40代の脂漏性皮膚炎は大きい塊の様なフケと抜け毛が激しい?
脂漏性皮膚炎は、近くの皮膚科専門クリニックを受診して、専門医にしっかり診察と処方をしてもらう事が大切です。
処方薬は、ステロイドと抗真菌剤が主に処方されます。
ステロイドによって炎暑を抑え、抗真菌剤にてマラセチア菌を殺菌する事が大切になります。
さらに、マラセチア菌の繁殖を防ぐ為に、皮脂を抑える事が有効な治療法と言われています。
これは、病院で処方されるお薬で、一時的に症状をおさえつつ、脂漏性皮膚炎を改善していく方法です。
しかし、これだけでは十分とは言えません。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌によるマラセチア菌の繁殖が主な原因です。
なので、日常生活の改善によって、皮脂の過剰分泌を抑える事が悪化を防ぐ為には重要な事と言えます。
日常生活では、ビタミンB群を含む食品を積極的に摂取し、かつ食物繊維も同時に摂取できる食品を選ぶ必要があります。
さらに、皮脂を防ぐ為には、脂分を多く含む食品をできるだけ避けなければなりません。
頭皮の改善は、家でできる事をしっかり実行する事がとても大切です。
脂漏性皮膚炎で大きくベタベタするフケより気になる抜け毛の多さ
脂漏性皮膚炎の原因は、毛穴に生息しているマラセチア菌と言われる常在菌です。
マラセチア菌は、皮脂をエサに繁殖し、皮脂の中に含まれている中性脂肪を分解します。
皮脂が何かしらの原因で過剰分泌すると、マラセチア菌が同様に異常繁殖します。
異常繁殖しながら中性脂肪を分解するので、大量の中性脂肪が肌へ刺激を与え、炎症を起こしてしまいます。
脂漏性皮膚炎の症状は、皮脂の分泌が多くなり、髪の毛がベタベタし、髪の毛の生え際などに大きなフケや、赤みが出始めます。
悪化すると赤く炎症を起こした皮膚が、かさぶたになり症状の悪化を防ごうとします。
この様な症状が見え始めたら、すぐにでも病院を受診しないと、炎症がひどくなり、頭皮の環境が悪化してしまいます。
頭皮環境の悪化により、髪の毛が細くなってしまい、毛根もダメージを受け髪の毛が抜け落ちてしまいます。
脂漏性皮膚炎の脱毛症はどんな特徴があるのでしょう
髪の毛が明らかにギトギトに見え、頭皮も皮脂でベタベタしています。
皮脂が、毛穴の隅々までびっしりと詰まっているのが分かります。
また、皮脂を必死に落とそうとして、シャンプーなどで洗い流しても、すぐ新しい皮脂が分泌されベタベタは続きます。
さらに、頭皮は炎症を起こしている為、赤くなり、毛穴の奥まで炎症は続くので、脱毛が進んでしまいます。
炎症が悪化するとかゆみを起こすこともあります。
脂漏性皮膚炎の脱毛症の原因ってなんでしょう
脂漏性皮膚炎による脱毛症は、毛穴の奥まで炎症が悪化する事で抜け毛を引き起こすことが原因です。
この炎症を引き起こしているのが、毛穴に詰まった皮脂をエサとし繁殖しているマラセチア菌です。
マラセチア菌は、誰でも持っている頭皮の常在菌です。
この常在菌が頭皮には適量必要ですが、皮脂の異常分泌によるマラセチア菌の異常繁殖が、抜け毛の原因となる炎症を引き起こしています。
脂漏性皮膚炎の症状は、皮脂の分泌が多い男性に多いと言われています。
皮脂の分泌は、男性ホルモンによって盛んに行われていますが、女性も男性ホルモンが増える事があります。
女性に男性ホルモンが増えるとされているのは、ストレスや食生活、体内時計の乱れが原因となり、体内のホルモンバランスの乱れが原因とされています。
また、精神的に不安定になる時期、情緒不安定な時期が長く続く、青年期に脂漏性皮膚炎による脱毛症を発生する事も多くあります。
ただし、脂漏性皮膚炎を発症したら必ず脱毛症になるわけではありません。
脂漏性皮膚炎の症状が少しでも見えたらすぐに医療機関を受診
脂漏性皮膚炎による脱毛症を治療するためには、脂漏性皮膚炎を抑える必要があります。
しかし、ギトギトした髪の毛や、ベタベタした頭皮が気になり、洗浄力の強いシャンプーで頭を洗う方多く見られます。
また、同時に抜け毛も増えると、育毛剤等を使う方も多くいます。
この様な刺激の強いシャンプーや育毛剤は、頭皮が刺激を受け症状が悪化していしまいます。
大きな塊の様なフケ、赤みのある頭皮、頭皮のかさぶた、部分的な抜け毛などが見られた時は、すぐに医療機関を受診しましょう。
脂漏性皮膚炎による脱毛症の治療方法
