頭のかゆみは脂漏性皮膚炎か!?マラセチア菌を市販薬で退治!
いつの頃からか無意識に頭を掻いている時があります。
たまに、かいた場所に湿疹ができていて知らずにひっかいて痛い思いをしています。
たまに、かきすぎて血が出てきてびっくりします。
さらに、フケが多くなっているのも気が付かず、スーツの肩口にフケが積もる事もしばしば。
なぜか頭のどこを触っても手がベタベタした感じになり手を洗わないと気持ち悪い。
あげくの果てには頭皮が赤く色づいてきて、白い皮の様なものがはがれない程度にびっしり。
そこを触るとなんだかザラザラした手触りでまさに魚のウロコみたい。
ここまで来ると少し心配になり色々調べた結果。
この症状はまさに脂漏性皮膚炎という皮膚の病気と同じ症状でした。
ここからどうするかを考えました。
- 頭がかゆい位で病院に行く?
- フケが多い位で病院に行く?
- 頭皮がベタベタする位で病院に行く?
- 頭皮に赤みがある位で病院に行く?
- 頭皮の赤みに白い物体が現れたら病院に行く?
この決断はなかなか厳しいのが現実です。
しかし、本来ここまの症状が現れたら病院を受診するべきです。
頭皮は皮膚なので、皮膚科の専門ドクターに診察してもらうのが一番です。
皮膚科の専門ドクターは大きな総合病院にも居ますが、大きな総合病院のドクターは脂漏性皮膚炎より重症、または珍しい疾患の方を治療する事を目的としているため、脂漏性皮膚炎ではそんなにしっかり診てくれないかもしれません。
それならどんな症状でも個別にしっかり診てくれる病院の方が良いでしょう。
それは、近くの皮膚科専門クリニックの役割です。
家の近くの皮膚科専門クリニックであれば、かなりしっかり診察してくれると思います。
専門のドクターへはどんな症状から始まり、今現在までの経過を報告するようにしましょう。
これまでの経過を報告する事で、ドクターはそれをふまえて診察しこれからの方向性を決定してくれるでしょう。
その診察で脂漏性皮膚炎と診断結果が出たのであれば、これから続く長い治療方針をしっかりと聞いておきましょう。
それはさておき、病院に行く暇ありますか?
一般的に仕事をされている方は、休暇を取得して診察に行くしか方法は無いかもしれません。
主婦の方も家の事、子供がいれば子供の事、旦那さんの事などやることはたくさんありますし終わりの見えない仕事をしています。
それで病院に行く時間を割くことはできるのでしょうか。
正直、病院に行く時間、病院での待ち時間を作れる方はかなり少ないのではないでしょうか。
だからみなさん自力で何とかしようとします。
しかし、本当に脂漏性皮膚という皮膚の病気であれば自力での治癒は難しいと思います。
脂漏性皮膚炎は慢性化しやすい病気と言われていますし、脂漏性皮膚炎の原因とも言われているマラセチア菌に対抗する術を知りません。
なので今回、脂漏性皮膚炎の原因とも言われるマラセチア菌を退治し、復活しにくくするために何をするべきかという点をご紹介したいと思います。
脂漏性皮膚炎の対抗策と言えば医薬品のニゾラールローション
脂漏性皮膚炎かもと思って病院を受診したことがある方はご存じかもしれませんが、脂漏性皮膚炎と診断されまず最初に処方されるお薬は、ニゾラールという外用薬です。
外用薬というのは体の外側に塗る薬というもので、脂漏性皮膚炎が頭皮に発症しているとローション剤が処方され、顔や体に発症しているとクリーム剤が処方されます。
どちらも効果は一緒なのですが、クリーム剤は肌に塗ると少しベタベタしますので頭皮の様な髪の毛でおおわれている箇所に塗るのは適していません。
なので頭皮の脂漏性皮膚炎にはサラサラした感じになるローション剤が適しています。
ニゾラールローションの成分はケトコナゾールが含有されています。
ニゾラールローションが効果を発揮するのは皮膚真菌症の治療です。
- 白癬(はくせん):足白癬、体部白癬、股部白癬
- 皮膚カンジダ症:指間糜爛症、間擦疹(乳児寄生菌性紅斑を含む)
- 癜風(でんぷう)
- 脂漏性皮膚炎
以上の4つに効果を発揮します。
また、脂漏性皮膚炎に対する臨床試験においてはローション剤61例、クリーム剤63例において以下の臨床効果が示されています。
ローション剤
改善以上症例数/症例数:45/61
改善率:73.8%
クリーム剤
改善以上症例数/症例数:45/63
改善率:71.4%
ローション剤もクリーム剤も脂漏性皮膚炎には非常に効果を発揮する症例が報告されているので、皮膚科専門のドクターはニゾラールを処方します。
この様に、脂漏性皮膚炎の治療にはニゾラールしか無い!と言われるほど効果が期待できるのに、このニゾラールという薬は病院を受診し、医師の診断を受け、医師に処方箋を書いてもらわないと調剤薬局で購入する事ができません。
せっかく効果の期待できる薬があるのに病院に行かないともらえないというのは残念です。
やはり中には病院に行きたくてもいけない事情のある方や、時間的制約のある方等、さまざまな理由を抱えていると思います。
そんな方へ、ニゾラールクリームやニゾラールローションが持つ真菌症に効果が期待できる成分と同じような効果を発揮するお薬を紹介します。
そのお薬は病院を受診して医師の診断を受けずとも購入できる市販薬のご紹介です。
ちなみに、ニゾラールはイミダゾール系抗真菌薬と呼ばれています。
ニゾラールの主成分でもあるケトコナゾールは市販薬としてドラッグストア等で販売されていませんが、イミダゾール系抗真菌薬は市販薬として複数の種類がドラッグストアで販売されています。
色々なイミダゾール系抗真菌薬から好きなものをチョイスしてみましょう!
