脂漏性皮膚炎かも!?頭皮がベタベタ、フケがベタベタに注意!
汗をかいたわけでもないのに髪の毛がギトギトしてる?
なんだか頭皮も指で触ると指がベトベトするぞ?
ちょっと頭がかゆいからと掻いてみると爪の中にベトベトのフケが詰まってる!?
こんな症状が頭皮に現れたら、フケ症などと侮らず脂漏性皮膚炎を疑いましょう。
そもそも脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多すぎてしまう事によって発症する可能性が高まります。
ただ単に皮脂が多く分泌されただけで脂漏性皮膚炎になるのではなく、皮脂をエサに生きているカビの一種のマラセチア菌の大量発生によるものです。
マラセチア菌は、健常者にも生息する常在菌です。
このマラセチア菌が皮脂を食べ、分解する時に放出する脂肪酸が悪さをすると言われています。
なので、脂漏性皮膚炎を疑う様な症状が現れたら、マラセチア菌を殺菌する事がまずは先決です。
と同時に、マラセチア菌のエサでもある皮脂の分泌を正常な量にする必要があります。
そんな脂漏性皮膚炎に対応する為に必要な事を知っておきましょう。
脂漏性皮膚炎に対抗するなら脂漏性皮膚炎の事を知ろう
脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌が多い方に発症しやすい皮膚の病気です。
特に、皮脂の分泌量が多い頭皮は脂漏性皮膚炎の発症が多いと言われています。
脂漏性皮膚炎が疑われるくらいの初期であれば、予防の為にセルフケアを色々試してみても良いかもしれませんが、もし、完全に脂漏性皮膚炎の症状が出てしまっている場合は、躊躇なく皮膚科のある病院を受診してください。
総合病院の様な大きな病院である必要はありません。
近くの小さなクリニックでも皮膚科専門であればちゃんとした診断をしてくれるはずです。
大きな病院でも小さなクリニックでも、脂漏性皮膚炎の初期診断はアトピー性皮膚炎や酒さと似た症状なのでなんとも診断が安定しない場合があります。
それでも、皮膚科専門のドクターですので、色々な方向から診断してくれ必ず正確な症状を見極めてくれるはずです。
脂漏性皮膚炎であると診断が確定すると、医療用医薬品が処方してもらえます。
やはり、一般薬品とは違い医療用医薬品の効果はかなり期待できます。
頭皮の脂漏性皮膚炎で主に処方されるのは、ヤンセンファーマ株式会社が販売している「ニゾラールローション」です。
ニゾラールローションは、ケトコナゾールを主成分とし、皮膚真菌症の治療に処方されます。
主な皮膚真菌症
1.白癬
2.皮膚カンジダ症
3.癜風
4.脂漏性皮膚炎
この4種が適応となっていますが、その中でも脂漏性皮膚炎に対する臨床試験においては非常に高い改善率を出しています。
だからこそ皮膚科専門のドクターはニゾラールを処方します。
ニゾラールには、ローションタイプとクリームタイプがありますが、クリームタイプだと頭皮には髪の毛が邪魔してうまく塗布できないので、顔や体の脂漏性皮膚炎にはクリームタイプで、頭皮にはローションタイプが処方されます。
脂漏性皮膚炎は、症状が軽くなっては再発、また軽くなっては再発と慢性化しやすい病気なので、早期に病院を受診し適切な治療法で悪化を防ぐ必要があります。
ニゾラールローションが処方されたら、マラセチア菌の殺菌は医薬品に任せて、次にすべきは皮脂の過剰分泌を防ぐ事です。
それには、生活習慣の改善が最も重要と言われています。
見直すべき生活習慣
1.脂っぽい食事を避ける
2.早く寝て夜更かしをしない
3.ストレスを解消する
4.軽い運動を毎日行う
この番号は改善すべき順位です。
スグに対処できる食事の改善は、一気に変更するのではなく、徐々に減らす様にしないと続かない事が多いです。
夜更かしをしないというのは、寝不足にならないと言う事ですので、仕事や勉強で遅く寝てもしっかり熟睡できれば大丈夫です。
ストレス解消と軽い運動はセットで考えて良いでしょう。
軽いウォーキングやジョギングで汗をかくと、ストレスも程よく解消されると思います。
何でも、急に100%全力でやるのはいけません。
必ず挫折してしまうので、まずは50%から始めて徐々に増やすしていくか、辛いなら減らす位の余裕が必要です。
少しずつでも続ければ効果は期待できますよ。
皮膚科を受診する暇も余裕も無い時はシャンプーの見直し
病院の診察を受ける事をおススメしてますが、やはり事情があって病院が難しい方も多くいると思います。
そこで、脂漏性皮膚炎に処方されるニゾラールが市販薬としてドラッグストアで購入できるか調べてみましたが、さすがに医療用医薬品は市販薬として販売されていません。
そんな時、どうするのが一番いいのか考えましたが、やはりもっとも手軽に殺菌ができ、比較的抵抗なく毎日行っていることを変えてみるのが先決です。
それは毎日のシャンプーです。
頭皮のシャンプーは基本的に毎日しますよね?
