。
どうしてもセルフケアで改善できないときは、頭皮の相談は皮膚科の医師にお願いしましょう、
今回は『フケ』と『かゆみ』に着目しました、次回は『乾燥』『ベタつき』『イヤな臭い』をご紹介します。
頭皮のかさぶたがかゆい、そのかさぶたは爪ではがすと悪化します
擦り傷などが治る時にできるかさぶたが頭皮にできいませんか?
かさぶたが出来るくらいのケガをした事がある方は、それが異様にかゆい事を知ってますよね。
子供の頃にすりむいてできたかさぶたは、パリパリに乾いたらはがしたくなりますよね。
その行為『ちょっと待った!』
かゆいからと言って何も考えずに掻いてはいけません。
掻いてはいけない理由とかさぶたの種類とその原因を詳しく分かり易くご照会します。
頭皮にできたかさぶたの種類と原因を判断してからしっかり改善対策
『かさぶた』には2つの種類があり、それぞれに原因があります。
1つは、擦り傷、切り傷の様な子供の頃に良く作った傷にできるかさぶた。
1つは、脂漏性皮膚炎という症状にできるかさぶたの様なものです。
では、その1つ1つをご説明します。
擦り傷、切り傷にできるかさぶた
ひざやひじ等に擦り傷、切り傷をつくてしまった後、それが治るときにできるのが『かさぶた』です。
これと同様の事が頭皮にも起こります。人間は転倒したりすると頭を自然とかばいますので、あまり擦り傷を作ったという話は聞きません。最も身近な事で、頭がかゆくてガマンできない時は、無意識に爪を立てて頭を掻いてしまっているかもしれません。頭皮は非常にデリケートな皮膚なので、爪で掻いてしまうと頭皮に傷をつけてしまう事が良くあります。
体はこの様な傷を自然治癒能力によって治癒しようとします。体は自然治癒によって傷口を防ぎ、傷口に雑菌が入り込まない様に『かさぶた』によって、傷口に蓋(ふた)をしようとします。
傷口にできるかさぶたは、指の先でさわると少し引っかかるような感じがあります。さらにはかゆみを発生させることもあり、余計に掻きむしってしまう事で悪化させてしまいます。
脂漏性皮膚炎によるかさぶた
耳の裏側や髪の毛の生え際が赤くなり、白いかさぶたの様なものが取れる事があります。
この様な症状は『脂漏性皮膚炎』が原因で起こっています。
通常、擦り傷や切り傷にできるかさぶたとは異なり、傷を保護したり、治癒してくれるかさぶたではありません。
脂漏性皮膚炎の原因は、マラセチア菌という真菌(カビ)の増殖です。
マラセチア菌は常在菌と言われ、誰でも持っている菌なのでそれ自体に問題はありません。
マラセチア菌は頭皮の油である皮脂をエサにする菌で、皮脂が多く分泌されるとマラセチア菌も増殖します。
このマラセチア菌の増殖によって、頭皮に炎症を起こし、赤みや、はがれかけた皮膚の塊が白いかさぶたの様な症状となります。
もちろん、この炎症はかゆみも及ぼすので、掻きむしってしまい新たな傷のかさぶたの原因にもつながることがあります。
頭皮のかさぶたをはがしてはいけません、そのかさぶたはただのかさぶたではないかも
ひじやひざに出来たかさぶたを、つい爪ではがしてしまい、傷が治っているか見たくなることが多くあります。
また、かさぶたは傷を治す時に、かゆみが出るので、つい無意識に掻いてしまいかさぶたをはがしてしまったと言う事があります。
かさぶたは『傷を治す』血小板という血液の一部で、傷を完治させるべく傷を雑菌などの外敵から守っています。そんな『かさぶた』はがしてしまうと傷の治りを遅くしてしまう危険性があります。
このような事はもちろん頭皮にも同じことが起きます。
鏡を見た時にかさぶたが出来ていると『目立つ』ことがありますので、ついはがしてしまう事がありますが逆効果です。
かさぶた自体をはがす事も傷の治りを遅くしてしまう事が考えられますが、かさぶたをはがす時に別の場所に傷をつけたり、
はがした傷が余計に広がったりして、より深刻な炎症をおこしてしまい傷がいつまでたっても治らないといった悪循環を招いてしまいます。
脂漏性皮膚炎によるかさぶたの様な皮膚の塊も同様です。
脂漏性皮膚炎は、はがれかけた皮膚の塊が、白いかさぶたのように見えますが、これを触ると簡単にはがれ落ちてくるので、気になって延々と触り続けるといった変な癖が着いたりします。
しかし、この様な行為が頭皮に刺激を与え悪影響を及ぼす事になります。
刺激を与えられた頭皮は、さらに皮脂を分泌させるといった皮脂の過剰分泌を招き、脂漏性皮膚炎を悪化させてしまいます。
頭皮のかさぶたは、はがすのではなくその症状を見極め、根本となる原因を改善させることが必要です。
頭皮の傷によるかさぶたと脂漏性よるかさぶたの改善方法
頭皮のかさぶたはその症状を見極め、症状に合わせた改善方法でその根本原因を取り除くことが大切です。
頭皮のかさぶたは目立つことが多いので、ついつい触ってしまいがちですが、そこはしっかり我慢する事で改善の一歩となります。
傷を守るためのかさぶたには
かゆみが原因で作ってしまった傷が考えられる場合は、まず頭を触る癖がついていないか気にしてみましょう。
