かゆい頭皮をシャンプーでゴシゴシするとピリピリしみる痛みが
しみる様な頭皮の痛みはシャンプーが原因なのか
なぜか朝起きたら頭がピリピリ痛みませんか?
頭痛の様なズキズキやガンガンといった頭の奥の痛みではなく、チクチクやヒリヒリといった頭の表面の痛みはありませんか?
刺激が強い白髪染めやカラーリング剤などでヒリヒリするのは、健康な頭皮の方でも少しヒリヒリした痛みを感じます。
しかし、シャンプーなどで頭皮がピリピリ痛むようなら頭皮の炎症が起こっているかもしれません。
シャンプーなどではなく何もしていないのにピリピリ痛い、なぜか頭頂部か後頭部だけが痛いことがあるなら頭部神経痛かもしれません。
痛みは一日一回なら我慢も出来るかもしれませんが、その痛み一日何回も襲ってきます。
そんな痛みの原因と対策を調べてみましたのでご紹介します。
ピリピリ痛む頭皮は乾燥と頭皮神経痛が主な原因
頭皮もお肌です。人それぞれの肌質があります。
肌質といえば乾燥肌、敏感肌、脂性肌などさまざまありますが、頭皮は乾燥肌と脂性肌に分けられます。
乾燥肌といえばカサカサの肌がかゆくなり、掻くとすぐに傷がついてしまう様なデリケートな肌質です。
それは頭皮も同じです。頭皮の場合は髪の毛が生えているため、乾燥しているかどうかは外見から判断しにくく、乾燥によるかゆみが出て掻いたとしても傷がついている事にも気づきにくくなってしまいます。
傷がついてしまった頭皮は炎症をおこし、ヒリヒリ痛む事があります。また、炎症を起こしている事も髪の毛の量によっては気付きにくいので、炎症を掻きむしってしまい、さらに炎症を悪化させかさぶたのようなフケの塊や汁の様なリンパ液が出てしまう事が多くあります。
顔や体の乾燥肌が見られるのであれば頭皮も同じく乾燥しやすい肌質である事が考えられます。
炎症によるピリピリした痛みは頭皮の乾燥に十分注意する必要があります。
脂性肌といえばベタベタやギトギトした脂っぽい肌で、触ると手がベタベタしてしまう肌質です。
頭皮の場合は髪の毛に大きな塊の様なフケが絡まっていることが多く、不潔な感じにみられる傾向があります。
脂性肌は皮脂の分泌量が多すぎて脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルを起こしている可能性が高いです。皮脂の過剰分泌が起こると頭皮に脂肪酸がたまり酸化する過程で頭皮に炎症を起こしてしまいます。
脂性肌の頭皮が炎症を起こすと、炎症部分は水分を多く含んだジュクジュクした感じのものが多く見られ、その部分は我慢できないかゆみや、ピリピリした痛みを感じる事があります。
乾燥肌や脂性肌だけが頭皮の痛みを発するのではありません。頭皮神経痛という頭の神経痛も考えられます。
頭皮神経痛は頭痛の様な頭全体が傷むのではなく、頭頂部や後頭部にピリピリした痛みを感じます。
何もしていなくてもピリッと刺激のある痛みを感じたり、クシで髪の毛をブラッシングした時に頭皮にクシが当たるだけで痛みを感じます。そんな頭皮神経痛は体の疲れや疲労などさまざまな要因が考えられます。
ピリピリ頭皮を何とかしたい頭皮を正常に保つ方法と対策
頭皮のピリピリする痛みの原因は『乾燥』と『神経痛』があります。乾燥に乾燥させない事と保湿が大事ですし、神経痛には生活習慣の改善が必要です。
それぞれの改善方法と対策を詳しくご説明します。
1.乾燥肌には乾燥させない事と保湿
乾燥は季節的なものもあります。特に冬場といわれていますが時期的には10月から5月位までは湿度が低い期間とされていますので、その期間の間は頭皮への保湿対策をしっかりする必要があります。
頭皮を保湿する方法は、正常な皮脂の分泌を保つことが大切になります。皮脂の分泌が正常に保てないと外からの保湿対策は意味をなしません。皮脂は過剰に分泌しても少なすぎてもいけませんので、正常な皮脂を保つ方法を考える必要があります。
