40代の身だしなみ徹底講座

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脂漏性皮膚炎への市販薬でニゾラールに変わるものがあるの?

髪の毛がベタベタしたり、大きなフケのかたまりが出てきた。

さらに、髪の毛の生え際に赤みが現れて、いつの間にか赤みの範囲が広くなってる。

さらにさらに、赤くなった部分が、かさぶたの様になってきて、次第にかゆみがひどくなってきた。

 

ここまで来ると、脂漏性皮膚炎を疑ってください。

赤みが広がり始めたら、病院を受診する事が大切です。

 

でも、病院に行く時間もないし、待ち時間が長いので仕事の途中もいけない。

そんなことより、頭がかゆい位で病院は行きたくない。と思う方も少なくありません。

 

時間が無いと言われる方は、特に仕事や家事、育児も加われば、病院に行く時間はどんどん少なくなってしまいます。

それでも、脂漏性皮膚炎を放置し続けるのは、症状の悪化を抑える事が出来ないので、何かしら手を打つ必要がありますよ。

 

そんな時、隙間時間にサッと購入できる市販薬はとても重宝しますね。

いまやドラッグストアに行かなくても、スーパーやコンビニでもお薬を置いていますので、ありがたい限りです。

そんな便利な市販薬で、脂漏性皮膚炎の症状を抑える事が期待される市販薬は有るのでしょうか。

 

脂漏性皮膚炎で病院を受診すると、ほとんどの場合『ニゾラール』という外用薬が処方されます。

ニゾラールは『ケトコナゾール』という抗真菌薬の一種です。真菌とはカビの一種で、誰の体にもいる害のないカビです。

ケトコナゾールはこの真菌に対して作用し、真菌の増殖を抑える働きをしてくれます。

 

と言う事で、ニゾラールの成分でもある、ケトコナゾールと同じ働きをする市販薬があれば、脂漏性皮膚炎に効果があるかも知れないと言う事になりますね。

 

今回は、そんな抗真菌薬にかわる市販薬をご紹介します。

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脂漏性皮膚炎に効果が期待できる市販薬に抗真菌薬があるの?

脂漏性皮膚炎が疑われる症状が現れたら、真っ先に皮膚科の有る病院や、お近くのクリニックを受診する事が大切です。

どうしても、病院に行きたくないとか、病院を受診する時間が無いとか、病院に行って違う病気になりたくないとか、これくらいの事で病院に行けないとか思っている方が少なくないのも事実です。

 

そんな方が、脂漏性皮膚炎が疑われる症状を抑えるには、生活習慣の改善や、食生活の見直し、シャンプーの見直しなど、色々な方法を時間をかけて試す必要があります。

 

ところが、実際に脂漏性皮膚炎の症状が治まる訳でもなく、症状が悪化し抜け毛まで発症してしまう事もあります。

そういう時に力を発揮するのが、市販薬です。

 

ニゾラールの成分でもあるケトコナゾールが、そのまま市販薬になっていれば一安心なのですが、ニゾラールは病院で処方される医療用の医薬品のみで、その成分であるケトコナゾールを含んだ市販薬はドラッグストア等では販売されていない様です。

ニゾラールと同じ成分のものは市販薬にありませんが、イミダゾール系抗真菌薬の塗り薬は色々な種類が市販されているので、まとめてみました。

抗真菌薬 市販薬名称
ミコナゾール 【第2類医薬品】ダマリンL液 20ml 大正製薬
ミコナゾール 【第2類医薬品】ダマリンS液 15ml 大正製薬
イソコナゾール 【第1類医薬品】メンソレータム フレディCC クリーム 10g
オキシコナゾール 【第2類医薬品】タムチンキパウダーインジェル 15g
クロトリマゾール 【第1類医薬品】エンペシドL 6錠
クロトリマゾール 【第2類医薬品】ピロエースW液 25mL
ラノコナゾール 【第2類医薬品】ピロエースEXクリーム 15g
ラノコナゾール 【第2類医薬品】ピロエースZ液 15ml
ビホナゾール 【第2類医薬品】キョータップLXクリーム 30g

 