頭を掻くだけではなく、触る事さえも炎症は悪化する事が多くあります。炎症の原因が分かっているのであれば、それに対する排除方法を取ることが最も早い解決方法です。
そのほかにも傷を早く治す免疫力をつける事も効果がありますので、免疫力を付ける為の生活習慣に正すことが大切です。
生活習慣とは、バランスとれた食事、質の高い睡眠、軽い運動が目指すべき生活習慣ですが、すべてを一気に始めると全く続きませんので、すこしずつ始めてみる事が良いでしょう。
脂漏性皮膚炎という病気のかさぶたには
脂漏性皮膚炎という名前の通り、皮脂の分泌が原因ですので、皮脂の分泌を抑える必要があります。
まずは、油分の多い食事を控え、栄養のバランスがとれた和食が中心の食生活にしましょう。
控えるべきは『欧米食』と言われる肉中心の食事や、スナック系のお菓子、ケーキなどの洋菓子、カップラーメンなどのインスタント食品は避ける様にしましょう。
また、洗髪も1日1回は行うようにして、頭皮の清潔をしっかり保つことが大切です。
洗髪時は、熱いお湯を使用せず、ぬるめのお湯を使用し、皮脂の洗い流し過ぎを避けましょう。
皮脂を洗い流すことで頭皮は皮脂を補おうとしますが、皮脂が洗い流され過ぎていると、頭皮は皮脂を過剰に分泌してしまいます。
洗髪後の乾かす時にも注意が必要です。
洗髪後は、タオルで軽く水分を拭き取り、ドライヤーを使用して早めに乾かす事が大切です。
頭皮は湿った状態が続くと、菌の増殖を促してしまう原因となります。
また、ドライヤーを使用する際は頭皮に直接温風を当てない様に、常に遠くから温風を動かしながら乾燥させましょう。
ドライヤーの温風を使用した乾燥は8割で、後は冷風で乾かすようにしましょう。
ドライヤーで乾かし過ぎには注意が必要です。
頭皮は乾燥すると皮脂を分泌させようとしますので、乾燥のし過ぎは皮脂の分泌を過剰にする原因となってしまいます。
この様に十分な対処でも改善できないときは、シャンプー自体を変えてみる事が良いでしょう。
シャンプー選びには様々な意見がありますが、アミノ酸系シャンプーや薬用のシャンプーが良いでしょう。
アミノ酸系シャンプーは洗浄力が控えめで皮脂の洗い流し過ぎを抑えることができ、頭皮に傷やかさぶたがあっても余計な刺激を与えないでしょう。
薬用シャンプーは脂漏性皮膚炎に効果のあるものがありますので、それを選ぶことが良いでしょう。
色々対策しても頭皮の赤みや、フケの様な症状が収まらないのであれば、病院を受診することが大切です。
頭皮の悩みで病院はちょっと、と怯(ひる)んでいると症状が悪化し、さらにかさぶたの様なフケが目立つ事になってしまいます。
病院へ行くときは、皮膚科を受診しましょう。専門の皮膚科医に診てもらう事で正しい治療方法がわかりますので、早く治すことができるでしょう。
まとめ
頭皮のかさぶたは『かさぶた』と『かさぶたの様に見えるもの』の2つの種類があります。
かさぶたは、頭皮にできた傷の治癒力を高めるためにしっかり傷を守ってくれています。
かさぶたの様に見えるものは、脂漏性による皮膚炎で皮膚がはがれかけている事によるものです。
どちらともそれぞれ改善方法が違いますので、その症状の見極めが非常に大切です。
また、どちらのかさぶたも触ったり、はがしたりするのはその症状を悪化させるか、治るまでの時間を延ばしてしまいます。
まずは、触らない、はがさないを意識する事、それから生活習慣を見直す事が大切です。
最後に、頭皮のかさぶたでも病院行くという選択肢を一番に考えて下さい、病院で正しい症状を知り、正しい治療方法を知ることで正しいセルフケアもできます。
頭皮を清潔にしてもフケがでる、アトピー性皮膚炎のフケを改善
アトピー性皮膚炎で、頭皮のひどいかゆみと止まらないフケに悩む方はかなり多いです。
アトピー性皮膚炎の症状で悩まれているなら、守るべきは肌を乾燥させない事です。
アトピー性皮膚炎のフケは、他の症状でフケが出る方と発生する原理が全く違いますので、アトピー性皮膚炎のフケ対策方法や改善方法ももちろん違います。
アトピー性皮膚炎での頭皮のかゆみやフケの症状と対策を詳しくご説明します。
アトピー性皮膚炎のかゆみ症状の原因と止まらないフケの関係
アトピー性皮膚炎の症状は、皮膚のバリア機能が弱くなり、皮膚に必要な水分がどんどん外へ出て行ってしまい『乾燥』しています。
乾燥した皮膚は、刺激や異物などの外部刺激を受けやすくなってしまいます。
乾燥して外部刺激を受けやすくなった皮膚は少しの刺激でもかゆみを感じてしまいます。
かゆいからと言って掻いてしまうと、皮膚に傷をつけてしまいます。その傷口が皮膚の状態をさらに悪化させさらにバリア機能が低下します。
一段とバリア機能が弱まった皮膚は掻いてしまった事によりさらにかゆみを増し、また掻いてしまうという悪循環を招いてしまいます。
この様に水分がなくなる事による乾燥を防ぐ為に『保湿』が非常に大切になります。
アトピー性皮膚炎のフケはなぜ発生するのでしょう?
