フケが原因で白髪が増えるならフケの対策で白髪は減らせるのか
フケが多いから白髪が多い?フケは白髪の直接的な原因ではない
フケが止まらないと毎日悩んでいる方は、白髪も多いなと感じていますか?
どちらかというとフケばかりを気にして、白髪は仕方ないとあきらめていませんか?
フケはいつになっても周りの目が気になりますが、白髪は年齢を重ねる事によって周りの目はだんだん気にならなくなります。
それは、みなさん年齢を重ねると白髪の割合がかなり上がりますので、白髪がある事はある程度普通の事となります。
しかし、みなさん年齢を重ねても重ねなくても、フケが大量に出て止まらない事は普通ではありませんので、どうしてもフケを止めようとします。
フケが多いとしっかり毎日頭を洗っていても、しばしば不潔にみられることが多くあります。
男性も女性も不潔にみられるのは心外です。なので、みなさんはフケを止めようと色々な努力をします。
その行為が直接的ではありませんが、白髪の増加を防ぐ効果があるのはご存知ですか?
ここでは、フケも止めて白髪も増やさないメカニズムと頭皮ケアを説明します。
- フケが多いから白髪が多い?フケは白髪の直接的な原因ではない
- 白髪の原因はメラニン色素の不足、フケの原因は頭皮環境の悪化
- 頭皮環境を整えてフケを抑え白髪の増加も抑える方法
- フケ対策で白髪は減らすことはできるのかのまとめ
白髪の原因はメラニン色素の不足、フケの原因は頭皮環境の悪化
髪の毛はもともと白色でそれがメラニン色素によって色が付けれていると言われています。メラニン色素は毛根部分にある毛母細胞の中にあるメラノサイトという細胞から生成されます。白髪の原因はメラニン色素を生成する為に必要なチロシナーゼの不足や、加齢によるメラノサイトの機能低下が考えられます。
白髪の原因は加齢と考えがちですが、若くてもメラニン色素を生成できなくなるという事が考えられます。メラニン色素を生成できなるなる原因は加齢の他に、病気によるもの、ストレス、栄養不足も深くかかわっていると言われており、その他にもまだ解明できていない事が白髪の原因にはあります。
フケは乾燥フケと脂性フケに大別されますがフケとはいったい何なのか、それは頭皮の新陳代謝で押し出された古い皮膚がはがれ落ちたものです。古い角質というと不潔な感じに聞こえますが、誰でも出るのもので普通は気になりません。フケとして認識できるほどの大きさではなく目に見えないほどの細かいものになりますので、通常はそれが落ちている事にだれも気づきません。その細かい古い皮膚が塊となって大きくなった時に初めてフケとして認識されます。
フケの原因は、乾燥や炎症、紫外線によるダメージなどによる頭皮の乱れがフケの原因と増加につながっています。年齢には関係なく若い方からお年寄りまで、性別にも左右されません。自然に治癒するものからケアしないと全くおさまらないものもありますので、フケの症状から色々な頭皮ケアの方法を試してみる必要があります。
頭皮環境を整えてフケを抑え白髪の増加も抑える方法
頭皮環境を整える事はフケを抑えるのと同時に白髪の増加も防ぎ、さらには薄毛や抜け毛の改善にも効果があります。
頭皮は意外と忘れがちですが、顔のお肌と同じく頭のお肌なので、顔のお肌と同じようにケアする必要があります。
顔のお肌に比べると頭のお肌は非常にデリケートな皮膚ですが、髪の毛が生えているせいでケアのしにくい場所になります。
汗や皮脂の脂、汚れなどもしっかり落とすことは非常に重要ですが、体の中から改善する事も非常に重要なケアです。
体の中からのケアと外からの頭皮へのケア方法をいくつかご紹介します。
生活習慣の中でも食生活と睡眠不足は改善必須
生活習慣とは朝起きて夜寝るまでの一般的な時間割の話になりますが、まずは一般的な生活サイクルを継続する事が大切です。夜起きて朝まで仕事する方もいらっしゃいますが、体内時計を正確に保つことが大切です。