これだけあると逆に悩みますね。

何に効果があるかが分かると選びやすいですね。

【第2類医薬品】ダマリンL液

効能・効果:みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし

用法・用量:1日1回、適量を患部に塗布してください。

希望小売価格

 包装20mL:2,800円

 包装15mL:2,300円

【第2類医薬品】ダマリンS液

効能・効果:みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし

用法・用量:1日1回、適量を患部に塗布してください。

希望小売価格:1,480円

【第1類医薬品】メンソレータムフレディccクリーム

第1類医薬品は、メーカーサイトで確認した方が良いですね。

jp.rohto.com

【第2類医薬品】タムチンキパウダーインジェル15g

効能・効果:みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし

用法・用量:1日1回、患部に適量を塗布してください。

希望小売価格:1,200円

【第1類医薬品】エンペシドL 6錠

第1類医薬品は、メーカーサイトで確認した方が良いですね。

www.empecid.jp

【第2類医薬品】ピロエースW液

効能・効果:みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし

用法・用量:1日2~3回、適量を患部に塗布して下さい。

希望小売価格

 包装12mL:1,400円

 包装25mL:2,200円

【第2類医薬品】ピロエースEXクリーム

効能・効果:みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし

用法・用量:1日1回、適量を患部に塗布して下さい。

希望小売価格:2,200円

【第2類医薬品】ピロエースZ液

効能・効果:みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし

用法・用量:1日1回、適量を患部に塗布して下さい。

希望小売価格:2,100円

【第2類医薬品】キョータップLXクリーム

効能・効果:みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし

用法・用量:患部を清潔にして、1日1回、適量を患部に塗布して下さい。

希望小売価格:1,800円

 

これだけ種類があっても、効能・効果が大体同じなので、選ぶのも簡単になりました。

後は、色々試してみる事が良いでしょう。

また、ドラッグストアに行く時間があれば、ドラッグストアの薬剤師さんか、登録販売者さんに聞くのも有りですね。

 

この効能・効果の一覧を見ると、脂漏性皮膚炎に効果が期待できそうも無いと思ってしまうかも知れませんが、水虫の原因菌である白癬菌も、脂漏性皮膚炎の原因菌のマラセチア菌も同じカビの一種なので、ニゾラールはその効果を発揮します。

 

脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌によるマラセチア菌の異常繁殖が原因と言われています。

このマラセチア菌の繁殖を抑え、正常な量に整える事で、脂漏性皮膚炎の症状は落ち着いていくと思われます。

 

ご紹介した市販薬で、マラセチア菌の繁殖が抑えられれば、自然と脂漏性皮膚炎の症状は落ち着いてくるでしょう。

ただし、脂漏性皮膚炎は慢性化しやすい病気なので、症状が落ち着いたからと言って安心してはいけません。

市販薬でマラセチア菌の量が正常に戻ったと思われたら、次はマラセチア菌が異常繁殖してしまった理由を考える必要があります。

 

マラセチア菌は、頭の脂、皮脂をエサに生存しています。

皮脂は頭皮を外敵から守り、程よい量の脂で頭皮のうるおいを守っていますので、頭皮にとって重要な役割を担っています。

この皮脂が何らかの理由で異常分泌されることにより、エサが大量に増えたと思ったマラセチア菌が異常に繁殖し、脂漏性皮膚炎の原因となります。

 

この様に、皮脂の過剰分泌を防ぐことが、脂漏性皮膚炎の再発を防ぐ為には必要な事です。

皮脂の分泌を正常に保つためには、寝不足などを起こさない規則正しい生活習慣、欧米食と言われる油の多い食生活から和食中心の栄養バランスのとれた食事に見直す、また、洗浄力や刺激の強い、シャンプーや整髪料、育毛剤や白髪染めなども全て見直す必要があります。

最後に

ニゾラールと同じ成分を持つ市販薬は有りませんが、菌をやっつける市販薬は複数市販されています。

どうしても病院に行けない、行きたくない方にとっては、市販薬でも効果が期待できることが分かりました。

脂漏性皮膚炎の症状が市販薬で治まってきたら、すぐに使用を控え、体の中から整えるようにしましょう。

また、もし時間が空いたら皮膚科を受診する事をおススメします。

正しい診断と正しい治療方法が早期の改善方法であるのは間違いありません。

病院で処方されたお薬で、症状を抑え、生活習慣を見直し、そして市販薬を試してみても良いかも知れませんね。