ちょっと昔の方は、頭を洗う日と洗わない日があったのですが、現在では洗えない日はあったとしても洗わない日はありません。
家に帰って汚れた髪の毛や頭皮を市販のシャンプーでゴシゴシ洗っているとおもいますが、市販のシャンプーでは脂漏性皮膚炎を悪化させる可能性が高いです。
市販のシャンプーと言えば、香り、サッパリ感、安価といいとこづくしです。
しかし、脂漏性皮膚炎にはサッパリ感がよろしくありません。
サッパリ感とは、汚れた髪の毛や頭皮から汚れも皮脂も何もかもきれいさっぱり洗い流せたと言う事ですね。
頭皮には適度な量の皮脂は必要ですが、サッパリ感がある市販のシャンプーでは必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
皮脂を失った頭皮は、皮脂の持つバリア機能を保つために、無くなった皮脂を補充しようと大量に分泌し始めます。
これが皮脂の大量分泌の始まりです。
この悪循環を止めなければ脂漏性皮膚炎が良くなる日が到来する事は無いでしょう。
この悪循環を止めてくれるのが、持田ヘルスケア コラージュフルフル スカルプシャンプー です。
ポイントは、製薬会社でもある持田製薬のグループ会社が開発した、日本初の抗カビ成分配合のシャンプーです。
抗カビ成分と抗酸化・抗菌成分が、頭皮のカビの増殖を抑制し、フケ・かゆみを抑制します。
さらに、10種類の植物成分配合で、洗いながら頭皮に潤いをチャージするという優れものです。
フケの原因菌の増殖をブロック!頭皮環境も整える薬用シャンプー を是非ともお試しくださいませ!
詳細はコチラ→フケ・かゆみを本気で防ぐなら!持田製薬グループ開発の薬用シャンプー
ニゾラールと同じ様な成分の市販薬は無いの?
ニゾラールと同じ成分のものが良い場合は、海外製であれば手に入れる事ができます。
輸入になりますが、個人で使用できる量であれば問題ないでしょう。海外のネットショップで販売されていますので探してみてください。
海外製でもケトコナゾールが主成分なのは変わりませんので効果は期待できますね。
しかし、ちゃんとパッチテストはした方が良いですよ、海外製の薬をしようして肌荒れしても誰も保障してくれません。
もし、個人輸入が心細い場合は、輸入製品販売で最も安いオオサカ堂さんはおススメです。
ローションタイプ
詳細はコチラ→ファンギノックスソリューション(FunginoxSolution)2%
クリームタイプ
詳細はコチラ→ニゾラルクリーム(NizoralCream)2%
日本メーカーの市販薬
やはり、海外製には抵抗があるという方は、国内メーカーの市販薬でイミダゾール系のお薬を試してみて下さい。
大正製薬さんのダマリンL液はカサカサした患部にはおススメです。
抗真菌成分
消炎成分
かゆみ止め成分
詳細はコチラ→【第2類医薬品】ダマリン L 液(セルフメディケーション税制対象)(20mL)【ダマリン】
シャンプーの見直しと抗真菌成分の入ったお薬を併用しながらのケアをしっかりと続ければ効果は期待できます。
なかなか難しいのですが、続けると言う事がとても大切です。
最後に
ニゾラールという医療用医薬品は市販薬として販売されていません。
しかし、同じ成分を使用した海外製のお薬や、同一系統の日本製のお薬は市販薬として販売されています。
病院にいく事ができない方や、継続して病院に行けない方への救済措置です。
色々試してみて、改善効果が見られたら継続使用するという方法で頑張っていきましょう!