食生活ですが、欧米食と言われる脂肪分の多い食事は頭皮の状態が悪くなりがちです。全く食べてはいけないと言う事ではなく過度な取り過ぎは問題ありと言う事です。日本食だから大丈夫という方も、お菓子などの糖分の多い食事も頭皮への悪い影響は否めません。食生活の改善は頭皮への栄養となるものを摂るように心掛けて下さい。
頭皮改善への促進となる栄養素は『ビタミンB2』と『ビタミンB6』です。この栄養素を摂れる食事を心がけてみましょう。ビタミンB2とB6を多く含む食材は大豆やレバーと言われていますが、レバーを1食入れるのはなかなか現実的には難しいので、大豆から製品となる納豆や豆腐なんかを朝食や夕食の1品として入れる事から始めてみましょう。
尚、食生活の改善での効果はすぐに表れるものではありませんので、長い期間の継続が必要になります。無理せずできる事を実践していき、しっかり継続していきましょう。
睡眠不足ですが、これは頭皮だけでなく顔のお肌にも悪影響を及ぼします。睡眠不足の原因は夜更かしかと思いますが、夜更かしをすると睡眠時間に活発になると言われている新陳代謝が乱れます。さらには血行が悪くなり、お肌の入れ替わりであるターンオーバーに必要な栄養が届かなくなり、頭皮環境は悪くなるばかりです。このため睡眠不足の解消は体全体の調整をすることもできるうえに、顔や頭のお肌も正常に保ってくれます。
睡眠は出来る限り新陳代謝の活発になると言われている22時から2時の間が良いと言われています。あまりこだわるといけませんので目安程度にして、しっかりと睡眠時間を設定する事が大切です。最低6時間、最高8時間を目安に睡眠時間の設定から始めてみましょう。
毎日使うシャンプー剤の選択とシャンプー方法を改善
シャンプー剤による頭皮の乾燥が原因となるフケは大いに考えられます。シャンプー剤に洗浄力の強いものを利用しているのであれば変えてみる事で、早い段階でフケが収まることが多いです。現在利用しているシャンプーの成分表の中に『ラウリル硫酸ナトリウム』か『ラウレス硫酸ナトリウム』の記載があれば、洗浄力が非常に強い高級アルコール系界面活性剤入りのシャンプーである事は確かです。この手のシャンプーは泡立ちや香りも良く洗い上がりはスッキリした感じが得られるので人気があります。頭皮に何のトラブルも無い方は問題ないのですが、少しでもフケが増えたとかかゆみが出てきた、髪の毛がギトギトしだしたなどが気になっている方はすぐにシャンプー剤の変更をおススメします。
シャンプー剤を何に変えたらいいのかは色々試してみるのが良いのですが、目安として『アミノ酸系シャンプー』を試してみると失敗は無いです。アミノ酸といえば体の成分と同じなのでまず害はありません。高級アルコール系界面活性剤入りのシャンプーに比べ泡立ちや洗い上がりのスッキリ感は劣りますが、シャンプーが原因のフケや白髪であれば効果はしっかり洗われるはずです。
シャンプーの方法を見直してみて下さい。
1.髪の毛を濡らす前にブラッシングで大まかな汚れを落とす
2.ぬるま湯で予洗いして髪の毛のほとんどの汚れを落とす
3.シャンプーを手の上で泡立てて直接頭皮に乗せない
4.シャンプーの泡で頭皮をマッサージしながら洗う
5.時間をかけてしっかりすすぐ
6.タオルで余分な水分を吸収しドライヤーで乾かす
これがシャンプーの正しい手順と方法です。文字にすると面倒に見えますが、実際にやってみると簡単です。
フケ対策で白髪は減らすことはできるのかのまとめ
フケそのものが白髪の原因ではありません。フケの原因が白髪の原因に深くかかわっている事は確かなようですね。
白髪自体は加齢とともに増加していくので完全に止める事は出来ません。ただ、出来る限り増えない様にすることはできます。
それは頭皮環境を整える事が最も大切です。頭皮環境を整えるとフケへの対策も同時にすることになります。
さらには薄毛に効果はありますが、実はイヤな臭いも抑える事ができるのです。
頭皮環境を整えるためには、体内からは生活習慣の改善、体外からはシャンプー等の改善が必要になりますので、まずは自分でできる頭皮ケアを実践してみて下さい。
悩みは一つ一つ解決していきましょう。