40代の身だしなみ徹底講座

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頭のかさぶたからフケが止まらない、かゆいからと掻いたら治らない

頭皮のかさぶたのかゆみはがまんできない、フケも止まらない原因とは

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頭皮のかさぶた気になりませんか?

髪の毛の生え際の目立つ所に、フケが集合したかさぶたがありませんか?

我慢できないかゆみが出ている時はついつい掻いてしまいます。

掻くとフケがパラパラ落ちてきて、その時のかさぶたはさらにフケの量が増えているように見えてしまいます。

かさぶたの原因はかさぶたの色で変わってきます。原因を知りしっかりかさぶた対策をしましょう。

かさぶたの色でかさぶたの種類を判別しましょう

かさぶたの色は『白・黄・赤』と見た目3色で見分けがつきますが、それぞれ原因や対策に違いがありますので、まずは色でみるかさぶたの原因とご自分の症状を合わせてみましょう。

1.白いかさぶた

白いかさぶたはフケが密集している時に見られます。頭皮が炎症し、その炎症部分の角質がはがれ出した時に白い塊のかさぶたが出来たように見えます。頭皮の炎症は角質がはがれやすくフケが止まらない事が多くあります。

2.黄色いかさぶた

我慢できないかゆみを掻きむしってしまった事により、頭皮に傷をつけてしまいリンパ液が出てきてしまった事によるウミの様なものが黄色く見えています。リンパ液が出る事によって雑菌の増えやすい湿った頭皮になってしまいかゆみがさらに悪化してしまう事が多くあります。

3.赤いかさぶた

気になって触ったり、かいゆからと言って掻いてしまった事による頭皮の傷が自然治癒しようとするときにできるかさぶたが赤く見えています。血が固まってできるかさぶたの為、傷を治すための体の自然な流れです。ただ、治りがけにかゆみが発生するため、掻いてかさぶたをはがしてしまい更に悪化してしまう事があります。

頭皮のかさぶたの原因を知り自分で対策可能な症状か判断

頭皮のかさぶたは掻きむしってできた傷の様な外的要因とは別に、体の健康状態からおきる内的要因が関係していることが多くあります。その原因をいくつかご説明します。

1.脂漏性皮膚炎

髪の毛の生え際に赤いかさぶたや、赤いかさぶたの上に白いフケが多く発生している症状は『脂漏性皮膚炎』の可能性があります。脂漏性皮膚炎は皮脂の過剰分泌が原因とされています。皮脂が何らかの理由で過剰に分泌されると、マラセチア菌といわれる常在菌(誰でも持っている菌)が繁殖します。マラセチア菌は頭皮の皮脂を養分として繁殖するため皮脂の分泌の増減で同じように増減します。マラセチア菌は皮脂を分解する時に『脂肪酸』を発生させるため、繁殖した場合、脂肪酸も大量に頭皮に残ってしまいます。残った脂肪酸が分解されずに酸化してしまう事により頭皮に皮膚炎を起こすことになります。皮膚炎を起こした頭皮は赤いかさぶたとなり、フケが大量にでてしまいます。

2.頭部白癬

白癬は皮膚糸状菌という真菌(カビ)による感染症で簡単に言うと『頭皮の水虫』です。ここでは白癬菌といいますが、白癬菌の栄養素はケラチンですので、ケラチンを多く含む部位に発生します。代表的なのは足白癬ですが、足に感染すると水虫、股間に感染するとインキンタムシなどといわれており、髪の毛に感染する頭部白癬は『しらくも』といわれています。頭部白癬の症状は円形脱毛症の様な髪の抜け方をし、脱毛班内の表面にフケの様な皮膚のはがれが発生します。この頭部白癬は現在はまれであるとは言われていますが、家庭内でのタオル共有やペットの犬猫からも感染します。誰か白癬菌を持っている可能性がある場合は、感染源を断たつ事が必要です。

3.ターンオーバーの乱れ

お肌の角質が古いものから新しいものへ入れ替わることはご存知かと思いますが、頭皮も角質の入れ替わりが行われています。それをターンオーバー(皮膚細胞の生まれ変わり)と言います。そのターンオーバーの周期はおよそ1ヵ月弱と言われ、その周期が守られているうちの生まれ変わった角質はしっかりと生成されていると言われています。ただし、その周期が乱れ速い周期で回ってしまった場合、1ヵ月弱は肌の内側で生成される必要のある弱い肌が外的要因の強い外へ押し出されてしまい簡単にダメージが与えられ炎症を起こしてしまう『敏感肌』となってしまいます。アトピー性皮膚炎の症状をお持ちの方はこのターンオーバーのサイクルが早い為、敏感肌となりかゆみを起こすと言われています。