脂漏性皮膚炎の治療は、ステロイド剤により炎症を抑え、マラセチア菌を殺菌するための抗真菌薬が処方されることが多いです。
ステロイド剤や抗真菌薬は、頭皮に直接塗布する軟膏(外用薬)が処方されることが多いのですが、炎症を内側から鎮める内服薬も処方される場合もあります。
内服薬は、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤が多く、どちらも炎症によりガマンが出来ないほどのかゆみがある時に、処方されることがあります。
また、マラセチア菌の異常繁殖の原因となる、皮脂の分泌を抑える働きがある、ビタミンBを含んだビタミン剤も処方されることがあります。
この様に、頭皮の外側と内側の両方から、薬によって頭皮の改善を図っていきます。
脂漏性皮膚炎が完治するまでの期間は
頭皮の脂漏性皮膚炎の治療には、約4週間から6週間と言われていますが、この期間は人それぞれ持っている治癒力が違いますので、この期間内で必ず治るとは言えません。
ただ、基本的には、この期間で完治できると言われているので、治療期間は医師の治療方針をしっかり確認し、医師の指示にしっかりと従う事が大切です。
頭皮の環境が正常に戻る事によって、毛根の炎症が治まり、頭皮や髪の毛に栄養が運ばれるようになれば、健康な太い髪の毛が生えやすくなります。
しかし、脂漏性皮膚炎は、治ったと思ったらぶり返すといった慢性化しやすい病気ですので、時間をかけてじっくり治すことが必要です。
少し症状が軽くなったからと言って、シャンプーや育毛剤をすぐに使用するのは避け、必ず医師に相談してから使用しましょう。
また、日常生活の乱れは、頭皮環境の乱れにすぐにつながりますので、完治しても食生活や生活習慣には十分注意しましょう。
脂漏性皮膚炎の完治には自分でできるケアも大切
脂漏性皮膚炎の治療は、病院を受診する事がまずは1番です。
それに加えて、自宅でしなければいけない事があります。まずは、頭皮の刺激を軽減するために、毎日使うシャンプーを見直してみましょう。
ドラッグストアやスーパーで市販されている安価なシャンプーは、香りが良く、洗ったスッキリ感がとてもいいのですが、頭皮には刺激が強すぎます。
洗浄力の高い刺激の強いシャンプーを使用せず、洗浄力がマイルドな『アミノ酸系シャンプー』が肌に優しく、頭皮への負担を軽減してくれます。
また、抗真菌薬の成分が含まれている『脂漏性皮膚炎』に特化したシャンプーも有るので、こちらもおススメです。
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病院でもシャンプーには注意をされるように、毎日使うものには気を使いたいものです。
自分でできるケアの一つとして、シャンプーの見直しは必須です。
体の内側から改善するには生活習慣の見直しが必要
頭皮環境を整えるためには、生活習慣の乱れを改善する必要があります。
頭皮環境の悪化の原因には、ストレスや睡眠不足などが大きく関係しています。
ストレス社会と言われる現代は、ストレスを受けないと言う事は難しいですので、ストレスを少しでも解消する事を心がけましょう。
ストレス発散には、適度な運動や、趣味への没頭など、一人の時間を楽しむことが大切です。
また、運動する事により、適度な疲労感は、深い睡眠の助けとなり、質の良い睡眠を取ることができるようになります。
質の良い睡眠は、お肌の生まれ変わりであるターンオーバーを活発にし、頭皮環境の改善を助ける事が出来ます。
また、頭皮の刺激となる食生活を改善する事にも心がけましょう。
脂分の多い欧米食を控え、栄養のバランスが整った和食に変えてみてはいかがでしょう。
肌や髪の健康を保つには、食物繊維を多く含む野菜や海藻類や、抗炎症作用のあるビタミンB群を多く含む、豚や牛、納豆などの豆類を積極的に摂るようにしましょう。
食生活を急に変えるのは、なかなか難しいとは思いますが、まずは1品からでも始める事が大切です。
まとめ
脂漏性皮膚炎による脱毛症は、必ずかかるものではありません。
もし、脂漏性皮膚炎の症状が見られるようなら、すぐに病院に行き、医師の診断を受け、適切な治療をする事が大切です。
脂漏性皮膚炎の原因は、皮脂の過剰分泌によるマラセチア菌の異常繁殖が原因ですが、処方薬だけで抑えるのではなく、日常生活の中で改善する事も多くあります。
まずは、病院、次に生活改善です。
医師の指示に従いながら、ストレスの解消、質の良い睡眠、食事の改善をしながら再発、悪化を防ぎましょう。