頭皮の皮脂量に非常に関係が深いのはシャンプーです。シャンプー剤もそうなのですが、まずシャンプーの回数を見直す必要があります。
かゆみや痛みがあるときはシャンプーの回数を減らすことを考えて下さい。朝と夜の2回シャンプーをしているのであれば朝はやめましょう。朝は時間が無い方が多く、シャンプーやコンディショナーなどのすすぎ残しが頭皮トラブルを起こします。さらに乾燥も手を抜いてしまう事がありますので、湿った状態のままでは菌の増殖を促してしまいます。シャンプーのし過ぎは頭皮に必要な皮脂を洗い流してしまい乾燥してしまいます。皮脂は頭皮に薄い膜を張り、保湿する役割を担っているので必要な量を頭皮に残してあげる必要があります。冬場など汗をかかない季節では2日に1回のシャンプーに減らしてみても良いでしょう。
シャンプー剤は頭皮に直接かかわってきますので、しっかり自分に合うものを探す必要があります。
目安となるものは硫酸系のシャンプーやアルコール系のシャンプー剤は洗浄力が高いので皮脂を洗い流し過ぎてしまいます。できるだけ刺激や洗浄力の弱いアミノ酸系シャンプーや薬用シャンプーを使う事をおススメします。ただ、洗浄力が弱いので洗った感じがしなかったり、高価で経済的に無理がある場合があります。
シャンプーをするときの注意点は、シャンプーは泡立ててから頭をあらう、爪を立てない、よくすすぐ、ゴシゴシふかない、ドライヤーで8割乾かし自然乾燥はしない事が大切です。
2.頭皮神経痛の改善は生活習慣の見直し
頭皮神経痛は後頭部の神経が深くかかわっています。後頭部の筋肉が硬直して後頭部神経を圧迫したり、血流が悪くなって栄養素が行き渡らなくなり新陳代謝の乱れをお越し神経痛を起こしてしまいます。その原因は『疲労』や『ストレス』などが大きな原因とされ、その解消が神経痛の解消につながるとされています。
肩こりや目の疲れも疲労からくる症状で、これも後頭部の神経痛の引き金となります。このため疲労そのものの解消をすることで、頭部神経痛から肩こりや目の疲れも同じように解消されることになります。
疲労回復には睡眠とリラックスです。
頭皮の新陳代謝の時間を考え、できるだけ22時から2時の間を睡眠時間として頂くことが重要です。
リラックスは好きな時間を過ごすことです。体を動かしたり、静かに本を読んだり、テレビを見たりと自分の時間を持つことが大切です。
問題はストレスですが、ストレスはかからない事が出来ればそれに越したことはありませんが、このご時世ストレスの無い生活を送れる方はいるのでしょうか?若年層から高齢者まで働かないと生きていけません。働くと言う事は人付き合いが必要です。人付き合いをするうえでストレスが無いという方はたぶんいないと思います。夫婦でさえも他人同士なのでお互い気を使って生活しています。外でも内でもストレスを感じるなら解消できないのでは?と思うかも知れませんが、その通りです。
ストレスは自らが解消しようとしないとたまる一方です。それはいつか爆発します。その前にストレス解消の方法を探してみましょう。これは私見ですが、一番効果があるのは1人や気の合う友人と軽い運動をすることかと思いますが、とりあえず1人か気の合う同性の友人で好きな事をする!ですね。それ以外は気を使うのでストレス解消にはならないかもしれません。
ピリピリ頭皮とかゆみの改善方法のまとめ
頭皮のトラブル、かゆみとピリピリする痛みは乾燥肌と神経痛でした。
どちらも原因はまったく関連性の無いもので、対策や改善方法もちがいます。
ただ、痛みという点では同じなので、解消したいという思いは同じですよね。
痛みとかゆみ、どちらが我慢できますか?こっちと選べる方は大勢いると思いますが、どちらも我慢したくはありませんよね。
シャンプー剤を変えたり、シャンプーの方法や回数を変えたら乾燥が改善するならやってみましょう。
睡眠とリラックスやストレス解消で神経痛が改善するならやってみる価値ありです。
治るものは治して一つでも悩みを解消する事で、いつか悩みは無くなるかも!?