4.頭皮の傷

頭皮は、かゆみを我慢できずに掻いてしまうとすぐに傷がついてしまうほど弱い皮膚です。顔や体は外的要因へいつもさらされているため自然と強くなっています。それに比べ頭皮は髪の毛に守られている事もあり、顔や体に比べると非常に弱い皮膚といえます。弱い頭皮を掻き、傷ができて血が出てかさぶたになり、かさぶたで傷が治りかけるとかゆいので掻きさらに傷ができる。このような悪循環が起き、頭皮の状態を悪化させてフケやかさぶたがさらに悪化することが多いと言われています。

頭皮のかさぶたを改善する方法がかゆみを軽減する方法

頭皮にかさぶたの様なものが出来た時は、その症状が自然治癒するものなのか、自己頭皮ケアで改善するものなのか、それとも医薬品が必要なのかをはっきりさせることが必要と考えられます。まずは『皮膚科』を受診して専門医にしっかり診断をつけてもらいましょう。それからでもご自分での頭皮ケアを実践されることが早く治す近道です。

1.皮膚科でかさぶたの診断

かゆみを帯びた頭皮は掻くことを我慢する事が非常に難しいと思います。ついつい掻きすぎてしまい頭皮に傷をつけてしまいがちです。皮膚科の専門医に正しい診断をしてもらい、かゆみ止めなどを処方してもらうのが正しい選択です。かゆいだけだからとか、フケが出るくらいだからと放置すると感染症の場合は家族にも影響しかねません。フケの解消、かさぶたの治癒をするためにもかゆみの解消は絶対条件です。

2.かぶりものをしっかり除菌

帽子やヘルメットをかぶる事が多い方は特に除菌スプレーなどを活用ししっかり除菌しましょう。菌が残ったまま使用し続けると菌が繁殖し頭皮が荒れてしまい、ダメージを受けやすくなってしまいます。ダメージの受けやすくなった頭皮は敏感肌となりかゆみを発生させます。かぶりものを除菌する事で菌の繁殖を抑えると同時に頭皮を清潔に保つことができます。また、帽子などは紫外線から頭皮を守る効果もありますので、除菌や洗濯が面倒だからかぶらないという選択ではなく、しっかり除菌して頭皮を守る選択をしてください。

3.シャンプー選びのコツ

敏感肌には刺激の少ないシャンプーを選ばなくてはなりません。スーパーやドラッグストアで多く取り扱っているシャンプーのほとんどは合成界面活性剤入りの洗浄力が強く頭皮には刺激が強すぎるものばかりです。洗浄力の強さ以外では香りも良く、値段も安価で経済的には良いのですが、頭皮には良くありません。市販のシャンプー選びでは成分表示を確認する事で洗浄力が強く、刺激の強いものかどうかを判断できます。成分表示は多く配合されている順で表示されていますので『ラウリル硫酸Na』が入っているものは出来るだけ避けた方が頭皮には優しくなります。石鹸シャンプーも洗浄力が強すぎるのであまり良くありません。また、シリコン入りのシャンプーも頭皮にシリコンが残ることが多いのであまりお勧めはできません。頭皮にシャンプーの成分が残ってしまうと、頭皮への何らかのトラブルを起こしてしまいます。頭皮にできる限り負担をかけないシャンプーはアミノ酸系のもので、添加物の少ないものを選ぶようにしましょう。

4.運動や食事の改善

体にとって軽い運動は必須項目です。まずはウォーキングなどの軽い運動から始めてみると良いでしょう。初めからランニングやスポーツジムなどの激しい運動は継続が非常に困難です。運動自体は準備までが苦痛で、やり始めると頑張れます。ただしウォーキングの様な軽い運動でないと、やり始めても苦痛が続く様な運動は逆にストレスになりかねません。運動は継続が大事なので、無理をしなくても始められストレス解消できる様な事から始めてみましょう。

さらに食事も大切です。脂肪分の多い欧米食やお菓子類などは皮脂の分泌を過剰にしてしまい、頭皮の状態が悪くなってしまいます。頭皮の状態が悪くなるとありとあらゆる頭皮トラブルを起こしかねません。頭皮の健康状態を保つにはビタミン系の食事を心がける事が必要です。ビタミンB2ビタミンB6はお肌を整える作用がありますので、それらを多く含む納豆などの大豆やレバーなどを意識して食事に取り入れると良いです。食事に取り入れる事が難しい場合はサプリメントなどを活用する事も良いです。

頭皮のかさぶたや止まらないフケの対処法まとめ

頭皮のかさぶたはご自分で症状を判断する事が難しいかもしれませんので、まずは皮膚科を受診する事をおススメします。

ただ、これ位で病院は行けないという方は、かさぶたの症状を確認して頂き、自己治癒を目指して改善策を実践してみて下さい。

今回の対策の方法で一番効果が早いと思われるのは『シャンプー選び』です。毎日使用するシャンプーは意外に安価なものを使用されていることが多いので、少し高価なものにはなりますが、アミノ酸系シャンプーに変えてみて効果を確かめてみて下さい。

もちろん、運動や食事への対策も同時に実践する事で大きな効果を得る事が出来ると考えられます。

何事もチャレンジです。治るものは治して悩みを一つでも少なくしましょう!