40代の身だしなみ徹底講座

40代からでも遅くない好感度UP!清潔な身だしなみを手に入れる為の情報を徹底分析してお届けします。

脂漏性皮膚炎かもしれないけど市販薬を試すのはどれがいいの?

脂漏性皮膚炎かな?と思ったら病院を受診する事が大切です。

でも、これ位のことで病院は行きたくない、と考える方が多いのも現実。

そんな時に考え付くのが、ドラッグストアなどで購入できる市販薬です。

 

脂漏性皮膚炎かもしれないけど、病院に行く暇もなければ、病院に行くほど症状も重くない。

だけど、髪の毛の生え際が赤くなり、かさぶたの様な白いフケが固まっている。

この赤みとフケを市販薬でどうにかできれば、時間もお金も節約できますね。

 

ですが、脂漏性皮膚炎の症状を抑えてくれる市販薬は存在するのか、それとも病院で処方されるお薬しか無いのか、疑問は膨らむばかりです。

脂漏性皮膚炎と診断され、病院で処方されるお薬と言えば、抗真菌薬の『ニゾラール』という塗り薬や、炎症がひどい時には抗炎症薬の『ステロイド』が処方されることがあります。

 

と言う事は、ニゾラールと同じ効果のある市販薬が存在すれば、その期待は非常に高くなりますね。

今回は、脂漏性皮膚炎を抑える事ができる市販薬を調査し、その結果をご紹介します。

 

f:id:trustretain:20180130012524j:plain

脂漏性皮膚炎は処方薬ではなく市販薬でも抑える事ができるのか

脂漏性皮膚炎の症状が現れたら、すぐにでも病院を受診して正確な診断と治療方法で治すことが最も良いとされています。

しかしながら、症状の悪化による炎症の拡大や、ひどいかゆみが止まらないなど、深刻な状態にならないと病院を受診しない方が多いのが実際の状態です。

まずは、脂漏性皮膚炎とはどんな病気なのかを簡単に説明します。

脂漏性皮膚炎とはいったいどんな症状になるのか

脂漏性皮膚炎になると、髪の毛がベタベタしたり、頭皮をさわると指がテカテカになるほど皮脂が多くなります。

また、髪の毛の生え際に、大きな塊の様なフケが出てきます。

皮脂が多く分泌されることにより、毛穴に詰まった皮脂が酸化して、イヤなニオイを発する事もあります。

さらに症状が悪化すると、赤みが広がり、炎症やかゆみなどを起こすことがあります。

赤みが広がると、かゆみがガマンできなくなったり、頭皮にかさぶたの様なものが目立ってきます。

炎症がひどくなると、シャンプーや整髪料などがしみる事もあり、痛みが出てくることもあると言われています。

まれに、赤く炎症を起こした場所の髪の毛が抜ける方も居ますので、育毛剤などを使用して炎症を悪化させてしまう事もあります。

脂漏性皮膚炎になりやすいのは頭皮、その原因とは

頭皮の皮脂が過剰に分泌されることで、皮脂をエサとしているマラセチア菌という真菌が異常に繁殖する事で、皮脂を多く分泌する頭皮や顔に炎症を起こしてしまいます。

皮脂の分泌を多くしているのが、男性ホルモンである事から、脂漏性皮膚炎の症状が出やすいのは男性と言われています。

また、女性でも生活習慣の乱れ、過度なストレスからホルモンバランスが崩れ、皮脂の分泌が過剰になると言われていてるので、男性だけでなく女性も発症します。

特に皮脂の分泌量が過剰になる事が原因とされていますので、肌に合わないシャンプーを使用したり、間違った洗髪方法も原因の一つと言われています。

 

脂漏性皮膚炎で病院を受診すると処方されるニゾラールの役割

脂漏性皮膚炎の原因がマラセチア菌という真菌の異常繁殖によるものであれば、その菌を除菌すれば、症状は改善するはずです。

この菌を除菌してくれる効果がある抗真菌薬が、『ニゾラール』という医薬品で、病院で医師に診察を受け、処方箋を書いてもらう事で初めて薬局でもらう事のできる薬です。

 

ニゾラールの主成分は『ケトコナゾール』というもので、後発品(ジェネリック医薬品)もあります。

 

