40代の身だしなみ徹底講座

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頭皮の悩みは皮膚科に相談、とその前に自分で解決したい方へ

頭皮や地肌のトラブルはなかなか他人に相談できません。

顔や体の肌トラブルが起きたら、病院に行って早く原因を究明し、治療したいと思います。

ところが、頭皮のトラブルが起きたからと言ってすぐに病院へ行って治療しようとしないのはなぜでしょう。

やはり、頭皮のトラブルと言えばフケやかゆみですが、その程度で病院に行くまでも無いと思ってしまうのでしょう。

しかし、頭皮のフケやかゆみを侮ってはいけません、悪化する前に皮膚科の専門医に相談してみましょう。

でも、その前に自分でできる限りの対策をしてみたいというのであれば、それも非常に大切です。

頭皮のトラブル対策はそんなに難しいものではありませんので、挑戦してみる価値は十分あるでしょう。

今回は頭皮の悩み『乾燥』『におい』『ベタつき』についてご紹介します。

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頭皮はなぜ乾燥するのか、頭皮の乾燥の原因を知り症状別に対策をねる

頭皮が乾燥する原因は、紫外線や空気乾燥などの外部の環境によるものや、頭皮そのものが抱えているトラブルが原因であるものがあります。

頭皮が乾燥したと感じると、頭皮を表面上だけ潤そうとしますが、それだけでは頭皮の様々な乾燥の原因に対応できません。

まずは、頭皮が乾燥する原因を知り、その原因に合わせた対策をとる必要があります。

頭皮の乾燥を起こしやすい頭皮環境とは3つの要素のバランス

 頭皮の乾燥の原因には3つの要因があると言われています。

それは、頭皮のバリア機能を担う『皮脂』、皮脂の余分な油を食べる『マラセチア菌(常在菌)』、それぞれの人によって違う『肌質』です。

この3つが正常に機能している時は、うるおいのある健康な頭皮と言えますが、この3つのバランスが崩れると頭皮のターンオーバーが乱れ、頭皮の潤いが奪われてしまいます。

潤いを奪われた頭皮は、乾燥してしまい荒れを起こしてしまいます。

セルフケアを行う場合は、さすがに肌質はすぐに変えられるものでもありませんので、効果の現れ易い『皮脂』と『マラセチア菌』のコントロールが出来るシャンプーを選びましょう。

シャンプーを選ぶ時は、洗浄力や刺激の少ないアミノ酸系シャンプーや、マラセチア菌に働きかける地肌ケア用シャンプーを選ぶようにしましょう。

頭皮の生まれ変わりのターンオーバーはサイクルが乱れると乾燥を招く

頭皮の古い肌が、新しい肌に入れ替わる事をターンオーバー(新陳代謝)と言います。

そのターンオーバーの最適な周期は約28日ですが、その周期が早まるとフケやかゆみが気になり始めます。

ターンオーバーの周期が早まる原因のひとつとして、マラセチア菌(常在菌)の異常繁殖があります。

皮脂をエサとするマラセチア菌が異常繁殖すると、皮脂を分解する時に排泄される脂肪酸も大量となります。

この脂肪酸が頭皮を刺激し、頭皮のバリア機能を低下させ、頭皮のトラブルを起こし易くしてしまいます。

頭皮のバリア機能が低下したことで、潤いが失われ易くなってしまい、さらに乾燥が進んでしまいます。

頭皮の赤みがあり、白いフケの塊の様なものが目立つ場合は、ターンオーバーの周期に乱れが起きている事が考えられます。

頭皮が乾燥したなと感じた時に簡単にできる乾燥対策シャンプー方法

頭皮が乾燥した日のシャンプーで乾燥への対策を実践してみましょう。

①シャンプーをする時のお湯の温度は38℃位のぬるま湯を使う

②シャンプーは1日1回、シャンプーのし過ぎで皮脂を流し過ぎない

③ドライヤーのし過ぎや暖房のかけ過ぎによる乾燥した環境を避ける

頭皮の乾燥が気になるときは、頭皮のバリア機能が弱っている事が多いため、刺激を与えない事が大切です。

シャンプーをする時は、爪を立てて洗うと傷をつけてしまいますので、指の腹を使いやさしく丁寧に洗いましょう。

熱いお湯や洗浄力が強い成分を含むシャンプーは、頭皮に刺激を与え、皮脂を流し過ぎてしまいます。

さらに、フケやかゆみがひどくなっている時は、ターンオーバーの乱れも考えられますので、頭皮の潤いをできるだけ逃がさない様にするシャンプーを使いましょう。

頭皮への刺激が少なく、洗浄力がマイルドなシャンプーは『アミノ酸系シャンプー』がおススメです。

頭皮からイヤな臭いがする時の対処法、イヤな臭いの素を断つためにできる事

頭皮のイヤな臭いの素は2つの原因が考えられます。

1つは『汗や皮脂が混ざり合い、時間の経過とともに酸化した臭い』、もう1つは『皮脂をエサにして繁殖するマラセチア菌(常在菌)が排泄した脂肪酸の臭い』

この2つの共通点でもある『皮脂』を適量にコントロールする事で臭いの素を断つことができます。

頭皮からイヤな臭いが出ている時は、香りと洗浄力が強いシャンプーを選びがちですが、皮脂を洗い流し過ぎない洗浄力が低く刺激の少ないシャンプーを選ぶことが必要です。

イヤな臭いをしっかり落とそうとして、ゴシゴシ洗うのは逆効果です、シャンプーを泡立ててから頭皮をマッサージするようにやさしく洗うだけで、頭皮の余分な皮脂は取り除くことが出来ます。