アトピー性皮膚炎の方は、体質により皮膚が乾燥しやすくなっていますので、何も対策をしないと頭皮も乾燥してしまいます。
乾燥した頭皮は、お肌の生まれ変わりであるターンオーバー(新陳代謝)のサイクルが乱れ、まだ未熟な皮膚がはがれ落ちフケになります。
また、乾燥しやすい頭皮を洗浄力の強いシャンプーで洗う事によって、必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥をさらに悪化させ、かゆみとフケが多くなってしまう事が考えられます。
この様な乾燥の悪化によるフケはパラパラした細かいフケが目立ちます。
アトピー性皮膚炎の方は、アレルギー反応に敏感な体質の方が多く見られます。アレルギー反応とは、体の免疫機能が過敏に反応する事で、アレルギー反応を起こした場合はひどいかゆみを発生させてしまう事があります。
この様に乾燥やアレルギー反応によって、我慢できないほどのかゆみとなり、掻きむしってしまうほど掻いてしまう事で、頭皮に新たな傷をつけたり傷の上にさらに傷を作ってしまう悪循環が生まれます。
その傷から雑菌が繁殖したり、外部からの刺激や異物の影響によって、さらに傷が悪化してしまいます。
悪化した傷口から、水分を多く含んだフケや血液を含んだ赤いフケといった大きめのフケを発生させ、頭皮はかさぶたとなってさらにかゆみを増加させます。
アトピー性皮膚炎の皮膚に必要なバリア機能取り戻し保持する方法
頭皮のバリア機能を向上させるためには『保湿』が最も重要な課題です。
健康な頭皮は、十分な保湿がされている事で頭皮にうるおい層がしっかりと張り巡らされ、外部からの刺激や異物を跳ね返してくれます。
この様な頭皮のバリア機能には、保湿因子が必要とされています。
①水分を補ってくれる『天然保湿因子』
アミノ酸などの成分を含む天然保湿因子は、角質層にある角質細胞の内部にたっぷりの水分を補ってくれる役割を担っています。
②水分を保ってくれる『セラミド』
セラミドは水分保持能力がが高く、角質層にある角質細胞の隙間を埋め、うるおいを保持してくれる役割を担っています。
③水分を外部へ逃がさない様にする『皮脂』
頭皮の油と言われる皮脂は、角質層の外側の皮脂膜を強化して、水分を蒸発しない様にブロックする役割を担っています。
アトピー性皮膚炎の基本的対策は毎日のスキンケア
頭皮の乾燥を防ぎ、バリア機能を正常に保つために毎日のスキンケアは、アトピー性皮膚炎の方は基本となる対策です。
また、アトピー性皮膚炎は、その症状が改善しては時間をおいて悪化というサイクルを繰り返す事が多くある為、症状が改善しても毎日のスキンケアは継続する事が大切です。
毎日のスキンケアで大切な事は、清潔な頭皮を保つためのシャンプーと、うるおいのある頭皮を保つための保湿が基本となります。
清潔な頭皮を保つシャンプーの方法
①ブラッシング
髪の毛を濡らす前に軽くブラッシングする事で髪の毛のほつれをほどき、大きい汚れのほとんどを取ることができます。
②予洗い
ぬるま湯でシャンプーをする前にあらかじめ髪の毛の汚れのほとんどを落とすことができます。
③泡立てる
シャンプーは直に頭にのせるのではなく、手の上で泡立ててから使用しましょう。
④洗う
爪をたてずに指の腹でやさしくマッサージするように洗いましょう。
洗う順番は、耳の後ろの生え際から→後頭部の生え際から→頭頂部→前頭部の順が良いとされています。
※ポイント!