抗真菌薬 | 市販薬名称 |
---|---|
ミコナゾール | 【第2類医薬品】ダマリンL液 20ml 大正製薬 |
ミコナゾール | 【第2類医薬品】ダマリンS液 15ml 大正製薬 |
イソコナゾール | 【第1類医薬品】メンソレータム フレディCC クリーム 10g |
オキシコナゾール | 【第2類医薬品】タムチンキパウダーインジェル 15g |
クロトリマゾール | 【第1類医薬品】エンペシドL 6錠 |
クロトリマゾール | 【第2類医薬品】ピロエースW液 25mL |
ラノコナゾール | 【第2類医薬品】ピロエースEXクリーム 15g |
ビホナゾール | 【第2類医薬品】キョータップLXクリーム 30g |
頭皮の脂漏性皮膚炎にはミコナゾール系のダマリンS液15mLが使いやすいです。
その他の液状の医薬品も有りますので症状に合ったものを探してみても良いかもしれませんね。
また、どうしてもニゾラールを手に入れたい方には個人輸入という手もあります。
ただ、自分で輸入しようとすると少々面倒かもしれませんので、輸入品を取り扱う業者にお任せしてはいかがでしょう。
色々調べた結果、オオサカ堂さんがお手頃価格で手に入りそうです。
商品イメージ | 商品名 | 個数 | 価格 |
---|---|---|---|
ニゾラルクリーム(NizoralCream)2%【30g】 | 1本 | 1,796円 | |
2本 | 3,026円 | ||
ファンギノックスソリューション(FunginoxSolution)2%【25mL】 | 1本 | 2,046円 | |
2+1本 | 4,093円 | ||
ニゾラール/ニゾラルシャンプー(NizoralShampoo)2%【100mL】 | 1本 | 1,219円 | |
2本 | 2,362円 | ||
4本 | 4,561円 |
海外製の良い所はとにかく量が多い所です。
日本では病院を受診しないと購入できない医薬品が手に入るのはうれしいですね。
海外製の悪い所は何の保証もない所です。
日本製の薬による被害は国が保証してくれますが、海外製はすべて自己責任になります。
自己責任ってなんか怖いですよね、なので、輸入品をお肌に使用する時はパッチテストは必ずしてください。
頭皮の健康やフケやかゆみにはシャンプーを変えてみる
脂漏性皮膚炎に処方薬や市販薬で対抗してみるのは良い事ですが、それと同時かそれより先にやってみた方が良いのがシャンプーの変更です。
脂漏性皮膚炎の原因のひとつにマラセチア菌が大きく影響しているのですが、マラセチア菌の繁殖には頭皮の皮脂が大きく関係しています。
頭皮の皮脂をエサにして生きるマラセチア菌の繁殖を抑えるには、まずは皮脂の過剰分泌を抑える事です。
それには、皮脂の洗い流し過ぎが影響しており、洗い流し過ぎには毎日のシャンプーが影響しているのです。
ドラッグストアで安価に販売されているシャンプーは香りも良く洗浄力も強いと言う大きな特徴がありますが、さらに安いとくれば買わない手はありませんね。
しかし、そういった市販の安価なシャンプーはさっぱり感を出すために洗浄力が非常に強くなっています。
この洗浄力が頭皮の残すべき皮脂まで洗い流してしまい、皮脂を失った頭皮が皮脂を過剰に分泌して頭皮を守ろうとするが、それと同じくしてマラセチア菌も繁殖してしまいます。
こんな時にまず最初にチョイスしてほしいシャンプーの順位は以下の通りです。
持田製薬グループの商品で特に男性に人気のありますサッパリ感があるのに頭皮に優しいのはコレだけです!
頭皮の辛いカユミとフケにおすすめのシャンプー【KADASON】
皮膚科専門医が監修した脂漏性皮膚炎に特化したシャンプーはコレだけです!
美容液を含み女性に人気の商品です。少々お高い感じはしますが女性にとって髪の毛は命です!
最後に
脂漏性皮膚炎かもと思ったらスグ病院を合言葉にする必要があります。
慢性化しやすい脂漏性皮膚炎を放置するのは、悪化する一方なので何かしらの手当はしてください。
おススメはシャンプーを変えてみる事です。
医薬品の次に効果が見える可能性が高いですので、効果が見えれば続けて行く活力になりますね。
それでも効果が弱いなら、市販薬や輸入薬を試してみてもイイかもですね。
必ず何かしら手を打ちましょう。