臭いが気になり始めたらシャンプーの方法や習慣を見直そう

頭皮の臭いは皮脂の分泌量が関係している事がほとんどですので、シャンプーによる皮脂のコントロールが非常に重要です。

①汗をかいた日は、その日のうちにシャンプーで洗い流す

②シャンプーの後はしっかり乾かし、湿気の多い状態を維持しない

③睡眠不足は皮脂の過剰分泌につながるので十分な睡眠をとる

頭皮のイヤな臭いの原因となる皮脂は、頭皮から流され過ぎると過剰に分泌されてしまい、イヤな臭いを起こしやすくなります。

汗をかいた日はその日のうちにシャンプーをして頭皮を清潔に保つことが大切です。
清潔にしなければと1日何回もシャンプーをすると皮脂が無くなりすぎますので、シャンプーは1日1回と決めましょう。
イヤな臭いを抑えるためにシャンプーを選ぶのであれば、まずは皮脂を落とし過ぎない洗浄力が低いアミノ酸系シャンプーを選ぶと良いでしょう。

それでもイヤな臭いがぶり返す時は、汗と皮脂の関係だけではなく、マラセチア菌を疑った方が良いかもしれません。
その時は、常在菌に効果のある薬用シャンプーを選んでみるのも一つの方法です。

また、シャンプーの後の乾燥は大切です。頭皮は湿気が多くなると雑菌が繁殖する事があり、イヤな臭いを出やすくしてしまいます。

シャンプーの後は早めにドライヤーで乾かし、できるだけ早めに頭皮を湿気から解放しましょう。

頭皮のベタつきの原因は何?ベタつく頭皮に皮脂をコントロールして改善する方法

頭皮のベタつきの原因は頭皮の皮脂が大きく関係しています。

そもそも皮脂とは、脂質と古くなった細胞が混ざり合ったもので、皮脂腺から分泌される油です。

頭皮は、皮脂によって外的要因の刺激から守られ、頭皮の水分を適切な量に保たれています。

毛穴から分泌された皮脂は、1日1回のシャンプーによって適切な量になるように流されていれば全く問題ありません。
しかし、1日1回のシャンプーを怠り、皮脂を適切に取り除かなかった場合、皮脂は毛穴や頭皮に蓄積されます。

皮脂はもともとベタつきのあるもので、ほこりや頭皮の細胞などをくっつけてしまいますので、大きな塊のフケが髪の毛についてしまう事が多くあります。

過剰な皮脂が蓄積されると、髪の毛もギトギトに見え、大きな塊のフケも髪の毛に絡みつき、不潔な人と思われてしまいます

皮脂を放置すると他の頭皮トラブルを引き起こす事になる

頭皮の皮脂はだれにでもある必要なものです。
ただ、皮脂が過剰に分泌され、頭皮に蓄積されると、他の頭皮トラブルを招いてしまう事が多くあるので注意しましょう。

皮脂の過剰分泌による頭皮のベタつきはマラセチア菌を繁殖させてしまいます。

マラセチア菌は、活発になると大量の脂肪酸を排泄します。
この脂肪酸によって頭皮が刺激を受けるとターンオーバーの乱れを生じ、さらに刺激を受けやすくなってしまいます。

その結果、乾燥によるかゆみが増加したり、ベタつくフケが多くなったりと、さまざまな頭皮トラブルが同時に引き起こされやすくなると考えられます。

頭皮にベタつきを感じたら簡単にできるシャンプー対策の方法

頭皮のベタつきを感じたら、まずはシャンプーの方法を見直してみましょう。

①シャンプーは洗い過ぎにならない様に、1日1回のみとする

②シャンプーの時の洗い方は、指の腹でやさしく洗う

③シャンプーの後のすすぎは時間をかけてじっくり丁寧に行う

頭皮のベタつきは皮脂のせいではありますが、皮脂を取り除こうと1日何回もシャンプーをしたりしてはいけません。

また、洗う時の指の使い方次第では、頭皮に傷をつけてしまうので十分に注意が必要です。

1日何回もシャンプーをする事で、頭皮に必要な皮脂や潤いも失ってしまいます。

頭皮は洗い流された皮脂を取り戻そうとして、余計に皮脂が分泌されベタつきの原因となります。

シャンプーは1日1回とし、指の腹を使て頭皮をやさしくマッサージする様にすれば、皮脂はしっかり取り除くことができます。

まとめ

頭皮のトラブルを相談するなら皮膚科の専門医が間違いないでしょう。

その前にセルフケアを実践するなら『皮脂コントロール』してみましょう。皮脂をコントロールする事が出来れば、そのほかの頭皮トラブルも防ぐことが出来るかもしれません。

皮脂コントロールはシャンプーの改善が最も効果がありますので、シャンプーの手順や方法、シャンプーの選び方などを探しながら勉強してみるのも効果的と思います。

まずは症状から自分なりの診断をつけ、それに合うセルフケアを実践しましょう。