ニゾラールには、ローションとクリームが存在し、症状が出ている箇所によって使い分ける事が出来ます。

ローションとクリームの使い分けですが、クリームはどうしても塗った場所がベタつき、ローションはすぐ浸透するのでベタつきにくいという感触です。

また、クリームは患部に傷がありただれている部分などに使い、ローションは皮膚が角化して厚みがあるような部分に使います。

これをもとに頭皮にはどちらが良いのか、と言う事になると、髪の毛の多い頭皮にはベタつくクリームは合わず、ローションの様なベタつきなく浸透力の有るものが良いでしょう。

ちなみに、ニゾラールには抗真菌の効果はあっても、炎症を和らげる効果はありません。

炎症がひどくなり、かゆみも治まらない時は、抗炎症薬のステロイドが使われることもあります。

脂漏性皮膚炎にはニゾラールだけど、その他の症状への効果

ニゾラールの主成分は『ケトコナゾール』という抗真菌薬の一種です。

真菌というのはカビの仲間で、ケトコナゾールはこの真菌に作用して、皮脂の過剰分泌によって異常繁殖してしまった菌を抑えてくれる働きがあります。

この様に、菌が原因として発症する病気には、ニゾラールの効果が期待できると言えます。

脂漏性皮膚炎以外の症状には以下の様なものがあります。

①.水虫

水虫は白癬菌というカビの一種が原因の病気です。

水虫はご存じの通り、感染する病気で、感染する白癬菌の種類によっては、皮膚の症状にさまざま状態が現れます。

白癬菌は真菌の一種なので、抗真菌薬のニゾラールはその効果を期待する事が出来ます。

②.カンジダ症

カンジダは人間であればだれでも普段から持っている菌で、通常は全く害のない菌です。

カンジダは、体の免疫力が低下した際に異常繁殖し、炎症を起こします。

カビの一種なので、カンジダも抗真菌薬のニゾラールに効果の期待が持てます。

③.癜風菌

癜風菌(でんぷうきん)は、人間であればだれでも普段から持っている菌で、通常は全く害のない菌です。

これが何らかの理由で異常繁殖した時に、皮膚にシミの様なものが広がります。

癜風金も真菌の一種なので、抗真菌薬のニゾラールはその効果が期待できると言えます。

ニゾラールを使う時に注意をするべき事とは

ニゾラールは抗真菌薬ですが、開封後や使用する時には、真菌や雑菌が入り込まない様にしなければなりません。

使いかけのものの蓋をしっかり締めていなかったり、長期間保存して再利用する事もおススメできません。

抗真菌薬とは言っても、容器の中に入って増殖しようとする菌を除菌するだけのスピードはありません。

出来る限りニゾラールの容器に真菌や雑菌が入り込まない様に注意して、清潔に保存する様にしましょう。

ニゾラールは市販薬として販売され誰でも購入できるのか?

ニゾラールは医療用の医薬品で、主成分であるケトコナゾールを含んだものは、スーパーやドラッグストアなどで市販薬としては販売されていません。

ニゾラールを手に入れるには、病院を受診し、医師に処方箋を書いてもらう事です、そんなニゾラールと同じ成分のものは市販薬では販売されていませんが、抗真菌薬のイミダゾール系の塗り薬は市販薬として販売されており、その代わりになるかもしれませんので、ご紹介しておきます。

抗真菌薬 市販薬名称
ミコナゾール ダマリンL・ダマリンS
イソコナゾール メンソレータムフレディCCクリーム
オキシコナゾール タムチンキP
クロトリマゾール エンペシドL・ピロエースW
ラノコナゾール ピロエースEX・ピロエースZ
ビホナゾール キョータップLX

 

おわりに

脂漏性皮膚炎が疑わしい時は、病院を受診する事が最も望ましいとは思いますが、やはり事情は人それぞれありますので、今回は市販薬という方法で改善効果は得られないかを調査しました。

残念ながら、病院で処方される医薬品と同様のものは市販されていない事が判明しましたが、同じような抗真菌作用をもつ市販薬がありますので、それらを試してみるというのは有りかと思います。

もし、市販薬でもそれなりの効果しか発揮できず、症状を抑えきれなかったとしても、病院を受診するきっかけになるかもしれませんし、もしかしたら効果抜群かもしれません。

人それぞれ症状が違うので、誰に効果が現れるか分かりません。

ぜひ、何もせず放置するくらいなら市販薬を試してみてはいかがでしょう。