〇皮脂を取り過ぎない様に洗浄力の強いものを使用せず、アミノ酸系の洗浄力が緩やかなシャンプーがおススメです。
〇真菌(カビ)がアトピー性皮膚炎の悪化の原因となることがありますので、抗真菌剤配合のシャンプーがおススメです。
〇発疹が出ている時も清潔にすることは大切ですが、刺激の強いシャンプーは使用を控えましょう。
⑤すすぐ
洗った後のすすぎは非常に重要です。ぬるめのお湯で時間をかけてしっかりとすすいでください。洗い残しを徹底的になくしましょう。
⑥ふく
頭をふく時はタオルで軽く叩くように水分を取っていきましょう。決してゴシゴシこすってはいけません。
軽く水分を取ったらドライヤーで8割程度温風で乾かし、残りの2割は冷風で乾かしましょう。
※ポイント
〇ドライヤーを使用する時は一か所に固定せず常に動かしながら頭皮から離して使用しましょう。
〇ドライヤーの温風で10割乾かすと、頭皮も乾燥しかねませんので注意が必要です。
〇決して自然乾燥や生乾きの状態で放置しない様にしましょう。湿気がある状態が続くと雑菌の繁殖の原因となります。
頭皮のうるおいを保つためのスキンケアの方法
シャンプーをすると、どうしても皮脂の量が減ってしまいます。そのため何もせずに放置していると、頭皮は自然と乾燥しバリア機能の低下を招いてしまいます。
そのため、保湿剤を使用する事が非常に有効です。保湿剤は頭を乾かしてから5分以内に使うようにしましょう。
保湿剤の使用は、アトピー性皮膚炎の症状があるときは当然ですが、症状が軽い時や全くなくなっている時も、日常的に保湿する様にしましょう。
ワセリンなどの保湿剤は、油性の為、乾燥している頭皮に塗っても、水分を補給する効果があまり期待できませんので、頭を乾かしてから5分以内の少し湿気が残るときに使用しましょう。
もし、5分を過ぎて少し乾燥してしまった場合には、霧吹きやガーゼで頭皮を湿らるか、化粧水などを使用して少しうるおいを与えたうえで塗ると効果があります。
※ポイント
〇アトピー性皮膚炎のスキンケアは非常に難しいので、皮膚科を受診して専門医に治療方針を決めて頂きましょう。
〇発疹が出ている場合は、皮膚科を受診して保湿剤の使用については医師や薬剤師に相談してから使用してください。
〇発疹を抑える為の、外用(塗り薬等)の医薬品が処方されている時は、保湿剤は発疹の周りの乾燥部分に塗りましょう。
アトピー性皮膚炎の対策で日常的で気を付ける事は
アトピー性皮膚炎は乾燥する事で悪化のサイクルを回してしまいます。それは乾燥がかゆみを発生させるためです。
但し、そのかゆみは外部からの刺激によるもです。その外部刺激を少なくすることがかゆみを抑える事につながります。
①食事
アトピー性皮膚炎の症状を改善するために、食事のバランスは大切です。食事の中でも刺激のある食品は出来るだけ避けましょう。必要な栄養は主にビタミンであり、それを含む食材を選ぶようにしてください。
例えば、野菜(かぼちゃやニラ)、レバー、納豆など、頭皮にもアトピー性皮膚炎にもおススメの食材です。
欧米食ではなく日本食にこだわれば自然と食事のバランスは改善されていくでしょう。
②部屋
部屋をほこりやチリの宝庫にせず、週に1度は掃除機と拭き掃除をして清潔に保つことが大切です。部屋の中でも寝具は毎日使用するものなので、清潔にしておく必要があります。
布団は羽毛や羊毛の綿の場合、ダニが発生しやいのでダニの付きにくいポリエステル綿がおススメです。
特に枕は雑菌が繁殖しやすい環境ですので、その雑菌が頭皮の傷に感染する恐れがあります。枕自体を天日干しする事も必要ですが、枕カバーをこまめに洗濯するのも大切です。
まとめ
アトピー性皮膚炎の症状でお悩みの方は、現在は増加傾向にあります。
それは、食生活の欧米化や環境汚染、ストレスなどが原因とされていますが、これからもこの原因が無くなる事はありません。
これからも増加するアトピー性皮膚炎は、一度その症状がでてしまうとなかなか完治が難しいのですが、いろいろな対策で悪化を防ぎ、かゆみを抑える事が出来ます。
これまで紹介した対策を実践してみて下さい。少しでも症状が軽くなればその対策は適合しています。
症状が軽くなっても対策を継続してください。継続する事で効果がさらに発揮されるはずです。